「チョークアート」は日本生まれのアートではなく、最初はヨーロッパで始まったとされ、黒板にイラストを加えた作品をそう呼んだことが、チョークアートの始まりと言われています。最近ではカフェやレストランの看板、メニューボードなど、店先や街中で使われているのをよく見かけるのではないでしょうか?主に指で描くため絵のタッチに柔らかさがあり、手描きならではの温かみと独特の存在感が人気を集めています。
「AkiArt」は、チョークアーティストの向彰子さんが主宰するチョークアート専門の教室。初心者からプロを目指す人まで、目的やレベルに合わせた多彩なコースがあり、楽しみながらチョークアートの技術を磨くことができます。
「AkiArt」は、岡山市と倉敷市の2つのアトリエ兼教室を拠点にレッスンを行い、地元のカルチャースクールでも3つの講座を開催しています。下は小学生から上は80代までの幅広い世代の受講生が集まり、決められたテーマや自分の好きなモチーフを自由に描きながら、チョークアートの表現力を高めています。講師を務める向さんは、「CAA日本チョークアーティスト協会1級認定講師」の肩書きを持ち、作家としても幅広く活動しています。この教室では、自分の描きたいものを描くためのテクニックを身につけるのが目標。少人数制による丁寧な指導のもと、会話の弾むアットホームな雰囲気でレッスンを行っています。
「他の描画スタイルにはない立体感、グラデーションの美しさが特徴です。直接指でなじませて描くので自分の思う線や色を表現しやすいです」と、チョークアートの多彩な魅力を語ってくれた向さん。誰でも手軽に描けて、型にはまらない表現が可能。描けば描くほど奥深い魅力にハマる、というファンが多いのもうなずけます。
チョークアートの作品は、ただ飾るだけではない用途や楽しみ方があります。商業用アートとして生まれたチョークアートはメッセージ性も強く、例えば、お店のオリジナルPOPとして店内を飾ったり、結婚式のウエルカムボードなどで会場を華やかに盛り上げたりと、オリジナリティのある空間演出アイテムとしても効果的です。贈る相手の好きなモチーフを描いて、世界でたった一つのアートとしてプレゼントするのもおすすめ。活用範囲が幅広いため、描いた作品が実用的に役立てられるのが人気です。
「作品づくりで大切にしているのは、依頼者の求めるモチーフや個性をしっかり表現すること」と向さん。一つの絵の中にストーリー性を盛り込むことで、絵の世界観がより深まるのだそうです。
最近では従来のチョークアートだけではなく、簡単に消せるイージーボードや黒板アートなど、幅広いニーズに対応しています。また、お店のPOPにとどまらず街のアートとして展示する機会も増えつつあります。向さんは「岡山市芸術祭」の一環として、誰でも自由に演奏ができる「ストリートピアノ」の装飾を手がけました。AkiArtでは、人の目にふれる場所に作品を展示し、チョークアートの魅力をたくさんの人に知ってもらうPR活動も行っています。
誰でも手軽に始められて、ハイクオリティな描写ができるチョークアート。向さん曰く、上達に最も必要なのは楽しみながら描くこと。画力の有無にこだわる必要はなく、子どもがお絵描きや塗り絵に夢中になるような純粋な気持ちで絵に向き合い、無理なく継続していくことが大事だそうです。
AkiArtでは、用意された下描きを元に短時間で作品を仕上げられる「お試し体験コース」もあり、まずはチョークアートを試してみたいという人にはぴったりです。その他、本格的なオリジナルボードが作れるクリエイトコースや、じっくり学べる基本コース、プロコースなどがあり、それぞれに回数や料金、内容は異なります。気になる方はぜひ問い合せてみてください。チョークアートを通じて豊かな趣味時間が過ごせます。
など
チョークアート教室 AkiArt
TEL:090-1687-0519(代表:向さん)
主な活動場所:岡山市南区、倉敷市玉島のアトリエ兼教室
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メール:info@akiart.jp
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