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#101「連続シンポジウム『SDGs地域課題を探る』持続可能な岡山を目指して ~株式会社山陽新聞社~」

[2023年1月10日]

ID:44948

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連続シンポジウム「令和時代の地域課題を探る」開催

東京一極集中が加速する中で、持続可能な地域をいかにつくるか-。こんな問題提起が原点でした。
2019年6月、山陽新聞の創刊140周年を記念してスタートした連続シンポジウム「令和時代の地域課題を探る」です。
山陽新聞社が、NPO法人などのネットワーク組織「SDGsネットワークおかやま」(事務局・岡山NPOセンター)と連携して開催。会長の石原達也さんは、初回はパネリストとして、2回目からは私とともに進行役を務めています。シンポジウムに先立ち、論点整理のための事前ワークショップをSDGsネットワークおかやまの主催で開いています。出された意見や疑問を当日の討論に反映しています。

パネルディスカッションの様子

連続シンポジウム「令和時代の地域課題を探る」のパネルディスカッション

令和時代の岡山宣言

 このシリーズのシンポジウムは2020年9月まで計5回開催。東京などへ人やお金が流出する社会システムから脱し、食やエネルギーの地産地消といった地元の資源や文化を生かしたライフスタイルの推進、地域内にお金を回して課題解決を図りイノベーションを促すことが提起されました。さらに公共交通を充実させて人々の出会いやコミュニティーづくりを促すことや、地域を挙げて学校や子どもたちと関わり、次世代を育成することの重要性が指摘されました。
 全体的に、人やモノ、お金の地域内循環を高めて自立を進め、人々のつながりも強める方向性が強調された形です。
 そしてシリーズを総括し、「人やモノ、お金が外に出ていく流れを変え、地域循環型の共生社会を推進しよう」との「令和時代の岡山宣言」をまとめてアピールしました。
 山陽新聞では、ワークショップやシンポジウムは当日の様子を記事にするとともに、シンポジウムの詳報を後日、特集紙面で伝えています。

ワークショップの様子

対面で行っていたときの事前ワークショップの様子

新シリーズ「SDGs地域課題を探る」

 「令和時代の…」シリーズを受ける形で2021年2月から始まったのが、新たな連続シンポジウム「SDGs地域課題を探る」です。「令和時代の岡山宣言」とともに国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)にも沿って、毎回のテーマごとに課題解決の道筋を探っています。
 コロナ対策で、シンポジウムはライブ配信も行い、ワークショップはオンラインを基本としています。
 2021、2022年と各4回ずつ開催し、エネルギーの地産地消や教育環境、若者の政治参加、フードロス、環境に優しいファッション、海の豊かさなどをテーマに取り上げました。2022年の締めくくりとして11月23日、「未来につなぐ食と農」のテーマで食料の安定確保のための持続可能な農業について話し合いました。

新たな連続シンポジウム「SDGs地域課題を探る」の様子

新シリーズ「SDGs地域課題を探る」の一場面

高校生らも登壇

 シンポジウムではこのところ、高校生らも登壇して関連する取り組みを発表してもらうのが恒例となりました。持続可能な社会づくりを話し合うのに、未来を担う高校生らとともに考えることも有益でしょう。
 新シリーズでは、小学生から大学生までの山陽新聞による会員制組織「山陽子ども記者ネットワーク」の子どもたちに、シンポジウムの動画や特集紙面を見た感想、意見を募集し、優秀な作品を紙面に掲載しました。また、オンラインで子どもたちの座談会を開催してやりとりを記事にしています。
 さらにシンポジウムのやりとりを、ネットの音声配信サービス「山陽新聞ポッドキャスト」でも伝えるようにもなり、シンポジウムを題材に多角的な取り組みをしています。
 シンポジウムは引き続き、年4回程度の開催を考えています。できれば会場である山陽新聞さん太ホール(岡山市北区柳町)に足をお運びください。

取り組みを発表する様子

取り組みを発表する高校生

山陽新聞社 論説主幹 岡山一郎

山陽新聞社 論説主幹
岡山一郎 (おかやま・いちろう)
1960年、岡山市生まれ。慶応大学法学部政治学科卒。1983年、山陽新聞社に入社し、社会部、津山支社、東京支社などの記者として取材活動。政治部副部長、論説委員、東京支社編集部長、政治部長、論説委員会副主幹、編集委員室長などを経て2022年2月25日から論説主幹。

次の筆者さんからのメッセージ!

【合同会社OFFICE HIT-LAB 代表 横山三樹生さん】

山陽新聞の「連続シンポジウム」は、まさに次世代と地域社会の未来を見据えた素晴らしい取り組みであると以前から注目していました。地域が自立・分散しながらネットワークで連携し、相補的に発展していく『地域循環型の共生社会』の実現はSDGs行動の10年と呼ばれるいまこそ、とても大切な考え方であると思っています。

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