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<感想・エッセイ>「おじさんの発明」を読んで

[2021年11月3日]

ID:33248

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「おじさんの発明」を読んで

ノートルダム清心女子大学 2年 山本優花

 おじさんは、なんでも発明できる人なのだろうか。私は、おじさんが善太にお願いされたずっと色んなお話を見せて聞かせてくれる箱を発明することができないと思っていた。

 確かに、昔の善太と美代子は何も見えず、聞こえないただの箱だった。それは昔の純粋な心があったからではないかと思う。しかし、昔の話をしていた善太と美代子が何もなかったはずの箱のお話に「ガマ」と「一本の木」の話を出してきたことに衝撃を受けた。おじさんは最後に機械なんて造らなかったと言っているが、私はこのとき発明したのだと感じていた。それは、善太と美代子があの頃必死に見聞きしていたただの箱のお話は二人の「人生」という「お話」を振り返られるものになっていたからだ。

 おじさんは、なんでも発明することのできる人だと私は今でも思っている。それには、彼の思いや願い、善太と美代子の力も必要不可欠であったことも感じていた。

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