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<感想・エッセイ>「カタツムリ」を読んで

[2020年6月19日]

ID:22684

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「カタツムリ」を読んで


ノートルダム清心女子大学 3年 E.N.

 この作品を読んで最初に思ったことは、残酷な事が描かれ、少し怖いというものでした。特に、善太と正太がカタツムリを投げとばす場面です。投げられたカタツムリは、死んでしまったと思うほど力強く投げられ、正太に至っては墓石に投げつけています。この場面を読んだ時、「投げなくてもいいのでは」と思うほど、衝撃を受けました。しかし、この場面があることで、善太と正太がより子供らしくなっているということに気づきました。子供は自分の気に入らないもので自分でも投げられるものは投げてしまうからです。善太はカタツムリが美代ちゃんを怖がらせたから、正太は美代ちゃんが亡くなったのが悲しいからカタツムリを投げていると思いました。怖がらせたカタツムリを消したかった、美代ちゃんは亡くなったのに、怖がらせたカタツムリは生きているのが気にくわなかった。カタツムリを投げた2人の思いが見え、美代ちゃんに対する愛情が感じられるな、と最初に感じた”怖い”という印象が変わってきました。

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