岡山市長メールマガジン「桃太郎のまち岡山の挑戦」（72）9月23日号

こんにちは。岡山市長の大森です。

9月19日の敬老の日に長寿者をお祝いするため、東区西大寺にお住いの藤原ツヤコさんのお宅を訪問しました。

藤原さんは明治45年生まれの104歳の方です。

ちなみに、明治45年を調べてみると、第2次西園寺内閣の頃で、大正デモクラシーにつながっていく事件がいくつも起こるなど、まさに歴史の教科書で学んだ時代そのものです。

また、同世代には、芸術家の岡本太郎やレーガン元アメリカ大統領もいたそうです。

こうした長い歴史を生き抜いた104歳のおばあちゃんは、どんなご様子なのだろうと考えていましたが、実際にお会いすると、とても年齢からは想像できない明るさと元気さで、しっかりと会話をされていたのが非常に印象的でした。

訪問した際には、子、孫、ひ孫に囲まれ、やしゃごの柊哉ちゃん（生後9か月）を膝の上に抱きながらの会話の中で、オリンピックや相撲（稀勢の里のファン）の観戦、NHKの朝ドラが大好きで、毎日家族全員の洗濯物をたたんでおられる元気さに驚きましたが、それ以上に、持病の薬を何も飲んでおらず、「毎日、何を食べているのですか。」と伺うと、「肉が好きだけど、野菜もしっかり食べていますよ。」との元気な答え。

そして、何より柊哉ちゃんの成長が楽しみなご様子で、「今が一番幸せです。」と、素敵な笑顔でおっしゃっていたのを聞いて、できることなら自分もこんな風に年齢を重ねたいものだとしみじみ感じた次第です。

今回お会いした藤原さんをはじめ、現在では、市内にも100歳を超えた方々が約370人もおられる長寿社会を迎えました。

敬老の日を機に、改めて高齢者の方々への感謝の気持ちを新たにするとともに、いつまでも健康で長生きしてくださることを念願いたします。

※前市長時代の平成24年度から行財政改革のために廃止していた「長寿者祝賀訪問」ですが、このたび、長寿を祝う気持ちを大切にしたいという思いから、大きな経費を掛けない形で再開することとしました。