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岡山市長メールマガジン「桃太郎のまち岡山の挑戦」(84)5月29日号

[2017年6月8日]

ID:12805

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民間アイデアをいかしたまちづくり

こんにちは、岡山市長の大森です。

先日、岡山市北区天神町の市有地「旧後楽館中・高(天神校舎)跡地」(約4,900平方メートル)の売却・活用に関する優先交渉権者を、山陽放送株式会社とすることを発表しました。

この土地は、市立オリエント美術館と県立美術館に隣接し、「文化芸術ゾーン」に位置付けられる、非常にポテンシャルの高い土地で、中心市街地に残る数少ない市有地です。

このことから、審査に当たっては、売却価格だけでなく、以下の観点から見た具体的な内容も重視することとし、庁内の審査委員会での採点と外部有識者からの意見をそれぞれ集約し、照らし合わせたところ、共に、山陽放送の提案事業を最も評価する結果となりました。

審査の観点

  1. 中心市街地の活性化や賑わい創出
  2. 文化の創造や発信といった文化・芸術ゾーンとしての魅力の向上
  3. 周辺との景観の調和

山陽放送の提案事業は、「岡山市の魅力づくりに対応する放送局」をコンセプトとし、放送局本来の情報発信・放送文化という目的にとどまらず、地域に開かれた放送局を目指すというもので、能・狂言や音楽イベントが楽しめる約200人収容のホールをはじめ、カフェ・レストランや広場などを整備する計画となっています。

具体的には、能楽公演や表町商店街と連携した地域行事の盛り上げ、郷土の偉人の顕彰、展覧会の開催などによる「賑わい創出」、オリエント美術館や県立美術館とのイベント共催などによる「文化の創造・発信」、両隣の美術館と高さを合わせ、落ち着いた街並みを形成する「景観の調和」など、多方面への配慮が行き届いた計画となっており、総合的に見て高い評価につながったものと考えています。

一方で、僅差の次点となった公益財団法人石川文化振興財団を代表とするグループの提案事業は、岡山芸術交流などで培った実績をいかし、郷土に貢献し世界に花開く現代美術館を中心に、アート・交流の広場、集客施設、宿泊施設、地域集会所機能などを組み合わせるという、非常に意欲的な内容で、浅野産業株式会社の提案事業は、既存建物を改修・リノベーションして本社事務所を整備するとともに、交流施設や展示室、観光バスの発着場・駐車場を設け、災害時にはガスの供給も行うという、本業をいかした堅実な内容でした。

両計画は、優先交渉には至らなかったものの、共に工夫を凝らした素晴らしい内容であったと認識しています。

とりわけ、石川文化振興財団を代表とするグループの計画には世界に発信するインパクトがあり、私自身、今後の展開を大いに期待するとともに、ぜひ、実現に向けてご努力いただきたいと考えています。

山陽放送におかれましても、この土地のポテンシャルを存分にいかし、市民から親しまれ、まちに活気と賑わいを生み出す事業を展開していただきたいと思います。

併せて、ご提案いただいた全ての事業者の皆様方には、この場をお借りして、心から感謝申し上げます。

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市長公室 秘書課

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