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#39 一宮公民館 公民館で子育ての輪を広げよう

[2022年12月8日]

ID:44232

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公民館で子育ての輪を広げよう 「子育て応援サポーターにこっと」の取り組み

子育て中の人が気軽に集える場を

一宮公民館では、就園前の子どもと保護者を対象にした「親子であそぼう」と「リトミック」を実施しています。ある時、講座途中で帰る人がいたので理由を尋ねると、これから児童館の講座に参加するとのこと。児童館と公民館の活動時間が重なっていたのです。そこで、児童館職員とお互いの活動や地域子育て状況について情報交換を行いました。

ちょうど公民館に託児ボランティアがおらず、久しく託児付講座に取り組めていない時だったので、新たな託児スタッフの掘り起こしを考えていました。公民館講座・おやこクラブに参加している保護者、地域の保健師にも話を聞いたところ、児童館と公民館の両方に行っている人が一定数いること、おやこクラブへの参加が少ないこと、地域の公園が少ないので行き場が限られており気軽に行ける場が欲しい等の要望がありました。

「子育て応援サポーターにこっと」発足

こうした話を受け、就園前の子どもと保護者の居場所づくりや親の学びを支えるための託児スタッフの活動を目指して、平成30年度に「子育て応援サポーター養成講座」を実施し、受講生を中心に「子育て応援サポーターにこっと」を立ち上げました。

立ち上げ後に何度か話し合いを行い、講座の託児と子育てサロンの2つの活動を始めることが決まりました。早速、防災講座と発達障害学習講座を託児付で募集したところ、それぞれの講座に託児利用がありました。受講者は今まで公民館講座に申し込んだことがない人が多く、託児付にしたことで、子育て世代に広く公民館を知ってもらえる機会になりました。

「子育てサロンにこっと」スタート

子育てサロンについては、他館の子育てサロンを視察して令和元年10月、「子育てサロンにこっと」をスタートさせました。それに先立ち公民館だよりでおもちゃの寄贈を呼びかけたところ、予想以上の数が集まりました。

初回の子育てサロンには8組の親子が参加してくれました。全員初対面で公民館に来るのも初めてという方もいましたが、気楽な雰囲気とスタッフの笑顔で少しずつみんなの距離が縮まり、終わるころにはお互いLINE交換する仲になっていました。回を重ねる度に口コミで参加者が増え、「同じ月齢の子どものいる方と知り合えた」、「子育ての情報交換ができた」、「育休中にこのサロンがあって良かった」といった嬉しい声を聞きました。

また、この活動を公民館だよりで知り、サポーターとして参加してくれる人も増えました。参加者もサポーターも、今まで公民館を利用したことのない人が多く、この取り組みを通して新たな人のつながりが広がりました。

子育てサロンの様子

「話し合い」を大切に

「子育て応援サポーターにこっと」の活動で大切にしていることは、メンバー同士が集まって託児とサロンの振り返りや様々な情報交換をする、月に1回の話し合いです。年齢別のおすすめの絵本コーナーを作ろうとか、お母さんたちが作れそうなちょっとした物づくりをしてみようとか、様々なアイデアも飛び出して、じゃあまずは自分たちで作ってみよう、などと楽しんでいます。ただし、仕事をしているメンバーもいるため、毎回全員が揃うわけではありません。欠席したメンバーには、会で出た意見や情報を共有できるよう職員がフォローしています。

コロナ禍で休止・・・1年4カ月ぶりに再開

子育てサロンの参加者も増え、つながりが広がり始めた昨年3月に、新型コロナウイルス感染症のために子育てサロンは休止。感染症対策などで参加できなくなったメンバーも出ました。それでも集えるメンバーで、再開に向けての話し合いと、“子ども”を軸にした新しい居場所づくりについて話し合いを重ね、7月から子育てサロン再開、秋からはもの作りを通した世代間交流事業をスタートします。