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<感想・エッセイ>「子供の猫」を読んで

[2023年7月26日]

ID:52026

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「子供の猫」を読んで

 ノートルダム清心女子大学 2年 M.A.

 隣の家から天気の日も雨の日も飼い主の家が変わってもやって来る猫のハナと三平とその家族のお話。他の兄たちの辛辣なハナへの見方に対して三平は猫係りになる前から可愛がっている。その三平の言動が隣の東弁護士一家が引っ越してからも三平の家にもよく現われる一因になっていて、自分のテリトリーというだけでなく居場所、遊んでくれる人がいて安心して過ごせる場所だとハナが感じているからではないだろうか。しかし、ハナを飼うようになってからも兄たちはハナに対する嫌悪感は変わることはなかったうえに三平はハナを鞭でたたくなどしてしつけをする。三平のハナへの気持はさほど変わらず単なるしつけと考えているようだがハナは今までと同じ気持ちでこの家にいられる訳がない。現在、身体に外傷が生じる行為や心理的苦痛を感じさせる行為は動物愛護法で禁止されている。動物を飼うときは家族全員の前向きな理解を得たうえで動物が安心して私たちと共同生活を送れる環境と心を用意してそれを忘れずにいなければならない。動物に関わるからには愛をもって接しなければいけないことを再度感じた。

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