岡山市の重要生態系

岡山市は、面積約790平方キロメートルの広大な市域を有し、吉備高原に連なる北部の丘陵地から瀬戸内海に面した平野部まで、変化に富んだ地形に多くの野生生物が生息・生育する自然環境が存在します。私たちは、豊かな水と緑をはじめとした自然のめぐみを享受しながら四季折々の暮らしを営んできました。

このような自然環境と調和した豊かな暮らしを将来世代に引き継いでいくために、本市では、平成29年3月に「岡山市生物多様性地域戦略」を策定し、生物多様性の保全とまちの発展の両立をめざして取り組んできました。

岡山市のように人間生活との関わりが深い地域において生態系を保全していくためには、科学的な知見を踏まえたうえで、各地域の住民が主体となり、行政や研究機関、地域外からの市民がサポートを行う枠組みづくりを行うことが必要です。

同戦略では、調査で明らかになった野生生物の情報などを基に、市域において重要な生態系を有する地域を選定し、保全に努めることを重点プロジェクトの一つとしました。「岡山市の重要生態系リスト」はこうした背景のもとで策定を進めたものです。策定にあたっては、岡山市自然環境保全審議会に生態系の抽出と評価について、ご意見をいただきました。

岡山市の重要生態系リストにおいて抽出した地域については、岡山市地図情報にも掲載しています。ご覧になる場合は、下記リンクをクリックしてください。

• 岡山市の重要生態系マップ

岡山市の重要生態系リストにおいて抽出した地域のうち、評価の結果、上位となった30地域については、地域の概要をまとめたカルテを作成しました。

なお、カルテ中の位置図は「国土地理院地図」及び「国土数値情報（行政区域データ）」（国土交通省）を加工して作製しています。

リストの策定にあたっては、令和4年6月15日（水曜日）から令和4年7月15日（金曜日）まで意見募集（パブリックコメント）を実施しました。結果については、下記リンクを参照ください。

• 岡山市の重要生態系リスト（案）への意見募集（パブリックコメント）の結果について