9月16日(木曜日)に、オンラインで今年度第5回目のESDカフェを開催しました。
今回は「つしまみんな食堂の居場所づくり~みんなで作る地域のつながり~」をテーマに、つしまみんな食堂代表の前田泰史さんにお話しいただきました。
2018年12月から始まった「つしまみんな食堂」は、現在、社会福祉法人 報恩積善会、京山公民館、ボランティアの学生や地域の方などと協働で活動しています。
「みんなで作ろう!食べよう!つながろう!」をモットーに、ただ食事を提供するのではなく、それぞれの参加者がちょっとした役割を持ち、みんなで一緒に作って食べるという「体験型」のこども食堂です。食育、孤食防止、多世代交流の場にもなっています。
また、食堂開催以外にも、木工作品やハーバリウムなどを作るワークショップや、食品ロスをなくすと同時に支援を必要としている家庭に食品や日用品を届けるフードシェアリングの活動等も行っています。
参加者から「やりたいことはあるが、どうやって始めればよいか」という質問があり、前田さんは「自分のできることからやってみる」ことだと話されていました。始めることで他とのつながりができたり活動範囲が広がったりしていくので、まずは自分のできる範囲で始めてみることが大切だとのことです。
実際、フードシェアリングも「最初は、つしまみんな食堂で使う食材がほしくて受け取る側として参加していたが、様々なつながりができ、主体的に関わるようになった」そうです。今では、活動でできた様々なつながりを広げ、子育て世帯だけでなく他のこども食堂や学生、高齢者へ届ける活動等もされています。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により以前のような食堂の開催が難しい状況になっても、参加人数を制限したり食堂の代わりにイベントを開催したりして、つながりを絶やさないように活動を続けていきたいとのことでした。
岡山ESD推進協議会(岡山市市民協働局市民協働部SDGs・ESD推進課内)
担当:赤木、瀬戸井
電話:086-803-1354
ファクス:086-803-1777
電子メールアドレス:esd@city.okayama.lg.jp