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岡山市長メールマガジン「伝説のおかやまの挑戦」(36)12月26日号

[2015年1月5日]

ID:12272

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「宇喜多秀家の松」を読んで

こんにちは。岡山市長の大森です。

皆さんは、16世紀末の備前岡山の大名である宇喜多秀家に関する本を読まれたことはありますか。私は、先日、縞田七重さんの「宇喜多秀家の松」という作品を読みました。

詳細はここでは割愛しますが、関ヶ原の戦いで副大将として戦い、一敗地にまみれた武将・秀家と、流された八丈島で様々な葛藤を抱えながら穏やかで単調な日々を過ごす流人・秀家の姿が柔らかいタッチで交互に描かれる中で、誠実で温厚な人柄や妻・お豪(豪姫)への思い、さらには武士としての信念など、宇喜多秀家という男の人間像が描き出されています。

私自身、宇喜多家と言えば、謀略の限りを尽くし、「梟雄」と呼ばれた秀家の父・直家のイメージがあまりにも強く、秀家に対しても漠然と同じような印象を重ね合わせていたのですが、実際の姿は全く異なるものでした。

作者の縞田さんは、おそらく膨大な量の文献を読んで考察を重ね、この秀家の人間像に到達したのだろうと推察し、その努力に敬服するとともに、自分の勉強不足、認識不足を恥じたところです。

私も、折々で岡山の歴史・文化を語る機会がありますが、これを機にさらに勉強していかなければならないと思った次第です。
皆さんもこの機会にぜひご一読あれ。

なお、八丈島の南原千畳敷には、平成9年に秀家と豪姫の像が建てられ、その2体の像の視線は、海を隔て、遠く約600キロメートル離れた岡山に向いているとのこと。一度この目でその姿を確かめてみたいものです。

早いもので今年も残すところあと数日。このメールマガジンも1月から数えてちょうど30回目となる今回が年内最後の発行となりました。

皆さんには、寒さ厳しい折、くれぐれも健康にはご留意いただき、輝かしい新年をお迎えになられることを、お祈りいたしますとともに、新しい年も岡山市のさらなる飛躍に向けて変わらぬ応援をいただきますようお願い申し上げまして、年末に当たってのご挨拶といたします。

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