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<感想・エッセイ>「善太と三平」を読んで

[2024年6月20日]

ID:62048

「善太と三平」を読んで

ノートルダム清心女子大学 4年 三谷原るり子

田園にある太い松の木のある場所へ、善太と三平にあっという間に連れて行かれた。目の前には昭和ののどかな田園地帯が広がっている。

善太は石を投げたが白い鳥は身じろぎしなかった。善太の複雑な気持ちに共感できる。

私も幼い頃祠に何が入っているのか不思議だった。「けむりで田園の片隅が神秘的になる」なんて今の大人は忘れてしまっている感覚である。

母と三平との会話の中で母は子どもの言うことすべてを肯定して聞いている、こんな母でありたいな。

雷の後、祠に行って、川にいるはずの魚や毛の生えたかにを見つけた時はきっと驚いたことだろう。大人の私までわくわくして祠の近くへ行ってみたくなった。

遠い昔を思い出して、太い松の木の下の祠のそばにすわって善太と三平と一緒に話をしてみたいな!

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