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#117「『災害に強い岡山作り』『息の長い被災地支援』-繋ぎ続ける防災バトン-(おかやまバトン)」

[2025年10月16日]

ID:75941

おかやまバトンとは

こんにちは!岡山大学被災地支援団体おかやまバトンです。おかやまバトンは東日本大震災をきっかけに設立した団体で、現在31名のメンバーで活動しています。活動は、「災害に強い岡山作り」をモットーに公民館での防災講座や地域イベントへの参加を中心に行っています。それに加えて近年は実際に被災地に訪問し復興支援を行っています。昨年と今年は2024年1月1日に発災した能登半島地震の支援活動を石川県輪島市と珠洲市で行いました。

防災講座では防災を身近に感じてもらうべく、防災工作や防災クイズ、防災ゲームを体験して防災に対する知識を深めてもらっています。また、非常用持ち出し袋の展示も行い、普段からどのような防災ができるかを学んでもらっています。

活動の様子1

昨年の被災地支援では輪島市災害ボランティアセンターと連携をし、被災地で瓦礫撤去や泥の掃き出しを行いました。また、今年度は遊び場が減少した現地の子どもに全力で遊べる場を提供しました。いずれも、現地の方に寄り添いながら活動を行いました。加えて、ボランティアの報告書を作成し、現地の状況を知ってもらうことや寄付のご協力を呼び掛けるなど岡山からでもできる被災地支援を行っています。

活動の様子2

災害に強い岡山作りにむけて

私たちはこれらの活動を通して、防災や被災地支援には様々な形があると考えています。防災講座では、子どもたちに多く参加していただいています。講座を通して子どもたちに知識や経験を増やしてもらうことに加え、私たちが行った講座内容をご家族の方や友達に話してもらい、少しでも多くの方に防災の意識を持ってもらうことを目的にしています。

また、おかやまバトンとしては災害時に重要な要素として地域の人同士のつながりがあると考えています。実際、一人では避難が困難な高齢者の方や子どもが多くいる世帯は災害時に多くの支援を必要とします。だからこそ、防災講座を通して地域内の高齢者の方、子ども同士の繋がりや高齢者の方と子ども、親世代との繋がりを増やしてもらいたいとも考えています。それに向け、講座では参加者全員で考えられる問いかけを行うことを意識しています。

息の長い被災地支援を実現するにあたって

被災地支援では実際に支援することはもちろんですが、被災地で学んだことを岡山に持ち帰ることが非常に重要だと考えています。現地の方々の話で、被災したことを忘れられてしまうのが一番怖いという話を多く耳にします。現に、最近のニュースでは能登半島地震についてあまり報道されなくなっているのを実感しています。一年半たった今でも能登半島では、倒壊した家屋が撤去されていなかったり、アスファルトがヒビ割れていたりして、当時の地震の影響が色濃く残っています。更に昨年と今年と続けての豪雨による被害も見られます。それに伴い、現地の方は大変不便な生活を強いられています。こうした現状から、私たちが積極的に情報発信をし、多くの方に災害について関心を持ってもらうことが大切な被災地支援だと考えています。

活動の様子3

執筆者 岡山大学被災地支援団体おかやまバトン 代表 横田夕惺さん

執筆者

岡山大学工学部化学・生命系2回生
高校生のときから生徒会執行部、ボランティア部で活動をしており、人のため、チームのために活動する楽しさを感じ、おかやまバトンのメンバーになる。大学1回生のときに参加した能登半島地震復興支援ボランティアにて、被災地の状況を目の当たりにしたことで岡山からできる被災地支援を考え、実行したいと感じ、代表に就任。上下関係を気にすることなく、楽しく講座を行える団体を目指して活動中。

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