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♯5「2014年秋、岡山市で『ESDに関するユネスコ世界会議』が開催されます! 」

[2014年1月17日]

ID:38218

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世界で初めてESDの地域拠点に認定された岡山市域!

みなさんは「国連ESDの10年」※1をご存知でしょうか?
これは、国連(国際連合※2)が、2005年(平成17年)から2014年(平成26年)を、国連ESDの10年と定め、世界的に推進している教育事業。いわば国連のキャンペーン期間です。
なんとこのESD、実施を提案した国は日本です!
さらに、国連ESDの10年が開始された2005年に、岡山市域は「ESDの地域拠点」(RCE※3)として世界で初めて認定されたのです!

※1 ESD:Education for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)詳しくは「ESDって何?」をご覧ください。
※2 国際連合:1945年に設立された国際組織。国際平和の維持や経済、社会などに関する国際協力の実現を目的としている。
※3 RCE:Regional Centre of Expertise on ESD
ESD活動を推進していくための拠点。2005年には国連大学から、世界で岡山を含む7つの地域がRCEに認定された。現在は世界で120の地域がRCEに認定され、世界各地のRCE同士が情報交換、連携しながらESDを推進している。(2013年11月現在)

第7回グローバルRCE会議

2012年韓国トンヨン市で行われた第7回グローバルRCE会議の様子

第8回グローバルRCE会議1

「第8回グローバルRCE会議」の分科会の様子

「ESDに関するユネスコ世界会議」が岡山で開催!

国連ESDの10年の締めくくりの年となる2014年には、ESDの提案国である日本で取りまとめの会合が行われます。
これまでESD活動に取り組んできたことが評価され、岡山市および愛知県名古屋市でESDに関するユネスコ世界会議が開催されることになったのです!

岡山市では、学校関係者・研究者・地域の活動者などが集まる会合が開かれ、これまでの成果と今後のビジョンが話し合われます。協議の結果は、岡山市の会議の後に愛知県名古屋市で開催される「閣僚級会合及び全体の取りまとめ会合※」で報告されます。

※閣僚級会合及び全体の取りまとめ会合:2014年11月10日(月曜日)から12日(水曜日)に愛知県名古屋市で開催

ナイロビから岡山へ、そして未来へ(From Nairobi to Okayama Future)

ESDに関するユネスコ世界会議と関連して開催される「グローバルRCE会議※」は、世界からRCEの代表者が集まる会議です。2006年から継続して開催されており、そこではESD活動の成果や今後の方向性について話し合われています。
2013年(平成25年)11月にはケニアの首都ナイロビで、「第8回グローバルRCE会議」が開催されました。世界各地で行われているESDの取り組み事例が紹介され、気候変動や生物多様性、未来を担う若者についてなど、様々なテーマについて参加者が話し合いました。
その会議の中で何度も言われていたことが、「ナイロビから岡山へ、そして未来へ」のフレーズ。これまでの取り組みについて話し合ったナイロビでの会議では、2014年に岡山で開催される会議が未来へつながっていくための大切な会議であるということが、会議参加者の間で共有されました。そして、この国連ESDの10年の成果とビジョンを共有する岡山での会議につながっています。

第8回グローバルRCE会議2

2013年11月にケニアの首都ナイロビで開催された「第8回グローバルRCE会議」の様子

マサイ族のダンスの画像

会議の合間に披露された地元マサイ族のダンス

持続可能な社会を目指し学びあう未来に向けて、世界から岡山に寄せられる期待は大きいと思います!多くの方々がESD活動や会議に向けた取り組みに参加していただけるよう、私たち岡山市役所ESD世界会議推進局もがんばっていきます。ぜひみなさんも一緒にESDに取り組んでいきましょう!

※グローバルRCE会議について、詳しくは「2014年ステークホルダー会議(4)」をご覧ください。

岡山市役所ESD世界会議推進局 流尾正亮さん

流尾正亮さんの写真

岡山市役所国際課、環境保全課、ESD最終年会合準備室を経て、現在はESD世界会議推進局に勤務。岡山ESD推進協議会事務局として、岡山市域でESDを推進する「岡山ESDプロジェクト」に取り組んでいます。