[2017年10月30日]
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「ノルディックウォーク」とは、専用の2本のポールを使って歩くウォーキングスタイルのことです。もともとは、スキーのトレーニングとして生まれたスポーツで、北欧フィンランドが発祥の地と言われています。
ノルディックウォークは、ポールを使うことでひざや腰の負担を軽減し、無理のない正しい姿勢で歩行することが可能になります。ポールがあれば、誰でも簡単に始めることができるため、年齢・性別を問わず多くの方に親しまれています。また、ポールを起点に上半身も自然と使うことから、体の90%を活用することができる全身運動として、医療・介護の面でもリハビリや健康づくりにも取り入れられています。
「岡山県ノルディックウォーク連盟」は、全日本ノルディック・ウォーク連盟に属し、岡山県でのノルディックウォークの普及・啓発活動を精力的に行っています。連盟役員の12名を中心に、各地のノルディックウォーキング指導者などと連携し合い、年間100件以上のイベントや講座、学会などを実施し、ノルディックウォークの発展を目指し活動しています。
「岡山県ノルディック・ウォーク連盟」は、健康づくりイベント等でのボランティア、公民館講座等での講師派遣などを中心に行っていますが、その中でも月に1,2回実施している操山公園里山センターでの「ノルディックウォーク体験（初級）」イベントでの活動の様子をご紹介します。
当日はあいにくの天気でしたが、初めてノルディックウォークを体験する方から愛好家まで約20名が集まりました。
初めに、ノルディックウォークの歴史や歩き方、注意点などを座学で学びます。
ノルディックウォークでは体のどういう場所がよく使われるのか、ポールをどう持つと歩きやすいか、また、これからウォーキングする場所の特徴や注意点など、イベント全体の流れを参加者全員で共有します。また、初心者の方には、身長に合わせてポールの長さを調整し、その方に合ったフィッティングを行います。
次に、外へ出て実際にポールを使って、ウォーミングアップの準備運動やウォーキング練習を行います。
講師の方が見本を見せてくれたり、歩き方のコツを教えてくれるので、初心者の方も安心して挑戦できます。
操山は、市街地から近い場所にありながら、一足踏み入れると緑豊かな森林がひろがります。あたりは四季折々に色づく木々や、木漏れ日、心地よい自然のにおいを纏った風を全身で感じることができます。キレイな空気を胸いっぱいに取り込み、さぁ出発です。
初級者向けの登山ルートとはいえ、やはり森の中。岩や枝、木の葉などがあるとなかなか歩きにくいものです。しかし、ポールがあるため体重をポールと足とに分散させることができます。またポールがあることで、上体を安定して保つことができ、山道ならではのしんどさはかなり軽減されます。そのため、里山の自然や史跡をじっくり観察しながら歩いたり、参加者さん同士で楽しく会話をしながら歩くことができます。
また、参加者の間に指導員が入り、それぞれの歩きのサポートやスピード調整も行ってくれるため、安全に安心してウォーキングを楽しむことができます。
ノルディックウォークはもちろん1人でもできるスポーツですが、楽しみを分かち合う仲間と行うのも魅力のひとつです。
「ノルディックウォーク」は、ポールを持って歩くだけと地味には見えますが、体全体を使って歩くため全身の筋肉をバランス良く使うことができ、そのためカロリー消費もしやすいスポーツです。また、ポールがあることで長い距離を楽に歩くことができ、自分のペースでゆっくり楽しむこともできます。
「小さいお子さんから高齢の方まで、誰もが楽しめるスポーツなので、みなさんにも気軽に始めてみていただきたいですね！」と会長の大塚さん。
みなさんも、まずはイベントなどでのノルディックウォーク体験から参加してみませんか。
岡山県ノルディック・ウォーク連盟
岡山県倉敷市羽島666-1 健康増進施設「はぁもにぃ倉敷」内（会長：大塚 真）
電話：086-434-9039
メール：nordic-jimu@harmony-k.jp
操山公園里山センター
岡山市中区沢田649-2
電話：086-270-3308
FAX：086-270-8353