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♯6「『創る・つながる・伝える』日限の縁日の発足起点」

[2014年1月28日]

ID:38252

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「日限の縁日」とは?

「日限の縁日」とは毎月23日に、千日前商店街アーケード内と大雲寺境内※で開催されている縁日です。23日は「日限のお地蔵さん」(日限地蔵尊)のご縁の日。地域の人々が大雲寺を訪れ、お地蔵さんにお参りします。
100年以上前からその日にあわせて、日限の縁日が行われてきました。今では、ライブやパフォーマンスが行われ、個性あふれるおいしい屋台、新鮮野菜、ハンドメイド雑貨の屋台も出店しています。

※大雲寺:岡山市北区3丁目にある寺院。石造の「日限のお地蔵さん」(日限地蔵尊)が安置されている。

ライブの様子

「日限の縁日」で行われたライブ

「日限の縁日」が始まったきっかけとめざすもの

私たちが日限の縁日を始めたきっかけは、忘れもしない、2011年(平成23年)3月11日に起きた東日本大震災と福島原発事故です。震災と原発事故から私たちが学んだこと。それは、人と人との結びつきや、人と地域のかかわり合いでした。さらには人と地球の「共生」のあり方について考え行動することが、子どもたちの未来のために大切だと気づかされました。
今後岡山から被災地へ支援を続けていくためにも大切なことです。

そして私は「日限の縁日実行委員会」をつくり、次のようなことをめざして動き始めました。

縁結び、世代・職業を問わず交流の場を生み出そう。

支援

東日本大震災復興支援、移住者への支援を行おう。

地元商店・住民とのつながりを生み出そう。

発信

Think globally act locally(地球的な視野で考え、地域の身近なところから行動をしよう。)

寺子屋、環境問題について考えよう。

交流

三世代が共有できる場所を生み出そう。

昔の人から学んだことを、未来につないでいく

しかし実行委員会がスタートした時の日限の縁日は、来る人も少なく、昔のにぎわいが失われてしまいそうな状態でした。

歴史をふりかえってみると、昭和40年代には約300のお店が立ち並び、1日5万人もの人が訪れていたそうです。家族みんなで浴衣を着たり、おじいちゃんおばあちゃんがお孫さんの手を引いて縁日を楽しんでいました。その中でお地蔵さんに手を合わすことを、子どもたちに伝えていた時代でもあったのです。
このような世代から世代へ文化が伝えられていたところに、ESDとのつながりがあるのではないでしょうか。昔の人の知恵、体験、生活のあり方など、知れば知るほどこれからの未来に残したいと思います。

書道パフォーマンスの写真

大雲寺境内で行われている書道パフォーマンス

パフォーマンスの写真

訪れた人を楽しませる様々なパフォーマンス

つながりが生まれる「日限の縁日」

現在の日限の縁日では、子どもたちのために絵本の読み聞かせや紙芝居が行われたり、大雲寺の副住職がお地蔵さんの物語を伝えています。お店で大人たちが働いている姿を見ながら、子どもたちは色々なことを学んだり感じたりしています。また大人と子どもが一緒にお店を出したり、子どもが自分たちだけで考えて出した屋台もあります。
また日限の縁日を通じて出会った人々の間にもつながりが生まれ、だんだんと広がっています。みんなで顔を合わせて情報交換したりすることで、きずなを深めているのです。今では大人も子どもも、月に一度会えることを楽しみにしています。

みなさんも明るい未来にするため、子どもたちのため、身近なESDから始めましょう!
最後に色んな思いがつまった日限の縁日には、たくさんの楽しみがあふれています。ぜひ一度お越しください!出会える日を楽しみにしています。

日限の縁日実行委員会委員長 時宗正幸さん

時宗正幸さんの写真

笠井山妙法寺薬師尊境内に、2014年4月オープン予定の大自然の恵み料理MOJIROオーナーシェフ。日限の縁日実行委員会委員長だけでなく、岡山中心地などで開催される飲みあるきイベントの実行委員長もつとめるなど、幅広く活躍されています。

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