今年度から、子どもと地域の大人がつながる場づくりや子どもの学習支援を目的とした「地域未来塾」の取組を開始しており、現在、20の公民館で実施しています。
北公民館では、6月から「キラリ★北みらい塾」と題して開催しており、子どもの学習支援18回と体験学習4回の計22回実施予定です。
学習支援では、子どもが問題集や夏休みの宿題などを持参し、ボランティアとして参加している地域の大人や大学生が子どものわからないところをサポートします。
一人で参加している子どもが多いため、はじめは緊張していた様子でしたが、次第にボランティアの人たちとも顔なじみになり、学年の違う子どもとも会話を交わしながら過ごすようになってきました。
体験学習では6月に、みんなでさつまいもの苗植えを行った後、手作りの水鉄砲で遊び、参加者同士の交流が深まる楽しい会となりました。
保護者からは「コロナ禍で出かけることができないので夏休みに子どもが行くところがあって助かった」「家では全然宿題をしないので、こういう場があると助かる」、大学生からは「子どもとの接し方や教え方など勉強になることが多い」「高齢者と関わる機会が少ないので良い経験になった」との声がよせられました。
今後も、子どもが成長できる居場所であり、子ども、大学生、地域の大人たちがつながり、世代間での交流の場となるよう支援していきたいと考えています。
地域未来塾は、公民館等を利用して、地域住民や大学生がボランティアで行う子どもたちへの学習支援です。子どもたちは、自分がやりたい内容を自習しますが、外部の講師による特別授業を行う場合もあります。
子どもたちは、地域未来塾に参加することで、地域の方や大学生などのいろいろな人と
関わる機会を得ることができます。地域の方にとっては、ボランティアで子どもたちの学習をサポートしたり、地域の子どもたちの成長にかかわったりすることで、やりがいを感じる機会となります。地域における子どもたちの居場所として、また、地域の方と子どもたちがつながる場として広がることを期待しています。