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2022年度第3回ESDカフェ「ESD学生インターンシップって?~学生の体験談と受入団体NPO法人の活動~」

[2022年8月2日]

ID:41374

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  • テーマ:ESD学生インターンシップって?~学生の体験談と受入団体NPO法人の活動~
  • 開催日時:2022年6月16日(木曜)午後6時30分から午後8時
  • 開催場所:オンライン(Zoom)
  • ゲストスピーカー:ノートルダム清心女子大学 杉原杏さん/NPO法人タブララサ理事長 利根弥生さん

2022年度第3回ESDカフェ「ESD学生インターンシップって?~学生の体験談と受入団体NPO法人の活動~」

6月16日(木曜)に、オンラインで今年度第3回目のESDカフェを開催しました。今回は「ESD学生インターンシップって?~学生の体験談と受入団体NPO法人の活動~」と題して、令和3年度のインターンシップに参加した杉原杏さん、受入団体の利根弥生さんにお話しいただきました。当日は、大学生を中心に、27名の方がご参加くださいました。

ESD学生インターンシップは、地域課題と向き合うNPO法人や公民館などの取組を経験することで、その役割を理解し、地域コミュニティでのESDの実践につなげていくことを目的としています。受入団体の活動は、まちづくり、介護・福祉、若者支援、子育て支援、東日本大震災の避難者支援など多岐にわたります。

杉原さんは、大学3年生のときにESD学生インターンシップに参加しました。コロナ禍で、大学の講義がオンライン中心になり課外活動もできなくなったため、外に出て何かしたいという気持ちで参加を決めたそうです。もともと環境やまちづくりに興味があったこと、楽しそうな活動内容だったことからNPO法人タブララサを希望しました。

「タブララサ」とは、ラテン語で「白い板」「白紙の状態」を表しています。エコの要素を取り入れ、おしゃれに、楽しく、何にもとらわれない真っ白な心でまちづくりを実現したいという思いで活動している団体です。

2000年代前半、のちのタブララサとなるメンバーが西川緑道公園でアートイベントを開催した際、飲食ブースから使い捨て容器のゴミがたくさん出ました。せっかく素敵なイベントをしてもゴミが出てはカッコ悪い、ゴミを減らしたい、との思いから、中四国地方初のリユース食器の貸し出しを開始しました。また2006年からは、人通りが少なかった夜の西川緑道公園に賑わいを生みだしたいと、西川キャンドルナイトを開催しています。

現在は、主に、イベント時のゴミを減らすエコスマ(「エコをスマートに」の略)、結婚式場で廃棄されたキャンドルを回収し、ワークショップなどで新しいキャンドルに生まれ変わらせるHappy Share Candleなどの活動に取り組んでいます。

5つのプロジェクトの写真

昨年度、タブララサでのESD学生インターンシップに参加した学生は4名。各々が7~8日間ずつ活動しました。リユース食器の在庫管理や洗浄環境の調査、廃棄されたキャンドルを溶かして新しいキャンドルの材料を作る作業を中心に、展示資料の作成やインスタグラムを活用しての広報なども行いました。

単に作業をするだけでなく、そのプロジェクトに込められた想いや、プロジェクトを進めるための資金計画を知ることで、深く関わることができたそうです。

日々の活動の様子の写真
ESDインターンシップ報告会の資料写真1
ESDインターンシップ報告会の資料写真2

杉原さんはインターンシップ参加後、ボランティアをしたりSDGs関連のイベントに参加したりするようになりました。先に「環境によいことだから取り組みましょう」「課題を解決するために行動しましょう」と考えてから動くのではなく、楽しく活動する中での「こうしたらもっとよくなるのではないか」という気づきを次の活動へつなげていくタブララサの姿勢が、SDGs活動に対するハードルが下がって参加しやすいと感じたそうです。

参加者からは「知識があっても行動しなければ意味がない」「インターンシップは、地域にどんな課題があるのか知り、行動する第一歩になる」などの意見が出ました。

ESDカフェ お問い合わせ

岡山ESD推進協議会(岡山市市民協働局市民協働部SDGs・ESD推進課内)
担当:瀬戸井、蛭田
電話:086-803-1354
ファクス:086-803-1777
電子メールアドレス:esd@city.okayama.lg.jp