4月21日(木曜日)に、オンラインで今年度第1回目のESDカフェを開催しました。今回は「食育で考えよう!~家族の健康な身体づくり~」と題して、Liberte’代表、女性が運営する住みよい街づくりの啓発活動団体Désir代表の小松好美さんにお話しいただきました。
小松さんの二人の子どもたちは、幼い頃、病気がちで入退院を繰り返していました。
「口に入れるもので身体は変わるから、食事で体質改善してみませんか?」という提案をきっかけに、家族全員で一年間の体質改善に取り組んだ結果、ずいぶん体調がよくなったそうです。以前は毎日数種類の薬を服用していた次男も、今では薬を飲まなくても体調が落ち着いているそうです。
この経験から「食の大切さ」「食で体質が変わること」を伝えたいと思い、食育アドバイザーの資格を取得。現在は、中学校・高校での出前授業、健康的な時短レシピ発信、飲食店とのレシピ共同開発など、食にまつわる様々な活動をされています。
「鯖の醤照り焼き」「豆乳担々スープ」のレシピを紹介していただきました。小松さんのレシピは、体質改善効果とダイエット効果を同時に叶えることができます。
他にも、市販の惣菜を買う場合は多種類の野菜が入ったサラダ等にする、外食する場合は無添加の食材を使ったレストラン等を探すといった工夫も教えてくださいました。
身体によいからと特定の栄養素に偏ったり、逆に「〇〇は絶対に食べてはいけない」と制限したりするのではなく、栄養のあるものをしっかり食べることが大切とのこと。
これらのバランスのとれた食事は、喘息やアレルギーなどの体質改善だけでなく、ダイエットや健康的な身体づくりにも効果的なので、ぜひ参考にしてほしいとのことでした。
小松さんは、食育アドバイザーとしての活動を軸に、様々な分野に取り組んでいます。
特に、未来を担う子どもたちのサポートと女性が輝くためのサポートに力を入れていて、公民館に現役の塾講師を呼んで子どもたちを集めて一緒に勉強したり、女性講師を派遣したりしています。さらに、障がい者の方と商品開発をしている「岡山ビューホテル」や「コノヒトカンプロジェクト」と連携するなど、活動の幅を広げています。
参加者からは、「食を変えることで、身体だけでなく心も元気に前向きになれるのだと思った」「買い物をするときは成分表示を見て添加物の入っていないものを選ぶなど、できることから食生活を見直したい」などの感想が聞かれました。
岡山ESD推進協議会(岡山市市民協働局市民協働部SDGs・ESD推進課内)
担当:瀬戸井、蛭田
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