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いたずら三平

[2020年6月18日]

ID:22642

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いたずら三平

 三平が学校からかえってきましたら、みちにふなが一ぴきおちていました。どうしたのでしょうか。川からはねあがったのでしょうか。ひとにとられるとき、あみからおちたのでしょうか。ピンピンはねておりました。
 三平は、それを、くさのはにつつんでもってかえりました。うちにかえると、そのしっぽにじをかいた、小さな木ふだをつけました。
 「いたずらこぶな。」
 だって、川のなかでおとなしくしておればいいものを、みちではねるなんてきっと、おかあさんのいいつけをきかないふなにちがいありません。そこで木ふだをつけると、おにわのおいけはなしてやりました。ふなはそれでもうれしそうに、木ふだをひいて水の中におよいでいきました。ところがそのばんのことです。三平はゆめをみました。
  「いたずら三ぺい。」
 いつのまにかじぶんのせなかに、そんな木ふだがさがっているのです。ともだちがたくさんあつまって、わいわいはやしたてます。
  「いたずら三ぺい。」
  「いたずら三ぺい。」
  「大いたずら三ぺいくん。」
 そして、だれひとりあそんでくれません。
  「山田くん、あそぼうよ。」
 なかよしの山田くんをみつけてちかよっていきますと、
  「いたずらっことあそぶ子いたずらっこ。」
 それで山田くんもこまったかおをして、あとしざりをします。
  「すずきくん。」
 またなかよしのすずきくんをよびましたが、すずきくんもにげていきます。三平はこまって、もうなみだが出そうになってきましたが、そのときです、目がさめました。ゆめだったのです。
  「ああ、ゆめでよかった。」とそうおもいました。すると、すぐひるの木ふだをつけた、ふなのことがおもわれました。
  「そうだ。あのふなもきっと、ともだちからのけものにされてこまっているだろう。あすはあの木ふだをとってやろう。」
 それからゆめもみずによくねむりました。

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