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第25回市長と大盛トークを実施しました

[2016年6月8日]

ID:2407

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開催日:平成28年5月19日(木曜日)
開催場所:岡山市役所第3会議室
テーマ:地域の振興について~地域の特性を踏まえ、5年後10年後を見据えた中・長期的なまちづくり~

市長が地域に出向いて、市民の皆様と膝を交えて語り合い、市民の皆様の思いをしっかりと受け止める「市長と大盛トーク」
第25回は岡山中央・岡輝中学校区の皆さん17人と意見交換しました。

参加者と市長の主な発言

地域のまちづくりについて

地域のまちづくりについて話をする様子

(参加者)市内中心部のドーナツ化現象で子どもも少なく、高齢者が多くなっている現状があります。また現在、高齢者が買い物に行けなかったり、独居のお年寄りが増えてきたり、老老介護が目の前に迫っている状況で、何かよい方策はないかと思います。
(参加者)空き家については、至る所にあってそれが怖い。この前の熊本地震でヘルメットをかぶって歩かないといけないという状況があり、危ない。私も相談があれば現地に行って三角コーンは置きますが、そのくらいしか出来ない。
(参加者)栄町商店街では空き店舗が増えている状況であり、その対策の検討を、NPO法人や大学生など商店街外部の方もどんどん入れて行っていこうとしています。また、今空き家ツアーを計画していて、空き家がどのような状態にあるのかみんなで見て回ろうと思っています。それともう一つはあるテナントに保育園を誘致したいと思っています。これは私の構想で商店街を公園化したいということで、去年の暮れにキッズパークとして商店街の真ん中に遊具を置いたりして、3日間で3,000人が来てくれました。商店街は雨も降らず車も通りませんから安心・安全で商店街に公園をということで、まず保育園誘致をと思っています。
(参加者)天瀬南町に林原の工場があるんですが、6月から壊す計画があります。町の中に広大な土地がありますし、ただ民間の土地なのでどうこうとは言えないと思いますが、市民病院の跡地等々も含めてまちの活性化になるような施設が出来たらと思っています。

(市長)コンパクトなまちとよく言っているが、人口減少や高齢化という問題が出てくるとある程度固まって住んでいた方が過ごしやすいというのはそのとおりだろうと思います。周辺部においては顕著で、人が疎になるとスーパーやお医者さんなどが成り立たなくなる、そんな現象が起こってきます。岡山のように合併で成り立っているところは核が一杯あるので、その核ごとに出来るだけまとまって住んでいくことは必要ではないかと思っています。そして、まとまって住むということは、それぞれの核と核、またこの核の中の交通手段を整備していくという大きな構想を持たないといけないと思っています。
老老介護については、もう日本全体の問題として考えないといけないし、どんどん福祉の経費も増えています。今回、要介護1,2の方々について地域みんなで支え合おうというシステムを新たに付け加えて整理し直している。そういう共同体の中での介護を進めていくことが必要と思います。
空き家について、実際に幾つか見させてもらったら本当に朽ち果てている空き家が市内には各所にあって、それが市街化区域、調整区域に何千という数であるんですね。私も東京にいる時からこの問題をずっとやっていて、今のように所有者がいないから何もできないというのが問題になっていたところもあって、それを変えようと代執行も出来るようにした。ただ数が非常に多いし、市全体を見ながら、どういう順番でどうやっていくか今一生懸命やっています。

地域のまちづくりについて話をする市長

(参加者)奥田の町内会では枝川の清掃を年2回大がかりで川の流れをよくしたり、市の一斉清掃も協力して綺麗にしていく活動をしています。今は若者が少ないため、もう70歳になったような者が川に入ったりということで危険な問題もあるし、用水の管理をこの先々どのようにしたらいいかという問題はあります。
(参加者)南方地区では、地元の中学生も一緒になって西川緑道公園の清掃を数多くやっています。やはりあれだけきれいな公園を保つには、地域住民が中心になって清掃活動をしていかなければということでやっています。これば是非、西川緑道公園全域で枝川公園もふくめて、同時にイベントとして、地域の人や中学生などみんな一緒に清掃活動をするというのは非常にいいことではないかと思います。
(参加者)岡山市協働のまちづくりというプランがありますが、町内会として、あるいは学区としてどのように取り組んでいったらいいのか。協働のまちづくりの基本的なものが市としてどういう方向へ向いているか知りたい。
(参加者)深柢地区はまち中で世帯数はたくさんあるが、実際はマンションで、町内会活動する人間と住んでいる人間との乖離がある状態です。そういうマンションと地域との密着のさせ方というのを、岡山市が口を出せないことも分かるが、大きな意味でのガイドラインが欲しいと思います。

(市長)協働のまちづくりというのは、あらゆる面においてあります。今の動きとして、市民からいろんな提案をしてもらっている。町内会やNPOなどからさまざまな形で提案ごとに動いている。場合によっては行政からの提案型もあるでしょうし、町内会としてこういうものが一緒になってやれるというものがあれば、どんどん提案していただければと思います。
マンションと地域との話は、ある面どこでも抱えている話で、そういうのをガイドラインになるのかならないのか、モデルケースでやりながら検証しながら一定のものをつくっていくというのは十分価値がありそうですよね。必要なことなんだろうと思います。

観光、魅力づくりなどについて

観光、魅力づくりなどについて話をする様子

(参加者)私はカルチャーゾーンの近隣に住んでいるんですが、カルチャーゾーンに付随してお城と旭川と後楽園といいロケーションがあります。是非、このロケーションをこれからの観光誘致へ、あるいは表町全体を後楽園までずっと発展させてくれたらもっと広い地域での賑わいが出てくるのではないかと思います。回遊性を高める方法論は議論されているが、回遊させる値打ちのある岡山市というものがいる。
(参加者)今後のまちづくりにも絡んでくるのではないかと思うが、岡山をもっと魅力的にし、また大きなイベント等を呼べる力を岡山につけるまちづくりというのはどのようなものかと思います。
(参加者)アートなどのイベントについて一過性のものにしてはいけないということで、多分長いスパンを持って構築されるのだと思います。例えばユネスコに創造都市ネットワークというような登録申請システムがあり、日本の都市でもアートなどの分野で登録しているところがあるが、岡山もそういう少し大きな長期スパンでイメージできるものをしてはと思います。
(参加者)岡山にはお城や公園があったり地震も少なく安全であったりするが、そういういいものが埋もれて、一つ一つ発掘する必要がある。そういう岡山の他にはないものを表に出して、本当に特徴あるグレードの高い岡山の姿勢というものが出てくれば自然といい方向に向かっていくと思います。

(市長)創造都市などは1つのアイデアだと思います。日本にも金沢や札幌などいくつかあって、私もそれをコーディネートしている人と話したことがありますし、魅力的なものだとは思います。都市をどうするということでは、岡山の音楽祭やアートサミットなどをどれだけみんが活用していくのかということを真面目にいろんな場で議論していくというのも重要なんじゃないかと思います。
観光という言葉は光を観ると書きますが、これは四書五経の言葉です。光というのはその地の伝統であり文化であり、文化を感じるというのが観光なんです。だから、その地域の文化をどう育てていくかがすごく重要なこと。それを我々が認識するということも重要で、地域で活躍した人や何が起こった、どんな文化が生じたかということを、今中心部に50カ所くらい黒い瀟洒な立て看板を作っている。これは小さなことかもしれないけれど、そういったもので我々の心の中が豊かになっていくのではないかと思っています。

子育てなどについて

子育てなどについて話をする様子

(参加者)子どもが熱を出したとき、岡山医師会の夜間診療を受診した。残念ながらお医者さんが1人だったので時間がかかったが、すごくいい施設だと思いました。是非、もう少し夜の人数を増やして対応してほしい。また近くの保育園では一時預かりをしているが、そういう施設を市内のあちこちにつくってもらいたい。
(参加者)少子化のことで、子育て支援特区というような感じで子育てをする若い方が定住してくれるような環境を整えていくお手伝いをしていただけたらありがたいと思う。今、若い方は多少増えているが、ワンルームマンションですぐ替わられる方がほとんどで、定住してそこで暮らされる方が少ない。公園など子どもが遊べるところや教育などいろんな面でちょっと目をかけていただきたい。
(参加者)岡輝学区で暮らしているが、すごくいい学区だと思う。何がいいかというと、1つは地域の方が本当によく子どもたちを見てくれ、声をかけてくれます。そういう本当に子どもを育てやすい環境で、地域の方が学校へ入ってきてくれたり、日々見守ってくれるというのはすごくありがたいので、そういう地域づくりを考えていかないといけないと思う。もう1つ、共同学習をしていて、お互いが助け合ったり、みんなで考えたりと自由な形でやっている。それだとなかなか進まないのかもしれないけれど、それよりも何か考える力や思いやる心がついたりとか、そういう環境があるというのはすごく大事だと思います。

(市長)少子化の話で、例えば今非正規職員が増えて人件費も下がっている。安倍総理が同一労働同一賃金と言っているが、そう簡単にいく話ではない。だったら、やはり両親が働きながら子どもをちゃんと産み育てる、そういう環境をつくっていくことをしないといけない。我々の責任というのは、大きな経済環境の変化というのはどうしようもないから、それに対応した形で子どもたちを育てやすくするという、そういうことを考えていく必要があると思っています。
地域と子どもというのは切っても切れない。特に今家族が核家族になっている中で、地域というものを大切にしていくということをこれからより鮮明に打ち出していかないといけないと思っています。今年は大学生を小学校に入れていろんなサポートをしてもらいます。これも一種の大きな面での地域ではあるので、そういうところから子どもたちの学力、問題行動、日々の悩みなどのサポートができればと思います。

第25回大盛トーク参加者の皆さんとの集合写真

第25回大盛トーク参加者の皆さんと

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