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#89 建部町公民館 きれいな川に生息する「アカザ」ー15年間続く「旭川かいぼり調査」—

[2024年2月9日]

ID:52438

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アカザは、大きいものでも体長10cmぐらい、ドジョウのような体形をした赤色の魚です。
ヒレにはトゲがあり、刺されるとビリっと痛いです。川の上中流部におり、ふだんは石の下に潜っているので見かけることは少ないです。
水がきれいで川床の様子の良いところに生息していますが、河川改修などで減少しており、環境省のレッドリストでは絶滅危惧2類になっています。
北区建部町竹枝地区では、このアカザを環境指標とした大規模な環境調査「旭川かいぼり調査」を、小学校前の旭川で、毎年11月に、地域住民、岡山理科大学などの研究者、漁業協同組合、環境保護団体、建部町公民館などが協力して15年間行っています。この調査は川の一部を堰止めて、200から300人ぐらいが川床の石をはぐって生き物をさがす市民参加型調査です。この活動を通じて、旭川の保全につながるデータを蓄積し、川に親しむ人の輪を広げています。

あまりなじみがない魚だと思いますが、いい川のバロメーターです。みなさんの近くの川にいるかどうか、石をはぐって探してみませんか。

アカザ
かいぼりちょうさ