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#87「多様な世代やフィールドで・できることを・できる時に」~NPO法人国際協力研究所・岡山(NPO ICOI)~

[2021年1月5日]

ID:38670

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当NPOの正式名称は特定非営利活動法人国際協力研究所・岡山であり、スペイン語表記Instituto Cooperativo Internacional de Okayama(ICOI)を伴っています。
これは、池田時夫代表理事が中南米各地(スペイン語圏)での20年近い現地活動をふまえて、2010年11月18日に地元岡山で設立したことからです。

10周年

活動の3本柱として

  1. 国際協力・国際交流
  2. 考え・行動する人づくり
  3. 持続可能な環境づくり

があり、参画する会員が主体性を発揮しながら、海外ボランティア招聘、人材育成、環境保全、市民への啓蒙および広報、国際協力関連研究、イベント開催などの事業に取り組んでいます。

現在、会員は20名少々と小規模ですが、全員が現職であり、多様な職種(福祉専門職、団体職員、中学教員、大学教員、留学生、経営者、IT技術者など)と国籍(ネパール、トルコ、ケニア、ウガンダ、カナダ、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスなど)から成ります。
当NPOはSDGs4「質の高い教育」とSDGs 17「パートナーシップ」を最重視しながら、次のような取り組みを行っています。

(1)国際協力・国際交流

国際協力・国際交流に関するSDGsアイコン

*いずれも岡山市国際友好交流都市
2014年にコスタリカ共和国*サンホセ市よりシルビア・サンチェス氏を岡山市北区御津宇甘西地区に招へいし、同地区にお住まいの地域の方々と交流する中で、観光振興や人口減少などの地域課題について意見交換し、課題解決に向けた報告書を提出しました。
2017年から「草の根国際交流」として、現地Silicon Valley Youth Ambassadors Organizationとアメリカ・カリフォルニア州*サンノゼ市高校生親善大使交流事業を主催しています。

サンノゼ交流ホームステイ

当NPOと繋がりのある中学校での生徒間交流に加えて、岡山市長表敬訪問、岡山大学や岡山学芸館高校、曹源寺などでの文化交流・体験、岡山市内ホームステイなども企画し、参加した中高生たちの間に国や言葉、文化を越えた友情が育まれています。
この他、2017年から毎年、中学生と留学生がディスカッションするInternational Meeting、西大寺会陽はだか祭りに在住外国人と岡山の青年たちが共に参加するInternational Friendship Party、ウガンダ共和国の子ども聖歌隊Watotoとの学校交流(2017・2019年)、中国*洛陽市との日中青少年交流促進事業(2019年)などにも取り組み、岡山の青少年層が国際感覚を育んだり、市民の皆さんがESD活動に関わったりする機会をつくっています。

2020年10月30日に発生したトルコ・ギリシャ沖地震(エーゲ海地震)では、被害の大きかったトルコ・イズミル県に対する義援金プロジェクト「明日も友達」を立ち上げました。
今後、都市間・学校間交流にも発展させたいと考えています。

(2)考え・行動する人づくり

SDGsアイコン4
SDGsアイコン17

多様な外部・専門機関とのネットワークを活かし、岡山市内中学校の総合的な学習の時間や学校行事で、平和・人権・環境・主権者育成、探究活動などに関わる学習プログラムを計画立案、実施しています。
現在、岡山大附属中(連携モデル校)・岡山市立旭東中・操南中・高松中・御南中などで好事例を蓄積しています。

(3)持続可能な環境づくり

持続可能な環境づくりに関するSDGsアイコン

「環境」を自然、社会、文化、個人(well-being)などの視点で幅広く捉えて取り組んでいます。
特に、2015年以降は東日本大震災で地震・津波・原発事故の被害を受けた福島県双葉郡浪江町での現地ボランティア活動を定期的に行い、それをふまえた活動報告会、学習会、講演会、上映会などを開催しています。
これまでに、一般市民の方々はもちろん幼・小・中・高・大学生など2,500名以上を対象に実施してきました。
また、「おかやま環境教育ミーティング」(主催:かんきょうひろば)に実行委員や分科会・ブース参加の立場で関わらせていただき、持続可能な環境づくりについて考え、行動する機会としています。

持続可能な環境「ふくしまボランティア」

SDGs達成に向けて大切なことは、「多様な世代やフィールドで・できることを・できる時に」という、ささやかな営みの積み重ねだと考えています。
だからこそ、持続可能な社会を創っていく人育て=ESDという手立てが大切であり、学校や社会、家庭などさまざまな「教育」と繋がって取り組んでいきたいと考えています。
常に波及効果を考え、岡山・日本と世界、多文化共生の視点をもつ「持続可能な」取り組みとしていきたいです。
そして、岡山・日本に一人でも多くの持続可能な社会の参画者や実践・変革者を育てていきたいと思います。

NPO法人国際協力研究所・岡山(NPO ICOI)副代表理事 竹島 潤さん

竹島先生

1980年生。
国立大学法人岡山大学教育学部附属中学校教諭。
内閣府・(一財)青少年国際交流推進センター主催「NPOマネジメントフォーラム2016」・2016年度「地域コアリーダープログラム」日本代表青年。
アメリカ、ネパール、モザンビーク、ドイツ、カンボジア、中国での留学・研修や現地ボランティア活動の経験なども生かしながら、仲間たちとESD for SDGsの視点で青少年育成につながる学校・NPO連携プログラムを推進している。

次の執筆者さんからのメッセージ!

一般社団法人医と食でつながる瀬戸大橋ラインLaboratory 代表理事 逢澤直子さん

「多様な世代やフィールドで・できることを・できる時に」学校や社会、家庭などさまざまな「教育」と繋がって、グローバルな人育てにご尽力されていらっしゃる竹島先生。
これからも応援しております。

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