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<感想・エッセイ>「きしゃイヌ」を読んで

[2021年11月3日]

ID:33242

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「きしゃイヌ」を読んで

 ノートルダム清心女子大学 2年 S.S

 主人公の善太が、飼い犬である五ろうの足が速いことを自慢に思って付けたあだ名の「きしゃイヌ」。本来であれば誇らしいはずのこのあだ名を馬鹿にされたことで、名誉回復のために本物の汽車との競争を受け入れてしまうが、実際に汽車を目の前にすると、五ろうを失ってしまうかもしれないという恐怖を感じ、競争を直前で取りやめるという、名誉回復よりも五ろうの命の大切さに気付いた瞬間に、人間として成長していく姿が見られた。友人たちとの喧嘩の理由も、仲直りのきっかけも五ろうであり、五ろうの行動を通して学童期であろう子どもたちが、自分の行動を振り返りながら、反省していく姿が微笑ましく描かれていた。

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