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#90「~みつかる。つながる。よくなっていく。~公益財団法人YMCAせとうち」

[2021年2月2日]

ID:38610

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YMCAブランドビジョン

2013年から、全国にあるYMCAは一体となってブランディングに取り組み、2017年「ポジティブネットのある豊かな社会を創造する」というビジョンを掲げました。
具体的には、他者の出来事を自分の出来事かのように捉え、共に喜び、共に泣き、抗議の声を上げ、行動を起こし、局所的にでもフェアネスを実現しようとする関係性を構築するということです。

カヌーの様子

SDGsの捉え方

「SDGs=Sustainable Development Goals」は、持続可能な開発目標と呼ばれていますが、どうもこの訳、しっくりきていませんでした。注目されがちなのは、17の目標と169の行動計画という各論の達成という、ともすればバラバラにされがちな目標のように映り、何が本質かを分かりかねていたのです。sustainableの語源は[sus- =下から][-tain(保持する)][-ableできる]→下で支えることができるという意味で、橋の下に柱があって支えているイメージです。
一方「develop」の語源は、古フランス語のdesveloper(ほどく/開く)です。その「包まれていたものを開く/広げる」とイメージが、「develop(~を発達させる/開発する)」の意味につながっています。
まさしくSDGsとは、「この地球社会を支え続けるために、自分たちに内在する力を外へと引き出すためになすべき事柄」という意味だとコロナ禍のもと、腑に落ちました。そしてそのたったひとつの目的が「誰一人取り残さない」であり、これは、私たちのビジョンと通底していることに気がついたのです。

YMCAせとうちの活動

YMCAピンクシャツデー2021の写真

YMCAせとうちは、公益財団法人となった2013年より「困難な状況にある方々に寄り添い、課題を解決します」という約束を掲げてきました。そのために、独自に基金を創設し、経済的に困難な状況にあるご家庭や、社会的養護のもとにあるこどもたちをYMCAのキャンプや各種活動にご招待してきました。
また、災害発生後のこどもたちのメンタルサポートのための招待活動も実施してきました。しかしながら、単独での働きは情報波及に限界があり、参加者はまだまだ限定されていました。

おかやま親子応援プロジェクト

そんな中、コロナ禍が広がり、この約束を実現するためには、志を同じくする仲間と連携する必要があることを強く認識しました。そこで、発足時にお声がけをいただいた「おかやま親子応援プロジェクト」に参画させていただきました。結果、私たちの活動情報をこの仕組みを通して多くの当事者の方々に届けることができるようになったのです。この連携により勇気を頂いたからこそ、私たちYMCAは、困難にたち向かい続けることができています。

おかやま親子応援プロジェクトの様子

これからのわたしたち

異なる組織文化背景をもつ方々と連帯したことは、双方向によき影響をもたらし、全国的にも稀有なケースとして地域再生大賞のブロック賞をいただくこともできました。単独では持続することが不可能に思えた只中で、互いが協働することで「誰一人取り残さない」を旗印に掲げる団体が、ポストコロナだからこそ、「ポジティブネットがあったから助かった」と想える、そんな社会の実現を仲間とともにめざしていきます。

公益財団法人YMCAせとうち 代表理事・総主事 太田 直宏さん

太田 直宏さんの写真

プロフィール
1960年和歌山県生まれ。
学生時代は、関西学院グリークラブで、男声合唱三昧の生活。
卒業後企業で務めるも、夢破れ1年半で退職。
失意のなかでアジア協会主催の井戸掘りワークキャンプに参加し、現地でYMCAと出会う。
帰国後、新聞の求人広告でYMCAに職を得、西宮・宝塚での勤務の後、岡山に出向。帰任の年に阪神大震災が起こり、それを契機に移籍。
2006年より代表理事に就任し、現在に至る。
昨年コロナと共に還暦を迎え、今後の人生を模索中。
趣味のコーラスに取り組めないことが目下最大の不満。人とハーモナイズすることが何よりの喜びです。

次の執筆者さんからのメッセージ!

NPO法人山村エンタープライズ 代表理事 藤井 裕也さん

地域資源、食材の発掘、価値観を共有できる仲間づくり、とても素敵な取り組みだと思いました。
岡山県の中山間地域や離島にはまだまだ発掘発信されていない食材もあると感じており、食材発掘や健康への取り組みを通して岡山の魅力がより発信されたらいいなと思います。

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