はじめまして。NPO法人タブララサの利根弥生です。
「西川キャンドルナイト」というイベントを、みなさんはご存じでしょうか?毎年ゴールデンウィークに岡山市の中心部を流れる西川緑道公園で行っているイベントで、2014年(平成26年)には第10回目を迎えることができました。
西川キャンドルナイトはその名のとおり、西川緑道公園をキャンドルで彩るイベントです。「いつもと違う西川の雰囲気を、まちの人たちに楽しんでもらいたい」という趣旨で始まりました。
もう少し踏みこんでお話すると、当日灯す3000個のキャンドルは、すべてリサイクルでつくられたものです。結婚式で一度だけ使われた後、使われなくなっていたキャンドルを、スタッフが一つひとつ手づくりでよみがえらせています。
また西川キャンドルナイトの日には、行政の協力で西川緑道公園沿いの外灯も消されます。いつもはたくさんの外灯で照らされている西川緑道公園も、一年に一日だけキャンドルの優しい光に包みこまれます。
西川キャンドルナイトが目指しているのは、「おしゃれでエコなイベント」。
まちにはいろいろな人がいて、何に興味を持つかは人それぞれ。エコやまちづくりだけを入り口にすると、親しみを持ちにくい人だっているはずです。
「キャンドルナイトっておしゃれな感じがするから来てみた」。そんな人も、知らない間に巻きこまれています。
西川キャンドルナイトのような小さなきっかけをつくることで、エコのことやまちづくりのことが、たくさんの人に少しずつでも伝わっていけばいいのです。
「ESD?難しそうでよくわかんない」。私も最初はそう感じていました。
しかし、「西川キャンドルナイトだって立派なESDだよ」と教えてもらってからは、とても身近に感じるようになりました。
エコであること。まちを想うこと。
実はたくさんの人ができていることではないでしょうか?
西川キャンドルナイトは、それに気づくお手伝いをしていきたいと思うのです。
大分県出身。サークルの先輩に誘われたことがきっかけで、大学2年生からNPO法人タブララサで活動しています。現在はHappy Share Candle部門を担当し、商品の制作やキャンドルづくりが体験できるワークショップを開催しています。