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第22回市長と大盛トークを開催しました

[2016年2月12日]

ID:2453

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会場の富山公民館の写真

会場の富山公民館

開催日:平成28年1月19日(火曜日)
開催場所:富山公民館
テーマ:地域の振興について~地域の特性を踏まえ、5年後10年後を見据えた中・長期的なまちづくり~

市長が地域に出向いて、市民の皆様と直接対話する「市長と大盛トーク」。
第22回は操南・富山中学校区の皆さん13人と意見交換しました。

参加者と市長の主な発言

地域の実情

地域の実情について話をする様子その1

(参加者)今工事中の中区役所ですが、中区の南のこの辺りからは交通のアクセスが悪いです。バスも電車も何もない。小さいマイクロバスでもよいから、何かしら対応いただければと思います。
(参加者)東山峠ができて80年ほどになりますが、砂利道だったのが今はアスファルトになったくらいで、何も変わっていないんです。平井神崎線を30年ほど前からやっていますが、なかなか前進していません。
(参加者)一番の問題は浸水対策です。ポンプで掻い出しているんですけど、商用電源1本ですから停電したらアウトなんです。自家発電を付けてもらえたらなと思っています。
(参加者)操南学区には田んぼが広がっています。私は親の後を引き継いで田んぼを続けていますが、色んな状況の中で子供の代でも引き継いでやれというのは基本的には出来ない状況です。やるだけ赤字が膨らむだけというのが現状です。ですから、意思統一ができればということではあるんですけれども、地域の活性化をやるという意味で、土地の利用の弾力化はぜひお願いしたいと思います。
(参加者)総合病院といった大きな病院が北区にはたくさんありますが、中区は非常に少ないんです。病院までの移動手段がなく、結局タクシーを頼まなければいけません。すぐには無理ですが、そういったことも改善を考えていただきたい。
(参加者)商店がないんです。以前あったお店も潰れましたし、あまりお店がありません。そして、バスが通っていますが、バス代が高いんです。高齢化になったら交通の便を考えていただきたいです。

地域の実情について話をする様子その2

(市長)防災対策、特に浸水対策の話はどこででも出ます。岡山には230平方kmのゼロメートル地帯があり、浸水の影響はすごく大きい。やらなければいけないことは着実にやっていきます。応急処置をやっていきながら、大きい対策を少しずつでもやっていくしかないですね。道路の環状線は一生懸命やっています。市街化区域についていうと、例えば人口が1万人増えるときは、その1万人をどういったエリアで暮らしてもらおうかといって市街化区域を新たに編入していきますが、これから人が減っていくというときに、市街化区域への編入というのは今の制度ではできない。それは変えていくべきだと、私なりには思っています。なぜかというと、今の制度では現状のまま固定ということになってしまいます。さきほどバス路線が足りないという話もありましたが、そういう色々な公共交通が整備されているところに人がいたほうが、公共交通も一定の収入が入ってくるし、その人たちにも便利がいい。だから、そういったところは市街化を進めていく必要があるんじゃないかなというように私は思っていて、人口減少下の都市計画とはどうしたらいいかというのを昨年政府に提案をしました。商店がなくなったというご意見がありましたが、エリアとは直接関係ないんですけど、今世の中で出てきていているのは、過疎地帯、お店がなくなっていく、お医者さんがいなくなっていくという現象です。コンパクトシティと言いますが、お店や病院が成り立つには、一定の人が必要です。お店や病院を確保するためには、ちょっと固まって住みましょうということになります。コンパクトシティとは、中心街にものを集中させようというのではなく、ある程度固まって住んでいくということで、そこをどう結んでいくかということを考えるためにネットワークというのが重要なんです。

健康・地域の見守り

健康・地域の見守りについて話をする様子

(参加者)富山学区は高齢化率が30%近く、非常に高いんですが、介護保険の認証率は岡山市全体に比べたら相当低いんです。年寄りは多いけど、元気な人が多いというようになっていると思います。今後も地域で福祉を推進して健康なまちづくりにしたいと思っています。
(参加者)富山学区は見守り体制がしっかりしていると思います。平成23年にモデル地域に手を挙げまして、福祉委員援護委員制度というのを立ち上げまして、しっかり活動しているので、介護利用率が低いんだと思っております。生きがいづくりとして、いきいきサロンという高齢者のサロンを立ち上げまして、それと富山元気の出る会のお世話をしています。以前は岡山県の福祉車両を無料で貸していただいて、年に1、2回外に出かけていました。今、外に連れて出てあげようと思えば、4~5千円出して、どこかの温泉へ送迎バスを出していただいて出ないといけない状態なんです。ぜひ政令市に恥ずかしくないように福祉車両を出していただくか、外に出るときに助成金をいくらか出していただけるような制度を作っていただければなと思います。

(市長)健康寿命というのはいろんな要素から成り立っているんですけど、よく言われる大きな要素というのは、食生活・運動・生きがいです。健康寿命を政令指定都市で比較すると岡山市は下のほうなんです。特に男性は最下位に近い。色々分析すると、東京・大阪・名古屋の中で、糖尿病は、圧倒的に東京は少ない、名古屋が多い。これは、東京の人間は公共交通機関を使うので必然的に歩く。運動する。名古屋は車に乗る人が多いから運動が少ないんです。おかやまマラソンがあり、結構走る人が増えてます。私もそうなんです。また、岡山市では健幸ポイント事業というのをやっています。生きがいというのは、多分こういう場に来られている人というのは、それなりに何らかの思いがあるから来られていて、常に問題意識みたいなものがあり、やはりそういうふうになっていかないといかんなと思ってるんです。

(参加者)岡山の健康寿命が短いというのはわかります。公共の交通網が発達してないから、結局車で移動せざるを得ないんです。
(参加者)栄養改善協議会で食生活の改善に取り組んでいますが、塩分とり過ぎの方が多いんです。薄味に慣れていって、この薄味がおいしいというところまでいかないと、塩分のとり過ぎはなかなか改善しないと思います。例えば、お味噌汁にしても、いいだしをとるとか、具をたくさん入れて味をつけるとか、そういった工夫次第で塩分を減少することはできると思います。それから、子供の虐待の問題について、民生委員と一緒に行っていましても今は守秘義務だといって立ち入れない。市の職員も指導ではなくて直接出向いていっていただきたいなという思いがあります。
(参加者)健康市民おかやま21を愛育委員で進めています。市長からもしっかり宣伝していただきたいと思います。

操山について

(参加者)ほとんどの都会は、町があって周りに山あるいは海がありますが、岡山では、操山が市街地の真ん中にあって、しかも険しい山じゃないので、市民が憩う場としてすごく適していると思っています。本当に市街地のこんな近くに、こんな良い自然の財産があるところって少ないです。その利点を生かして、操山の里山としての機能を再生させて、岡山市民、県民が自然と触れ合える憩いの公園づくりをぜひ進めてほしいと思います。私はとみやまエコクラブの代表をしていて、森林税を源泉とした岡山県の助成金年間30万円ほどいただいて、20人のメンバーで活動しています。大げさにいうと「岡山市のセントラルパーク」を目指してやるような長い先の目標があります。

防災・防犯・空き家対策

防災・防犯・空き家対策について話をする様子

(参加者)集中豪雨のときに、近所の家では道路の水が全部床下へ入るんです。もう床下が腐ってしまってます。何とかしてくれと言われて、町内会から市へ申請していますが、いまだに手が付けられていない。もう少し素早く対応できないかとかと思います。
(参加者)地理的なことですけど、うちの学区は急傾斜地がものすごく多いんです。急傾斜地は県が管理していて、県に色々お願いしても、予算があるからと、なかなかうまく保全されていないような状況にあると思います。その崖の下に町内の公会堂が建っているので、災害が起こったときに不安だなと感じています。
(参加者)防災について、岡山市はまだ各町内会の公会堂等には、毛布とか配っていないと聞いたんです。小学校など大きなところには配っていると思うんですが、小学校まで行くのが厳しいところなんかもあると思うんで、公会堂とか町内にも配っていだたけたらと思います。
(参加者)防犯協議会の活動を10年間やっており、今までに8回表彰や感謝状を受けました。全部県警と岡山県からです。市長からはありません。ボランティアの見守り活動、自主防犯活動に市長ももっと関心を持ってもらったらなと思います。
(参加者)昔から住んでいる方と他から転入してくる方のギャップが生じて、子供も少ないし、将来的に町内会運営がうまくいくのかなという不安があります。それから空き家が増えてきているので、その対策も気になります。
(参加者)空き家対策については、市の住宅課に空き家対策の相談室ができたということは朗報ですが、なかなか難しい問題です。個人情報のことです。管理がなされなければ、庭木は伸び放題、宅地内は草ぼうぼう、たばこの火ですぐ燃え広がるような状況。だから、なんとか管理・所有者に連絡をして、年に一回くらい草刈りしてくださいと言いたいけれど、どこの誰だかわからない。市の資産税課は、固定資産税の納付書は送ってるけれども誰に送っているかは町内会長でも言えませんと言う。じゃあというので、法務局へ行き、登記簿謄本を見て、手紙を郵便で送ると転居先不明で返ってくる。結局町内会長は何もできないというな状況です。法律があるから個人情報は言えないとおっしゃるんだけれども、真面目に努力している町内会長の立場もよく酌んでほしいなという思いです。
(参加者)青少年の犯罪について、年々減少していますが、学区としては、あいさつ運動とか見守り隊でやってますが、学校・園と家庭と地域が一体となって関わっていく中で、地域ができることといったら限られている。青パト隊で回ったり、登下校の見守り隊、それと町内パトロール隊の方もいて見守っていますけれども、なかなか成果が上がっていない。教員も努力されてますし、家庭ももっとPRしてもらって家庭での犯罪に対する意識を引き上げてもらって、いかにして地域で関わって犯罪を減らしていけるかというのを色々考えていますが、できることは限られているし、中学生の大きいのが3人ぐらいたむろしてたら、なかなか声をかけづらいんですよね。市のほうがもっと何か対策があれば講じてほしいなと日頃から思っています。

(市長)空き家については、法律もできましたから、危ないし治安上の問題とか色々あるので、所有者がわからなくても適正な措置をとっていくというこどができるようになってきましたから、そういう計画をできるだけ早くして、具体的に実行に移していきたいと思います。具体的な話は、担当の方と相談していただきながら、措置を講じていく必要があると思います。 青少年の犯罪については、おっしゃるとおりで、地域もそうですが、家庭も重要ですね。総合教育会議でもとにかく投入できる財はどんどん投入していかなきゃいかんと思います。あるとき1つだけ褒められたことがあり、駐輪場をどんどん作ってくれていることが、自転車窃盗の防止になると言われました。
今日は知らないことなど色々聞かせていただきました。ひとつひとつ考えていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。

第22回大盛トーク参加者の皆さんとの写真

第22回大盛トーク参加者の皆さんと

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