瀬戸公民館では、令和4年3月11日に環太平洋大学の髙橋純一先生をお招きし、「3.11を忘れない東日本大震災当時の学校現場では!」を開催しました。
髙橋先生は、東日本大震災で被災した仙台市立高砂中学校に震災派遣教諭として赴任された経験をお持ちで、ご講演では、その際のご経験や被災地の状況を交え、子どもたちの目から見た震災や、防災意識の大切さについてお話をいただきました。
罹災し、制服や教科書を無くした生徒たちが数多くいる状況の中、高橋先生はご自身に何ができるか、自問自答を繰り返されたそうです。そして「充実した中学校生活を生徒と共に過ごせるようにしたい」と、生徒と一緒に仮設住宅の慰問活動を行うなど、「同じ目線で、寄り添いながら」をモットーに取り組まれた経験を、当時の様子がわかる写真を交えて紹介されました。先生のお話しに、受講者からは「もう11年ではなく、まだ11年だと思った」「家に帰って、地震の備えを今一度確かめたい」という感想が寄せられました。
また、今回の講座は、初めてオンラインでの動画配信を同時に行いました。当日は、動画を見られた受講者からチャットという機能を使って感想を受け付けて、それを講師に伝え、さらにお話しをいただくなど、会場に来られない方にも、受講してもらうことができました。
瀬戸公民館の一部の講座の様子や地域行事は、Youtubeチャンネルで見ることができます。