「牛の友だち」を読んで
ノートルダム清心女子大学 4年 K.F
牛とにわとりは友人ですが、牛はいつもにわとりに頼られてばかりで不公平
感を感じていた。人間関係は頻繁に悩みの原因になるが、牛がにわとりに感じ
たような不公平感というのも度々その原因となる。本来、友人というものは損
得で付き合うものではないものの、連続で自分ばかりが負担を負っている状態
は心地の良いものではない。しかし、その一瞬にフォーカスして損得感情に左
右されていては、せっかくの友達を大切にする機会をあろうことか無駄にする
ことになります。牛とにわとりの現実に近い組み合わせではない動物の選択が
絶妙で童話らしさがぐっと強まったように感じた。