「開催レポートその1」では、会議一日目に開催された全体会や、歓迎レセプションの様子についてご紹介しました。今回は、会議二日目に岡山市内の公民館や岡山コンベンションセンターで開催された分科会の様子や、地域のみなさんによる温かいおもてなし、成果文書が採択されるまでの様子などについてご紹介します。
「ESD推進のための公民館-CLC国際会議」では討議だけでなく、分科会会場の各公民館や岡山コンベンションセンターでの「おもてなし」や、活動体験の時間もありました。その体験やおもてなしが、「とても素晴らしかった」、「心がこもっていた」、「多くのことを学んだ」と岡山の公民館活動の幅広さに感嘆されていて、これからの活動や交流が楽しみです。
分科会1参加者の集合写真
分科会1発表者の様子
分科会1会場の様子
分科会2参加者の集合写真
分科会2会議の様子
分科会2で行われたおもてなしの様子
分科会3会議の様子
分科会3で行われたおもてなしの様子
分科会4会議の様子
分科会4会議の様子
分科会5参加者の集合写真
分科会5会場の様子
分科会5会議の様子
分科会6会議の様子
分科会6会議の様子
分科会7参加者の集合写真
コンベンションセンターで行われたおもてなしの様子
分科会7会議の様子
各分科会のとりまとめも全員参加で行われました。
各分科会のとりまとめの様子
二日目の夜 岡山市の公民館職員が企画した「この指とまれ!」が開催され、少数で和気あいあいと話ができました。
「この指とまれ!」の様子
二日目の夜から、成果文書(案)の作成が始まりました。深夜に及ぶ議論の末、三日目の明け方に完成しました。
成果文書(案)を作成している様子
成果文書(案)作成のために熱い議論が行われている様子
完成した成果文書をそれぞれの母語でコミットメント(約束)してもらいました!参加型で進めた今回の会議で、参加者みんなの議論を経て、公民館-CLCの取り組みが持つ、持続可能な社会づくりのための重要性と、これからやるべきことを「岡山コミットメント(約束)」としてまとめました。
この「約束」には、持続可能な社会づくりに向けた公民館-CLCの大切な役割と今後の展望、関係者の期待、希望が込められています。
考え、学び、行動する原点は、私たちの足下の「地域」にあります。
今回の会議を通じ、共に抱える問題にちがいがありながらも、国籍や地域を越えて、原点となる「地域での学びや行動」の大切さを確認し合い、一緒に「約束」したことが、とても大きいと思います。
成果文書が採択された時の様子
成果文書が採択された時の様子
成果文書が採択された時の様子
岡山コンベンションセンターではサイドイベントが開催されました。会議参加者だけでなく岡山市民も岡山の食や伝統文化にふれたり、展示を通じてESDを学んだりして、有意義な時間を過ごしていました。
サイドイベント会場の様子
サイドイベント展示の様子
後楽園フェアウェルパーティの様子
後楽園フェアウェルパーティの様子
今回の会議に向けて、準備段階から「参加型」にこだわって進めてきました。
岡山市の実践として発表するため、テーマごとにチームで作成したこと。それ以外の公民館はサイドイベントへ参加することで、全公民館あげての関わりとなり、地域住民への啓発も広がったと思います。実際国際会議への参加も多くありました。
このような大きな国際会議においても、公民館、ESDで大切にしてきた「参加型」で会議が終始行われました。成果文書(コミットメント)についても、すべての参加者が意見を言える場の設定のもと、実践に基づいた多くの貴重な意見が出され、それを成果文書作成委員がほぼ徹夜で日英両言語でまとめる形で最終日を迎え、再度修正のあと、満場一致で採択されました。
自分自身も関わってできた成果文書という思いが参加者に広がり、本当の意味でのコミットメント(約束)になったと実感しました。
この大きな成果は、先日、文部科学省が中央教育審議会別ウィンドウで開くで報告したり、公民館全国大会においても話題として取り上げられています。
今後、愛知・名古屋会議へインプットしていきますが、これで終わりではなく、ここから、それぞれの国や地域でどう進めていくかが問われます。
(岡山市ESD世界会議推進局)