この度、京山公民館が、「特に優秀な成果を上げ、他の模範と認められる公民館」として表彰される文部科学省「第75回優良公民館表彰」において、最優秀館に選ばれました。県内の公民館では初の受賞です。
これを記念し、1月28日の京山地区ESD・SDGsフェスティバルにおいて、記念セレモニーを開催し、最優秀館選定を祝う懸垂幕を掲示しました。
平成15年度から、地域の様々な組織等がつながり、学びあうことにより、持続可能な社会づくりをめざすESD活動を開始しました。
小学生から大人までが一緒に地域環境を調査する「環境てんけん」や、毎年、ESD活動に取り組んでいる学校や団体等が一堂に会して、活動の成果や課題について学びあい、新たな活動について考える「ESD・SDGsフェスティバル」、お互いの文化や風習を理解し認め合う多文化共生プロジェクト、自転車の安全運転キャンペーンなどを継続して行っています。
平成15年当時小学生だった子どもたちが大人となり、再び公民館活動に参加する好循環も生まれており、地域課題を「自分ごと」として行動する新たなまちづくりの担い手を生み出し、世代間交流も活発になっています。
コロナ禍のもと、孤立しがちな人が増えたこともあり、「食」や日用品等の提供等を通じて、地域の住民どうしの交流や支え合いを行う「つしまみんな食堂」、若者が企画し、地域内の文化財や地元企業を巡る「SDGs・健康ウォークラリー」など、従来の活動にSDGsの視点を取り入れた取り組みを行っています。
また、ESD活動に参加する若者たちからの提案をもとに、令和3年度には、各家庭等で季節の野菜のプランター栽培に取り組むことにより、日頃の消費行動の見直し等をめざす「京山アグリプロジェクト」、令和4年度からは、独自に製作したオリジナル・タンブラーの普及により、ペットボトルをはじめとしたプラスチック使用削減に向けた、意識・行動の見直しをめざす「マイボトル普及キャンペーン」等にも取り組んでいます。
この度の受賞を励みとし、市内の全公民館が、学びと実践を繰り返しながら持続可能な社会づくりに貢献していくことをめざしていきます。