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♯3「ESD(持続可能な開発のための教育)と共育(共に育つ)をめざして」

[2013年12月16日]

ID:38282

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ハート・オブ・ゴールドについて

ハート・オブ・ゴールド(HG)は、1998年(平成10年)にアンコールワット国際ハーフマラソンに参加した人々によって設立されました。活動の柱としてチャリティーマラソンの運営協力をしながら、将来的にはカンボジア人による開催運営を目指して活動に取り組んできました。2013年(平成25年)に開催された第18回大会では、ついにカンボジアへ開催運営を移譲することができたのです。また、マラソンの運営だけでなく、自分たちの力でカンボジアを復興するために、人材育成や子ども達の教育支援を求める声が寄せられるようになりました。それらを受けてHGは現地の人々に寄りそい、次のような2つの活動に取り組んでいます。

マットで授業を受ける子どもたちの様子

岡山の学校から贈られたマットで授業を受ける子どもたち(HG提供)

岡山の高校生とカンボジアの子どもたちの交流の写真

岡山の高校生とカンボジアの子どもたちの交流の様子(HG提供)

ハート・オブ・ゴールドの主な取り組みについて

1つ目は、スポーツを通して行う支援です。カンボジアの小学校に体育教育を広げ、子ども達の「豊かな心と健やかな体作り」に貢献することを目指しています。教育省の「指導要領・指導書」の作成に協力し、中央・地方官庁の担当官育成と現地教員や教員育成校へのサポートをしながら、体育教育を行うモデル校をカンボジア全土に作っています。

2つ目は、2001年(平成13年)から始まった子どもの自立支援事業(日本語教育・養護施設運営)です。日本の小学校や中学校とも協力し、異文化理解や国際理解を広げるための出前授業を行っています。この取り組みがESD活動ともつながっています。日本の子どもたちは出前授業を通じ、カンボジアについて多くのこと(学校に行きたくても行けない子どもが多くいること、学校では1日4時間しか勉強できないこと、家族で助け合って仕事を分担していること、子どもが家族の中で大きな役割を担っていること)を学びます。カンボジアの子どもたちも日本の文化を学び、互いに顔の見える交流によって異文化理解を深めているのです。

また国際理解や決断力、勇気、協力して活動する喜びなど学ぶことで、自分自身の価値観の変化を実感する子どもも多くいます。多くのお金が必要な活動ではなく自分でできることを通じ、現地の人々と友達になれることを子どもたちに学んでもらいたいと考えています。そのためには募金や物資支援がどこに使われているかについて、理解して活動を行うことも大切です。

教育の中で一番大事な目的は「見えないものを見る眼、聞こえない声を聴く耳、本当に大切なことを感じる心」を育てることです。自己肯定感をしっかりと持った子どもが地球の色々な問題を解決し、豊かな未来をつくっていくと信じています。

カンボジアの子どもたちの写真

カンボジアの子どもたち(HG提供)

特定非営利活動法人 ハート・オブ・ゴールド 事務局長 田代邦子さん

事務局長田代邦子さんの写真

事務局長・田代邦子さん(HG提供)

1998年よりハート・オブ・ゴールド本部事務局にて、カンボジアでの体育教育の普及をはじめ様々な活動に取り組まれています。

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