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岡山市長メールマガジン「桃太郎のまち岡山の挑戦」(94)11月30日号

[2017年11月30日]

ID:12865

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備前岡山藩と古代吉備の歴史に命が吹き込まれる

こんにちは、岡山市長の大森です。

今回皆様に、岡山県在住で小説家・児童文学作家として有名な、あさのあつこ先生が執筆された短編集『岡山藩物語・吉備の風に吹かれて』をご紹介したいと思います。

この短編集は、史実に基づきながらもドラマティックで魅力的な内容となるよう、あさの先生に執筆をお願いしたもので、つい3日前に発行されたばかりの新作です。

テーマは、地域の歴史・文化資源をいかして「備前池田家と郡代津田永忠の国づくり」「古代吉備の国の繁栄」とし、あさの先生には、それぞれ3本ずつ計6本の短編を執筆していただきました。

内容は、池田光政・綱政親子の藩主としての葛藤や、沖新田干拓の完成のために人柱として身を捧げた一人の女性の物語、桃太郎伝説の鬼のモデルとされる温羅とその妻阿曾媛との悲しい恋物語など、読者を飽きさせない多彩な構成となっており、登場する人物はどれも魅力的で、心情の動きまでいきいきとみずみずしく描かれています。

私は、この短編集を読んで、今まで単に歴史的事象として捉えていたものが、あさの先生の手によって、人の息づかいやその場の風景まで見えるような物語に生まれ変わった、いわば命が吹き込まれたと感じ、からだ中がゾクゾクするような感動を覚えました。

また、担当職員の一人は、読んだときに自然に涙が出たそうです。

そして、この短編集の完成を記念して行われたあさの先生との対談で、先生が「私は、岡山生まれの岡山育ちだが、今まであまり地元の歴史に魅力を感じていなかった。しかし、この仕事を通じて知れば知るほど、その魅力に引き込まれていった。自分が生きている土地がどういう所か、岡山を新たな目で見直すことができた。またぜひ岡山を題材に書いてみたい。」とおっしゃったのが非常に印象的で、まずは、私たち自身が、地域の歴史・文化が輝いていた時代を知り、誇りを持つことが大切なことだと感じた次第です。

この短編集は、インターネットで公開(※)しているほか、近隣自治体の図書館や学校、全国の都道府県立図書館に配布するなど、より多くの方々にご覧いただき、物語ゆかりの地を訪れていただきたいと考えています。

皆さんもぜひ、この短編集を読んで、岡山の魅力を再発見してみてください。

※岡山県協働事業電子書籍ポータルサイト「okayama ebooks」
アドレス https://www.okayama-ebooks.jp/?post_type=bookinfo&p=15863

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