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第12回市長と大盛トーク実施しました

[2014年11月20日]

ID:2446

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会場の旭東公民館の写真

会場の旭東公民館

開催日:平成26年11月18日(火曜日)
開催場所:旭東公民館
テーマ:地域の振興について
~地域の特性を踏まえ、
5年後10年後を見据えた中・長期的なまちづくり~

市長が地域に出向いて、市民の皆様と自由に語り合い、
市民の皆様の思いをしっかりと受けとめる「市長と大盛トーク」
第12回は旭東・上南中学校区の皆さん19人と意見交換しました。

参加者と市長の主な発言

コンパクトシティ

コンパクトシティについて話をする様子

(参加者)高齢化の問題に絡んで、自転車や車に乗れなくなったお年寄りは動けないんですね。介護タクシー、介護バスが月に何べんか運行するとかの具体的な方法がぜひほしいと思います。

(参加者)少子高齢化社会での人口減少の対策のひとつとしてコンパクトシティというのをよく聞きます。病院とか商業施設、居住、行政機関を中心部に集約して、一定のエリアのなかで衣食住環境が整備されて、特に高齢者に非常に利便性があるということです。しかし、広大な面積の岡山市が、周辺部が衰退するようなことがあっては困るんで、市長はこれから岡山市をどのようにしていかれるんでしょうか。

(市長)コンパクトシティというのは岡山駅周辺に人を集めることではないのです。例えば建部、御津、西大寺、瀬戸町、灘崎というようにポイントがあります。ここにある程度、人を集める必要があるんじゃないかっていうことです。人が集まらなければ商業施設やお医者さんは成り立たない。だから小さいポイントで人を集めて、一緒に暮らす必要があるんじゃないかという一般論です。西大寺も瀬戸も拠点があるわけです。そこにできるだけ集まってもらったほうがいいんじゃないか。その誘導策を考えるべきじゃないかというのがコンパクトシティです。高度な医療はこちらにもってくるとか、デパートはこちらにあるとか。ここで重要なのが公共交通なんです。ポイントとポイントを結ぶ線がすごく重要になります。

吉備線で今、議論しているのがLRTです。これは非常に軽い車両なんです。安くて。でも小さいから1時間に何便も出さないといけない。そうしたら、より便利になるじゃないかというようなことを考えているんですね。これからあとは応用です。介護の話もありましたし、いろいろ考えていかなきゃいかんのでしょうけれども、取りあえず、市の中心部に集めるというように勘違いされている方がいるんで、そうじゃないですよというのを申し上げているところです。これを基本としながら、実際に生活している方がいらっしゃるのですから、それを否定するわけにはいかないのでコストと効果を考えながら、模索していかないといかんということです。

コンパクトシティについて話をする市長1
コンパクトシティについて話をする市長2

高齢者の見守り 児童クラブ

高齢者の見守り 児童クラブについて話をする様子

(参加者)地域の絆ということが言われますけど、一人暮らしのお年寄りがだんだん増えているので力を入れていかないといけないと思っています。私は町内会長と民生委員をやっているので、この二つの連携をきちっとして、一人でも見逃さないという取り組みをやっています。

(市長)今日たまたまですが、日本郵政、郵便局とか天満屋ストアとかと高齢者を見守る協定を結んだのです。いつも異常を感じられるような人にお願いする必要があるだろうということで、宅配、郵便、新聞、電気、ガスといったところと、今協定を結んでいます。

(参加者)私は政田地区の学童保育に運営委員として携わっております。1年生から3年生まで44人やっております。来年からは6年生まで受け入れようという話も出ておりますが、そうなるととてもじゃないけど、今のところではさばけない。小学校に無理言って、一部屋借りたんですけど。施設についての要望書も出しておりますが、できるだけ早期にやっていただきたいなと思っています。

(参加者)放課後児童クラブは今、人が足りていません。常に指導員の求人を出している状態です。なんで人がいないかと言うとお金がないというか、生活が成り立たなくなって辞めてしまいます。もう少し岡山市から補助金を増やしていただいて、指導員の確保ができるようにもっていけたらなと思います。

健康寿命

健康寿命について話をする様子

(参加者)市長は市民の健康向上のためのビジョンをどのようにお持ちでしょうか。また、介護に頼らない、医療に頼らない、介護も少なくなるような何か長期的なビジョンをお持ちでしょうか。

(市長)男性の健康寿命は岡山市で69.01歳、女性が72.71歳なんです。24年度が。政令市の中で男性18位、女性15位です。ワースト記録っていろいろあるんですけど、私はそういう数字が好きで。それは、やっぱり必ず背景があるんです。いったい何で健康寿命が延びないのか。例えば糖尿病があります。糖尿病は東京が圧倒的に少ないんです。歩く運動量が多いから。東京、大阪、愛知を比較した例なんですけど、愛知が糖尿病が一番多い。政令市の中で最も健康寿命が高いところはどこだと思いますか。

(参加者)「…」

(市長)浜松市なんです。これは今の理屈と合わない。浜松もけっこう車に乗っているから。2番目は静岡市。やはり栄養のことがあるんです。言われているのは、お茶じゃないかと。カテキンですよね。もうひとつ浜松というのは製造業のメッカなんです。スズキとかね。自動車産業はすそ野がすごく広い。そういった会社はオーナー会長だから70歳になっても80歳になっても仕事を続けるというような生きがいがある。だからそういうものを伸ばしていくというビジョンは持っていて、具体的に、実行に一つ一つ移していきたいと思っています。

岡山の情報発信

岡山の情報発信について話をする様子

(参加者)岡山は情報発信のランクが低いので、イメージアップのため、岡山城と後楽園を核にして、岡山駅から後楽園あたりまで今以上に美の向上を図ってはどうでしょうか。また地域振興のことでは地元の名産であるブドウは70~75歳が中心になって従事していますが、後継者がいないのです。その後継者に代わる方の受け入れの方法を、行政に検討していただきたいと思っています。岡山県でも山間部では、相当、県外から受け入れしまして、若い人々が従事していると聞いています。

(市長)岡山の情報発信度は47都道府県中46位、やはり情報発信ができていない。岡山県民の岡山に対する愛着度は全国では43位。やっぱり自分たちのアイデンティティーとかをしっかり持つようなことを考えて、世の中全体に発信していくことが重要なんじゃないかと思っているんです。今日、山陽新聞さんも来られていますが、私はやろうとしていることをできるだけプレスに、メディアに出していこうと思っています。ひとつは地元紙です。記者会見の回数も増やしていますし、我々がやりたいことを分かりやすく発信をしようとやっているところです。情報発信度は一朝一夕で変わるもんじゃありませんが、そういう意欲は十分に持っています。

(参加者)国では地方創生ということで法案の話がありますが、岡山市の今の状況を考えてどうだろうという思いでいっぱいです。東区の将来のあるべき姿、ビジョンはどうなんだろうかなと。今日ここでいろんな課題が出た中で東区の中長期の将来ビジョンを市民参加の中で示していくという作業が行われるのであれば非常に有意義なんですが、ただ聴くだけでありますといかがなものかと思っている次第です。

(市長)東区それから建部、御津をどうするんだという話は必ずあるんですね。一つ一つのものをいったいどうやっていくのかというのをプランニングする必要はあるだろうと思っています。そこはやっぱり落ち着いて全体の均衡のなかでそれぞれのものをどうしていくのか。人が減るというのもまた事実なんですね。減った時にその地域、地域でどうなるかということは考えていかないと。これは岡山だけでなく近隣市町村一緒になって考えていく必要があって、政令市、このあたりの中心都市としての岡山市の責任じゃないかと思っています。一つずつ考えながら、中長期の課題というかたちになるかどうか、そこはよくわからないけれども、あぶり出していきたいなと思っております。

岡山の情報発信について話をする参加者

(参加者)赤穂線の大多羅駅から歩くと布勢神社があり、さらにつづら折りの坂道を歩くと東西南に素晴らしい眺望が開けた鹿島公園に到達します。ここまでの坂道1キロの両側の沿道は樹齢15年ほどの桜並木が続いており、春には見事な桜のトンネルが頂上近くまで続きます。大多羅駅を拠点に岡山市内でも素晴らしいウオーキングコースとしてPRすることで地域の振興につながらないかと考えます。

(市長)ウオーキングルートというのは非常に僕も面白いと思いますね。先ほど健康寿命の話がありましたよね。今、中心市街地での「人に優しいまちづくり」とか、今回社会実験もうまくいかなかったところもあるんですけど、できるだけ歩くということを視点で考えてはいるんですが、それは後楽園とかそのあたりだけの問題ではなくいろんな所にないといかんだろうと思います。そういう面で歩行ルートをどのようにPRしていくのかとか区とも相談しながらやっていかなきゃいかんなという気はします。

学区の弾力化

学区の弾力化について話をする様子

(参加者)学区の弾力化って、何のためだったのかなと、とても疑問に思っているんです。学校が違うと、近所の子どもたちと遊べなくなってしまう。学校から帰ったときに居場所がないんですね。学区の運動会や夏祭りがあったりするんですが、行きづらくなってくるというのがあります。家はそこにあるけど、何か心のよりどころみたいなものが、なくなってきているのかなというのがあります。

(参加者)政田小学校はそれが顕著なんです。よその中学校に行く。小中学校は義務教育なんだから地域でしっかり子どもを守るように、制度を従前に戻していただきたい。

(参加者)私は地域で子どもの居場所づくりをしています。学区外の学校に行く子は、いかないといけない理由があるわけで、ずっと我慢して、嫌なのを我慢して、ひょっとしたら命を絶ってしまうかもしれないじゃないですか。そこをなくするために隣の学区に行って、少しでも希望を持って生活できるというのがあるので、一概によその学区に行くというのは否定できないなというのもあるし、居場所を地域でセットできないのかなと思います

(市長)やっぱり結構いろんな問題があるんです。文科省の人たちと話をしても、やはり、今の学校というのが、必ずしもみんなうまくいっているという認識はだれも持っていない。教員の世界から少し離れたところで、われわれも総合教育会議というのを持ちますから、たぶん検討材料にはなってくるんだろうと思います。ただこれはね、二つの本当に議論があって、もう難しいですよ。

斎場のこと 犬島のこと

(参加者)私は葬祭業をしています。岡山市は2つ火葬場があるんです。東山斎場と西大寺斎場です。西大寺斎場は瀬戸内市、赤磐市の方も使われています。両方ともかなりぼろいです。倉敷市は4つあるんですよ。私、東京でも葬祭の仕事していたんですけども、東京と比較するのも何ですが、とても来てもらう人に対しても、バリアフリーが整っているわけでもないし、ちゃんとしたお別れができるような施設にもなっていないということがあります。岡山の場合って、亡くなって葬儀までのスパンが短いんですよ。とてもじゃないけど今の火葬場の数では回せないんですね。東山斎場の改修工事のことで、今わかっていることがあれば教えていただきたいなと思います。

(市長)東山斎場の改築はもう動きつつありまして、今の駐車場のところに動くということで動いています。私もこの前、東山斎場に行ってきました。確かに相当古くなって、バリアフリーというのもできていない。これはやっぱり早くやらなきゃいかんかなと思っています。われわれとしては、やっぱり岡山が東山斎場だけでは足りないということで、富吉のほうにぜひともお願いしたいということで申し上げているところです。瀬戸内市との関係で、斎場について昨日も一緒に議論する場があったんですけども、火葬場の話も瀬戸内市長からは出ていました。それらを踏まえて、これはどうしてもなくてはならない施設であるし、いわゆる人間の尊厳の場みたいなところでもあるわけですから、遺漏なきようにしないといかんと思っています。

(参加者)離島問題に市長は詳しいということで今日は参加させてもらいました。犬島のことに関して今後どのような対策をとられるのでしょうか。

(市長)私は東京で見ていても瀬戸内海って結構よくやっていると思っていました。済生会なんかは船でお医者さんを運んだりしている。犬島もそうですけど、ベネッセがモダンアートをやってくれたりして、私も行ってきましたけど若い人が多いですよ。僕はベネッセの福武さんの話を聞きまして感動しました。島というのは不便だから人が減ってくるというのはやむを得ないところもあるんですが、住んでいらっしゃる方の笑顔が見られるようなことをやられているんですね。だから住民の方ができるだけ不便にならないようにやっていくことしかないような気がしますね。今回、犬島に渡船する所の駐車場代を無料になるようにしました。細かいけど。

(参加者)でも、大きいですね。

(市長)そういう愛情というか、そういうのを出しながら、島を見守っていくしかないかなと思っています。

第12回大盛トーク参加者の皆さんとの集合写真

第12回大盛トーク参加者の皆さんと

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