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#50 南公民館 食をとおした子どもの居場所づくり 地域のみんながつながる場所「子ども食堂ひだまり」

[2022年12月8日]

ID:44373

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食をとおした子どもの居場所づくり 地域のみんながつながる場所「子ども食堂ひだまり」

核家族化や共働き、ひとり親家庭の増加により、子どもの孤食が増えています。孤食は、栄養が偏りがちになったりコミュニケーションの機会が減ったりなど、子どもの育ちに影響を与えると言われています。また、日本の子どもの7人に1人が経済的困窮の状況にあると言われています。

そんな状況の中、「子どもが一人でも行ける、子どもも大人も誰でもふれあえる、子どもを中心とした居場所を作ろう」と、地域の有志の方々が立ち上がり、公民館に子ども食堂開催の相談を持ち掛けられました。地域の方々の課題解決意識と熱意と行動力、そして当時の公民館職員の活動支援があって始まった「子ども食堂ひだまり」は、現在活動5年目を迎えています。

“居心地のいい場所”づくり

「子ども食堂ひだまり」(以下「ひだまり」)を運営しているのは、12名のスタッフと、開催当日に調理や受付・配膳などを担当する約10名のサポーターです。ボランティアとして、高校生や大学生も当日の運営に関わっています。公民館職員は相談役としてスタッフメンバーに入ります。全員に必ず役割があり、コミュニケーションを大切にしながら、わきあいあいとした雰囲気で、「ひだまり」を運営しています。

「ひだまり」では子ども達への学習支援も行っています。令和3年の夏休みには、2日間、岡山南高校のボランティアと公民館長も加わって、小学生の学習のサポートをしました。

「ひだまり」の活動を継続しているうちに、サポーターとして活動する方や新たに参加する子どもたちが増え、今では親子連れの方や高齢の方も参加され賑わっています。公民館主催講座「おっさんの集い」メンバーと一緒に昔遊びをする機会もあり、子ども達に人気です。地域に暮らす人同士の世代間の交流が生まれるのも、「ひだまり」の魅力の一つです。参加する子どもも大人もスタッフ・サポーターにとっても“居心地のいい場所”になっています。

学習支援の様子
餅つきの様子

たくさんの協力者に支えられて

「ひだまり」は、多くの協力者に支えられて成り立っています。地域の農家の方々や、民生・児童委員の方々、町内会、社会福祉協議会、そして地元の企業などです。スタッフのみなさんが大切に築き上げた地域の方々との繋がりが、寄付や活動支援という形で「ひだまり」の活動を力強く後押ししてくれています。公民館も広報活動や活動の記録、活動報告などを行い、活動を支援し続けています。

新たな取組への挑戦~フードドライブ~

今年度、初めての取組として、子ども食堂に来ることが難しい方に対しても何かできることがないかとの思いから、フードドライブを実施しました。「ひだまり」で用意した新米と企業から寄付していただいた食べ物や飲み物をセットにして、必要とされている方にお渡しする活動です。公民館と担当課を通じて親子応援メールでフードドライブ実施の呼びかけを行い、当日は10組が受け取りに来られました。来場者への聞き取りでお米にニーズがあることがわかったので次回もお米を中心としたフードドライブを実施する予定です。

フードドライブの様子