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#54 操山公民館 市民のみなさんの思いを形に

[2022年12月8日]

ID:44410

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市民のみなさんの思いを形に ~琉球三味線コンサート&聖火リレーのトーチ展示~

はじめに

操山公民館は交通の便もよく学校園や商業施設、病院も多い市街地に立地しており、引越されてくる方も多く、マンション等も増えていますが、住民同士の交流は希薄になりがちです。

公民館では、あらゆる年代層が集い学び、住民自治をすすめ、活動し合う地域の拠点となることをめざし、さまざまな事業に取り組んでいます。

地域の皆さんの交流の場づくり

開館4年目の当館では、地域の人同士顔見知りになり交流することを目的に、誰でも参加できるサロン的な活動「みさおやまふれあいカフェ」をボランティアの皆さんと共に運営しています。コロナ禍で飲食が難しくなりましたが、気軽に集えるおはなし会や、脳トレクイズ、音楽鑑賞など毎月テーマを決めて行っています。

当公民館の運営委員会で「ふれあいカフェ」の報告をしたところ、ある委員さんから「三味線の上手な中学生が近くに住んでいる」と情報提供がありました。やはり、地域の情報は地域の人に尋ねるのが一番です。

コロナ禍での努力と工夫

その中学生との出会いを足掛かりに岡山学芸館清秀中学校・高等部の琉球三味線部へ演奏を依頼したところ、顧問の先生に快諾いただきましたが、コロナ禍で唄が歌えないという条件でのお願いとなってしまいました。

琉球民謡は唄や掛け声が三味線演奏と一体となったもので、良いパフォーマンスを披露するには唄や掛け声が不可欠となるため部内ではあきらめの声も出ましたが、職員から感染対策の範囲内でできることをと提案したところ、事前に唄や掛け声を録音したものに合わせて当日三味線演奏をすることとなりました。生徒の皆さんや先生方の努力がありがたかったです。

琉球三味線コンサートの様子

若者のパワーに感動のひととき

7月17日のコンサート当日は20代から80代まで47人が沖縄の音楽に酔いしれました。部員5名で古くから伝わる琉球民謡や最近の流行歌までアンコール付きで計11曲披露してくれました。部長さんの曲にまつわるエピソードや解説があり沖縄の文化や部活動の様子を知ることもできました。

「生徒さんが一生懸命演奏される姿に感動、元気をもらいました」「行きたくても今はいけない沖縄を満喫できました」「生徒のみなさんの日々の努力にエールを送ります」「生徒さんの中に自分が学童支援員をしていた時にお世話をした人がいて、成長した姿を拝見しうれしくて涙が出た」などの感想が聞けました。地域の人同士、世代を超えたすばらしい心の交流ができたのではと感じました。

聖火リレートーチの展示

今年の夏には宇野学区在住のOさんから「この度の東京2020オリンピック聖火リレーに参加したので、使用した自分のトーチや関連グッズを「地域の方々が集う公民館に展示し、オリンピックを身近に感じていただきたい」とお申し出をいただきました。

ぜひ飾らせていただきたいと思いましたが、当公民館にはトーチを飾る展示ケースがありません。市役所の関連機関に方々尋ね、以前岡山シティミュージアムに勤務されていた職員から「貸してもらえるケースかあるかも」という貴重な情報をいただきました。

そこでシティミュージアムに問い合わせたところ、ちょうどいいサイズのものが借りられることになりました。トーチだけでなくリレーのユニフォームと靴やタオル、記念写真、記念切手やマスコット、のぼりなどを夏休み期間中展示しました。

また、公民館で主催講座をしている時にOさんに立ち会っていただき、来館の皆さんと交流しました。トーチの構造やリレーの様子など質問を受けたり記念写真を撮ったり、普段出会わない人同士、和やかに談笑される姿を見ることができました。

これからも公民館の存在を多くの方に知っていただき、地域の皆さんの夢や希望に寄り添う公民館でありたいと思っています。

聖火トーチの練習の様子