岡山市長メールマガジン「伝説のおかやまの挑戦」（38）1月15日号

こんにちは。岡山市長の大森です。

先の3連休は、各地で新成人の門出を祝う行事が開催され、私も、去る1月11日に岡山市の成人式に出席しましたが、一言で言えば、大変がっかり。一生懸命やっていた実行委員の人たちが気の毒でした。

岡山ドームで開催された式は、実行委員会の委員長である宮谷ゆりあさんの挨拶で始まりましたが、ほとんどの人たちが挨拶などそっちのけで、立ったまま中学校区ごとのグループとなり、懐かしい友人たちとのおしゃべりに夢中。私や選挙管理委員会委員長の挨拶の時も同様で、私は、挨拶の中で彼らに対して注意し、話を聞くよう促しましたが、式自体を壊してはいけないと思い、激しい言葉は控えました。

その後、挨拶を終えて降壇すると、寄ってきた成人式参加者の一人から「市長はやさしすぎる。この雰囲気では駄目。もっと厳しく対応してほしい」と声を掛けられ、来賓の方からも「これはまさに学級崩壊そのもの」との声。来賓として出席されていた3人の市議会議員からは「よく注意してくれた」との激励の言葉をいただきましたが、後味の悪い思いで会場を後にしました。

さらに、我が家に戻ってテレビでニュースを見ていると、サンポート高松で開催された高松市の成人式の様子が映し出され、整然と式が執り行われているのを見て愕然。これは、場所も含めた式のセッティングなど、岡山市側の事前対応にも問題があったのではないかと改めて反省した次第です。

新成人の多くは、一生の思い出となる成人式を望んでいるはず。来年は、実行委員会の人たちとよく相談し、誰にとっても心に残る素晴らしい式典にしたいものです。