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第37回市長と大盛トークを実施しました

[2023年5月25日]

ID:48433

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開催日:令和5年3月23日(木曜日)
開催場所:もなど喫茶店
テーマ:中心市街地の魅力とこれからについて~人が集まる魅力的な商店街へ~
 
主に市政の重点課題・施策について分野や業種、テーマを選定し、市民の皆さんや関係者の方々と市長が膝を交えて語り合う「市長と大盛トーク」。
今回は、中心市街地の商店街の若手店主の方々6名と、「中心市街地の魅力とこれからについて」をテーマに意見交換を行いました。

大森市長の挨拶

市長と大盛トークの様子

岡山の町は人通りがないという話があり、調べてみると、職場・学校から家までの往復を車で通勤している人の比率が、政令市の中で岡山市は圧倒的に多い。車だから町の中を歩かない。それで、駅周辺に人が集まり、表町通りなどに人が来ないという現象があります。
人口が70万人の岡山で、人が中心街にいないのは、問題があるのではないか。その解決は官だけではできないので、民の動きも併せてやっていく必要があります。そこで実施したのが、例えば県庁通りの一車線化。歩きやすい環境づくりによって人が動くようになります。また、魅力あるスポットが必要という中で、岡山芸術創造劇場ハレノワの話がありました。刺激し合って再開発の動きが活発になり、マンションも増えています。そういった点で、徐々ににぎわいは取り戻しているのかなと感じています。
これからさらなる高みを目指していくためには、何をしなければいけないのか。特にコロナが流行した3年間で、皆さん疲弊していると思います。その実情や、コロナが収束しつつある今、これからどのように考えていくのか、また、商店街全体をどう活性化していったらいいのか。そのときに、行政がお手伝いできることがあるのか。そういったことをお話しいただければと思います。

各商店街の実情

市長と大盛トークの様子

(参加者)2019年に奉還町商店街にお店を開いた後、すぐにコロナが始まりました。奉還町で6年前から居酒屋も経営していますが、コロナ禍で2店舗の経営を続けるのはやっぱりきつかったです。
(市長)客足は戻ってきましたか。
(参加者)そうですね。居酒屋もお客さんが戻ってきたので、これからかなと思います。奉還町商店街は駐車場が少ないので、そこが改善されればと思います。

市長と大盛トークの様子

(参加者)私はお店をオープンして今年で10周年です。お店を始めるときに、どこでお店をしようかと自分でいろいろ探して、今の場所(中之町商店街)にお店を開きました。商店街には知り合いがいたので、その方たちを通じて市の補助金や商店会のことを知りました。そこから商店会の方にお世話になりながら、補助金も利用して今のお店をオープンしました。商店会に関わっていなかったら、補助金を知らずにいたと思います。
私自身、今は商店会の理事として動いています。町を盛り上げたい気持ちを持つ人たちが理事として動いており、皆さんがお店を始めるにあたって、どうしたらやりやすくなるかなというのを考えています。商店会という組織を分からない人も結構いると思うので、商店会の活動なども多くの方に知ってもらえたらいいなと思いますね。
(市長)市の支援制度などは、いくら市側が発信しても伝わっていないことがあるので、こういった面で人と人の絆や商店街の動きが重要になるということですね。

市長と大盛トークの様子

(参加者)僕は奉還町商店街の一番端のゲストハウスの中で刺しゅう屋をやっています。コロナが流行する前、建物がゲストハウスだったので、外国人のお客さんが来てお土産感覚で刺しゅうを頼まれることが多かったのですが、コロナになってからは、外国人の方が減りました。その時期は商店街の人が仕事を頼んでくださることもあり、かなり助かりました。商店街の一員として、先輩方の意見を大事にして精進していきたいとは思っていますね。
(市長)私も時々奉還町に行くけど、奉還町はどんどん変化していますよね。あの空気って、どうやってできていくんだろう。
(参加者)根本的に自由というのがあると思います。去る者は追わず、来る者は拒まないという意識があります。例えば店を借りるには、テナント料がかかったり、現状維持で返さないといけなかったりしますが、好きにやっていいよと言ってくれるところもあります。だから若者、それこそ19、20歳くらいの大学生とかも始めやすい。
そういう青年がやりやすい場所だからころころ変わっていくのかな。
(市長)なるほど。奉還町商店街のあの空気感っていいですよね。そういう面では、商店街が空気をつくっているところがあるのかもしれないですね。

市長と大盛トークの様子

(参加者)表町商店街は、昔からお店をされている方が多いです。昔ながらなところがいいですね。50代から80代くらいの方で、昔から商店街をお散歩している方が常連さんになってくれています。変わらない良さもあるし、昔とはちょっと変わった良さもあると思います。
(市長)表町は岡山芸術創造劇場ができるから、そこで相当数の人が来るということも想定されるし、現在マンションも増えている。魅力があるということでしょうね。

市長と大盛トークの様子

(参加者)駅前商店街はちょっと特殊ですね。最大の魅力は岡山駅の前にあること。商業的な地域なので、町の流動性と併せて動いている。だから、そういった意味では地域密着していない感覚はあります。岡山駅から近いのでいろいろ人を集められるよねと、若い世代を中心として商店街の魅力を発信していく動きはしています。ただ、駅周辺に集まってくる人たちを囲いたいという商店街の商売と、地域の人への発信など商店街として団結してやりたいことが連動しているかどうかは、ちょっと微妙なところではありますね。

商店街の変化

(参加者)奉還町商店街は、商店街を全部使ってイベントをしていますね。 ドローンの大会や、古着屋さんのフリーマーケット。この間は、商店全体でVRの仮想空間をつくって、それを全国のお客さんが見に来るという会をしました。割とチャレンジしている商店街ですね。ただ、それが確実に人を呼べているかというと、何とも言えない。やりたい気持ちが勝っている人が自由にやるというのが許されている商店街というイメージです。
(市長)面白いですね。
(参加者)僕ら自身が楽しんでやっています。それがいい方に働いているのか、悪い方に働いているのかは、まだ分かってないです。
(市長)まあ、面白がってやっていくのを大切にしているということなんですね。
(参加者)そうですね。

市長と大盛トークの様子

(市長)やっぱりね、変わっていくことって重要だと思いますね。
(参加者)重要ですよ。新しいものを取り入れて、若い方が新しいことにチャレンジしてもらえたらなって思いますよね。
(参加者)うちのラーメン店は、お店を始めて5年目なんです。1年経ったところでコロナが流行し、客足が止まってすごく困りました。それで、去年の夏頃に、これではいつまでたってもお客さんが戻らないと思い、わいわいにぎやかに日頃の疲れを取ってもらえるように、夜はホルモン酒場を開業しました。

これからの商店街

市長と大盛トークの様子

(参加者)中之町商店街は、人をテーマにしている部分があります。商売している人たちにスポットを当てて、いろいろお話を聞いています。人が集まって成り立っているところなので、人と人とのつながり、近隣の人同士が仲良くしていくような、そういったつながりがどんどん広がれば、パワーはすごいと思いますね。

(参加者)やっぱり商店街って、ここでしか体験できないようなものとか、店主との交流が最大の魅力だと思います。ただ単に物を売っているだけで、そこに魅力があるものがなくなってきたら、人は集まらない。それで、魅力あるものが集まっている大型の店に人がどんどん流れます。今、奉還町は、新しい元気な人たちが新しい魅力を発信し続けて、そこに人が集まり始めている現状があります。
(市長)こういう奉還町の動きというのは、いいことなんですよね。奉還町周辺でもマンションが増えているから、マンションに住む人に合わせての魅力づくりも大切かもしれないですね。商店街全体で変えていこうというのは必要だと思いますね。

市長と大盛トークの様子

(市長)東京、千葉などに住んだ経験がある方にとっては、岡山はどうでしょう。
(参加者)大都市だと拠点が多くあるんですが、岡山だと偏りがちになってしまいますね。
(参加者)大都市は車を持っていない人が多いので、みんな歩きや公共交通で出かける。町歩きという感じになりますよね。岡山は車の人が多いので、寄り道せずに目的地に着きますよね。だから、大規模店舗でいろいろなお店が入っているところの方が好まれますよね。
(市長)点から点というのはそのとおりなんですよね。だから、やはり公共交通が重要なのかな。
今日のお話は大変参考になりました。商店街それぞれに特色がありますね。ありがとうございました。

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市長公室 広報広聴課 広聴担当

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