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<感想・エッセイ>「風の中の子供」を読んで

[2020年6月19日]

ID:22707

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「風の中の子供」を読んで


 ノートルダム清心女子大学 3年 三宅晴菜

 貧乏、親がいない、からかわれる、寂しい、学校へ行きたくないなどと言った昭和の初期に生まれた、大正に生まれた子供たちの悲しみを坪田はこの本を通して表現したいと思ったのかもしれない。「時をかける少女」を執筆した筒井康隆氏はこの本の評価をこう記していた。「小説を読んで涙するのは、子供の頃に読んだ『風の中の子供』以来だ」と言わしめた傑作であると思う。戦前の日本の状態が見られ、今に至ってはあり得ない、考えらえない世界がこの本や当時、本が出た頃にあったかと思うと考えも付かない。しかし、その中でも作中の善太、三平といった子供たちは生き生きとしていたと感じられる。木に登り、川で泳いで遊び、生活道路を車など気にしないで思い切り走り回ることができる。また、当時は現代でいう情報社会ではなかった環境、多難な社会状況、荒れた家庭内状況の中でもこの兄弟はそれらを糧にして強くたくましく生きることができたのだろうと思う。

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