岡山市長メールマガジン「桃太郎のまち岡山の挑戦」（93）11月17日号

こんにちは、岡山市長の大森です。

平成26年の年間約2千万人を集客する「イオンモール岡山」の開業は、岡山の中心市街地にかつてないインパクトをもたらし、岡山駅近郊という好立地と相まって、一帯に大きな賑わいを生み続けています。

一方で、市役所からイオンモール岡山まで北に延びる市役所筋（約750m）は、交通渋滞が一層深刻なものとなっており、とりわけ、年末年始や週末などのピーク時には、イオンモール岡山を起点に市役所前の大供交差点を超えるほどの大渋滞も、たびたび発生しています。

まだまだ日常生活に車が欠かせない岡山にあって、市内各所で発生する交通渋滞は重要な課題ですが、岡山市としては、このイオンモール岡山前交差点（下石井一丁目交差点）の交通渋滞が、市民への影響が大きく、一日も早く解消すべきものと考え、優先度を高めて対応することとしました。

具体的な課題と対応策は次のとおり。

1. 市役所筋から岡山駅西口へ渡る跨線橋に向かって北進左折する車が、1回の信号で6～7台しか左折できなかった状態から、新たに左折レーンを設けることで左折可能時間を大幅に増やし、約3倍の20台程度の左折を可能に。
2. イオンモール岡山から県庁通りへ渡る横断歩道上に車が滞留する危険な状態から、横断歩道・信号機の移設等によって、歩行者や自転車が安全に横断できる状態に。

※詳しくは、下記の事業概要をご覧ください。

昨年末から開始した検討の中では、すぐに岡山県警と課題を共有し、イオンモール岡山から快く用地を無償提供いただくなど、3者での協議をスムーズに進めることができましたが、本来望んでいたこの年末年始の渋滞期には間に合わず、年明けの工事着手、3月末までの完成というスケジュールとなりました。

しかしながら、この交差点改良工事は、3者それぞれが取り組む年末年始の渋滞対策と合わせ、市役所筋の渋滞緩和や通行の安全性向上に大きな効果があると確信しており、今後とも、賑わいと快適さを両立したまちづくりに向けて、効果的な渋滞対策を講じていきたいと考えています。