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岡山市長メールマガジン「伝説のおかやまの挑戦」(45)4月22日号

[2015年5月26日]

ID:12136

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アメリカ・ポートランドへの訪問

こんにちは。岡山市長の大森です。

4月5日から10日までの間、岡山商工会議所や岡山大学のメンバーらとともにアメリカ合衆国オレゴン州のポートランド市を訪問しました。

今回の訪問は、「全米一住みやすい都市」と言われているポートランド市のまちづくりに関する調査が主な目的で、ポートランド市長や市の開発局スタッフ、州立大学の関係者から話を伺うとともに、街を十分に散策しました。

ポートランドで印象に残ったのは以下の3点です。

  1. 住みやすく楽しい街
    岡山では、路面電車は中心街の大通りを走っているのみですが、ポートランドでは小さな路地にも路面電車が走るなど公共交通が充実しており、高齢者でも生活がしやすそうな印象を受けました。
    また、街中には、現代アートなどの展示があふれ、イベントも目白押し。売られている地ビールの種類もピカイチとのことで、街歩きも存分に楽しめました。
  2. 環境保全
    ポートランドでは、自動車から公共交通への転換を促して排出ガスの削減を図る、環境負荷の少ない企業を誘致する、あるいは地区全体で雨水をためてトイレ等で再利用するなど、街全体が環境に気を配っていました。
    私としては、特に、ホテルの部屋のゴミ箱から分別がなされ、お土産を買ってもビニール袋ではなく紙の袋で包装してくれるなど、細かなところまで環境保全の意識が徹底されていたのには本当に驚きました。
  3. 市民参加
    現地での説明は、言葉だけではわかりにくい面もありましたが、市民参加がどこでも大きなキーワードになっていました。市民の意見をまとめるプロセスは大変なものだったと思いますが、説明してくれた方々は皆、市民参加でそれを成し遂げたことを誇りにしていました。この点は、私たちも見習っていかなければならないと思います。

また、滞在中には、現地在住の吉田ソース会長の吉田潤喜さんにご招待をいただき、ソース工場を見学し、彼の数奇な半生を聞いた後、2万5千坪ある邸宅でディナーをごちそうになる機会がありました。

吉田さんは、「吉田ソース」をアメリカでヒットさせてアメリカンドリームを体現された方で、破天荒なパフォーマンスが日本のテレビでも何度も紹介されている有名人ですが、一見、型破りに見える応対の中にも細やかな気配りが行き届いた方であり、とても楽しく、有意義なひとときを過ごすことができました。

現在は、大自然の真っ只中にある邸宅で奥様のリンダさんと2人で暮らしているとのこと。リンダさんのフロンティアスピリッツに感服するとともに、私はともかく、妻にはこの暮らしは無理だろうなと思った次第です。

なお、吉田さんには、岡山にお越しいただき、講演していただくよう依頼しています。実現の暁には、皆さんもぜひ、その強烈なパッションに触れてみてはいかがでしょうか。

最後に、今回の訪問で強く印象に残った岡山商工会議所の岡崎会頭の言葉をご紹介します。

「私は、ニューヨークに住もうとは思わんが、ポートランドには住んでもいい」

私たちも、岡山を日本一住みやすいまちにするための取組をさらに推進し、一人でも多くの方に「東京には住もうとは思わないが、岡山には住んでもいい」と言っていただけるようになりたいものです。

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