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♯30「『教師教育に関する国際会議』開催報告」

[2015年3月4日]

ID:38224

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「教師教育に関する国際会議」の概要

教師教育に関する国際会議の様子1

「ESDに関するユネスコ世界会議」の一環として、2014年11月14日(金曜日)から11月17日(月曜日)に「教師教育に関する国際会議」が、岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館(きらめきプラザ)(岡山市北区)で開催されました。
(主催:国際教師教育ネットワーク、共催:ユネスコ、ユネスコスクール支援大学間ネットワーク、岡山市)

この会議は、あいち・名古屋で2014年11月10日(月曜日)から11月12日(水曜日)に開催された閣僚級会合及び全体の取りまとめ会合の成果を踏まえて、世界各地の教員養成に関わる39ヶ国の大学教授など93名が参加し、持続可能な社会の実現に貢献する人材を育てていくための教育システムの構築に関する方向性についてまとめ、「国連ESDの10年」以降における世界の教師教育(教員養成)機関の実践活動に役立てることを目的としたものでした。
会議は、全体会とテーマ別の分科会などにおいて、下記についての議論や報告などが行われました。

全体会・分科会のテーマ

教師教育に関する国際会議の様子2
教師教育に関する国際会議の様子3
  • 「国連ESDの10年」における各組織・各地域(アジア・太平洋、欧州・北アメリカ、アフリカ、ラテンアメリカ・カリブ地域)の活動成果と課題に関する報告。
  • 各地域の特性に基づく、グローバルアクションプログラム(2015年以降のESD推進の国際的な枠組み)の推進方策に関する討議。
  • 個別課題(生物多様性や気候変動、防災、地域文化の継承に関するESDの役割、教育分野別・地域単位などでのESD推進方法、行政機関などとの連携によるESD推進体制、教員の能力開発、評価方法、教員養成機関の役割など)に関する討議。

フィールド・トリップ

また、2014年11月17日(月曜日)には、下記5コースのフィールドトリップやBanquet(お別れ会)が開催され、会議参加者が、岡山地域のESD活動や自然・文化などに関する理解を深めるとともに、子どもたちや市民などとの交流を深めました。

フィールドトリップのコース内容

フィールドトリップの様子1
フィールドトリップの様子2
フィールドトリップの様子3
  • 第1コース(三勲小学校)
    子どもたちによる能楽演技や和太鼓演奏の視察など、三勲小学校が取り組んでいる伝統文化の継承に関する学びなどのESD活動を視察しました。
  • 第2コース(光南台中学校)
    地域での清掃活動を軸に、校内はもとより校外での自然環境や廃棄物対策などに関する様々な環境学習に取り組む学校や生徒の活動について視察しました。
  • 第3コース(清心女子高等学校)
    希少野生生物であるカスミサンショウウオの保護活動などについての高校生によるプレゼンテーションをはじめ、学校の取り組み状況を視察した後、国分寺などの吉備路の文化施設についても視察しました。
  • 第4コース
    岡山県自然保護センターにおいて、湿地園をはじめ里山の保全を通じて取り組んでいる生物多様性の活動について視察しました。
  • 第5コース
    西川緑道公園やコミュニティサイクル事業などの自転車環境整備、主要道路沿いの建物のセットバックなどの景観保全の岡山市のまちづくり事業について視察しました。

会議の成果

4日間における会議での様々な討議や参加者間の情報交換などを踏まえて、今後2年間で、参加者が各国・各組織の特性に基づいて取り組む事項を、「コミットメント」としてまとめて、IN事務局に提出し、このコミットメントについては、次回の会合で検証することを申し合わせました。
また、学生スタッフをはじめ、会議支援を支えた関係者のおもてなしに感謝の言葉を多数いただくとともに、市内の良好な自然環境や環境美化などについて、多くの賞賛をいただきました。

(岡山市ESD世界会議推進局)

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