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<感想・エッセイ>「異人屋敷」を読んで

[2020年6月19日]

ID:22742

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「異人屋敷」を読んで


 ノートルダム清心女子大学 2年 K.H.

 作中では西洋人の住む屋敷を「異人屋敷」と呼び、その屋敷で飼われている犬の毛色を「ようかん色」と例えるなど、屋敷の様子が主人公の知っている言葉や物で表されることで、この作品が主人公目線で書かれていることが強調されているように感じました。そしてその屋敷の犬や庭に植えられている花、そして写真機を扱う西洋人の様子を恐ろしい物のように描写していることから、主人公にとってその「異人屋敷」が未知の領域であることをより鮮明に読み取ることができました。
  また最後に主人公は、焼け落ちた屋敷の門の側に落ちていた鳥の羽を持ち帰ります。この描写について私は、焼け落ちて無くなってしまった屋敷の記憶を思い出として大切に取っておきたいという主人公の心情が描かれているように思いました。またこの描写があることで、読み終わった後に余韻を感じられる作品でした。

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