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第20回市長と大盛トークを実施しました

[2015年11月16日]

ID:2445

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会場の高松公民館の写真

会場の高松公民館

開催日:平成27年10月23日(金曜日)
開催場所:高松公民館
テーマ:地域の振興について
~地域の特性を踏まえ、5年後10年後を見据えた中・長期的なまちづくり~

市長が地域に出向いて、市民の皆様と膝を交えて語り合い、市民の皆様の思いをしっかりと受け止める「市長と大盛トーク」
第20回は高松・足守中学校区の皆さん19人と意見交換しました。

参加者と市長の主な発言

地域のまちづくりについて

地域のまちづくりについて話をする様子その1

(参加者)市は少子高齢化による人口減少の対策を考えようとしていると思います。その中で私が大事だと思っていることは、幼・保教育の確保、小・中・高教育の向上、高齢者の健康維持などです。これらはそこそこではなく日本一でないとだめだと思いますし、生活のしやすさ日本一の評判を得ないと人口減少を食い止められないと、そういう考えを持って対策にあたってほしい。
(参加者)地方創生事業について、市内はやっているように見えるが、郊外や過疎の地域ではなかなか見えてこない。田舎というのは過疎が進んでおり、その過疎をどう止めるかというのが地方創生事業のひとつかなと思っています。足守地域は歴史と文化のまちでもあるので、行政としてもそういった面を考えていただきたい。
(参加者)吉備線のLRT化について、高齢者などの利用者や環境への影響などいろいろな面にいい影響があると思う。地域の利便性が高まり、活性化にもつながると思います。
(参加者)サイクリングロードについて、家と家の間を通る細い所もあり迷われる方もいるので利用しやすく整備してほしい。広島ではしまなみ街道にサイクリングロードがあり、瀬戸内の島々を巡って自転車で散策できる。そういった、岡山と総社を結ぶ自転車道の整備をしてほしい。

(市長)市中心部へいろんな焦点を当てているのは事実であるが、これは中心部の人たちのためにやっているというわけではありません。外国人や県外の人が岡山へ来た時に、中心街で岡山市全体を牽引していくというものが必要であると思っており、そのためにやらせていただいているところです。
人口について、岡山に社会増という形で増えたとしても、出生率は1.4台であり自然減になっていることは変わりません。そうなったときに、どんな図を描いていくかというのはすごく重要であり、そのひとつとして吉備線のLRT化の話をしていますが、高齢者になって車に乗れなくなると公共交通がなければどこへも行けません。たとえば、ポートランドでは、みんな低床式のほとんど一段上がらなくてすむ電車に乗っている。そういうふうな世の中にしていかないといけないと思っており、一歩一歩進めていく必要があります。

地域のまちづくりについて話をする様子その2

(参加者)子どもたちを見ていると遊びに行くところがありません。小さい遊び場があっても遊具がすごく老朽化していたり、ほとんど空地に草っ原のようなところもある。鯉山学区は子育ての場所にはすごくいいところだと思うのですが、子育てのしっかりできるところとして子供たちの行ける遊び場所が欲しいと思います。
(参加者)高松中学校区は、高松城址や造山古墳、吉備津神社と歴史的文化にあふれた地区です。また学校行事には地域の皆さんが参加して、地域の行事は子どもが参加するというような、非常に地域と密着したいい環境です。高松にしても足守にしても、非常に自然と歴史的文化があふれたまちなので、この特性を生かした形で、住みやすい子育てしやすいまちになっていけば、5年10年先に地域が活性化していけるのではないかなと感じています。
(参加者)絵本の読み聞かせや貸し出しなどの文庫活動をしていますが、地区に図書館がありません。高松も足守も車がないと動けないような地区で、なかなか子供が本を手に取りたいと思っても行ける場所ではありません。せめて図書に触れる場がもう少し小さい範囲であったらと思います。
(参加者)作品を見ながら地域の方と交流を深めるというのを目的に、年に1回、「なんでも展」という作品展を行っています。今は年配の方中心ですが、子どもたちとも一緒に参加して、地域の方と一緒に触れ合って成長を見守るような、そういう町内になっていければなと思います。
(参加者)これから先のことを考えると、核家族化が進み、老夫婦だけの世帯や孤独死が増えてしまう危険が高くなるのではと思います。地域のコミュニケーションの強化のためにも町内会活動が重要になってくると思います。現在、ふれあいサロンを高齢者向けに各町内会で行ってきていますが、お年寄りだけじゃなく対象をもっと広げて活動をもっと活発に続けていけば、地域も活性化するのではないかと思います。
(参加者)5年後10年後を見据えた中・長期のまちづくりとなると、やはり子供が中心となります。子どもと話していると、皆さんが想像されているよりびっくりするぐらいしっかりしており、いろんな発想を持っています。子どもたちは子どもたちなりに夢を持っており、そういうことをまちづくりにつなげていただきたいし、子どもたちと市長とが話をする場が出来ればと思います。

地域のまちづくりについて話をする様子その3

(市長)地方創生という視点で、一つ我々の誇りを持つという面で、文化というところに力をいれようとしています。私は二つのテーマを挙げて、一つは吉備王国、もう一つが備前池田家と津田永忠を地方創生でやりたいと思っています。吉備津神社は昔は門前町で栄えて由緒もあるものだし、造山古墳もありますが、知名度は低くて、岡山で知っているのは後楽園ぐらいという状況です。足守であれ西大寺であれ、岡山には古くて良いところがあり、そういうものの発信や地域の動きをサポートしていくことが必要と思います。
高松城址や造山古墳、吉備津神社など地域として本当にポテンシャルが高いところであり、この資源をどう生かしていくか。資源を生かしていくというのは、本当に動かすのはやはり民の力。だから民をどういうふうに引きつけていくか、どうやったら岡山に来るようになるか、そういったところを考えていかないといけないと思います。一緒に相談しながら、民にどうやって力を入れさせていくかというのがこれからの鍵になると思います。
図書について、本の流動性を高めていくことがいいのではないかと思います。例えばネットなどで依頼して図書館から公民館に運んでもらうなど、本がみんなにいきわたりやすくなるシステムや、市と市の間の流動性も図っていくなどいろんな議論をしていけばよいのではないかと思います。
いろいろきっかけというのは重要で、こんにちは赤ちゃん事業でもそれがきっかけになって、お母さんたちが不安を減らしたり、いろんなネットワークが出来る。地域づくりについて、そういうきっかけがあることは重要ですね。

保育園・幼稚園などについて

保育園・幼稚園などについて話をする様子

(参加者)こども園の話について、足守からは庄内へいくという計画を知りました。地元の子どもは地元で育てたいという思いがあるなかで、保育園と幼稚園、2つが1つになることは仕方がないかと思いますが、地元に公立の保育園・幼稚園がなくなるのはどうかと思います。地元としては公立の園を1つ残していただきたい。
(参加者)足守小学校区では足守で子育てをしたいといって、割と団地ができたりしています。ただ足守中学校区は非常に広く、子どもを保育園・幼稚園へ連れて行くのに地元になければ利用するのも現実的でなくなるし、地域の過疎化も進むことになります。せめて幼稚園を中学校区へ1つ残していただければと思います。
(参加者)加茂・鯉山地区の親子クラブとして親子同士のつながりや、地域の方との交流を大切に活動をしています。最近は子どもを保育園へ預けるお母さんが多く、親子クラブへの加入率も減ってきています。保育園へ行ってその地域にいなくなって、親子ともに地域のことがわからない状態で育っていくのはどうなのかなと思います。高松地区はすごく心温かい方が多く、子どもとお店のテーブルでお茶をしていた時も、他のお客さんが親身になって「いい天気だね」など話かけてくれたりして、そういった場が地域にいっぱい増えたらよりいいのではないかと思います。

(市長)今の政権でも子育てにどんどんお金を出しましょうとしていますが、これは公立の認定こども園、幼稚園、保育園には全然ゼロで、日本のスタンダードは私立となっています。だけど、岡山はセーフティネットというような位置づけで公立のものを残していこうということで、一定の人口で30のエリアを割って30地区に1つずつは公立の認定こども園をつくろうという制度でやっています。
また幼稚園と保育園の話について、幼児教育が重要だという方も多くいて、幼稚園は必要じゃないかという議論は随分ありました。しかし、保育園を希望する人がどんどん増え、幼稚園は余っているという現実があり、幼・保一体ということで認定こども園をつくっていったというシステムがあります。したがって、幼稚園のよさをどうやって残すかというのを、これから議論していく必要があると思います。

教育などについて

教育などについて話をする様子その1

(参加者)食生活は大事であり、子どものころからの食生活が将来につながると思っています。高松・足守地区はとてもおいしい野菜がとれ、有機野菜発祥の場ということなので、学校給食へ是非地元のものを取り入れてほしいです。
(参加者)5年後10年後、今の子どもたちをいかに育てるか、いかに強くて、地に足のついた思いやりのある人に育てるかということが一番大事な気がします。子どもたちが自分のことだけでなく、人のことを思いやれる人に育てる教育こそ、学力より上に来るのではないかと思います。
(参加者)寺子屋をやっており、小中高校生を対象に勉強の補助をしています。学校の先生や教師OB、大学生に来てもらい指導をしてもらっています。寺子屋をするのに定めを作り、志を高く持とう、他人の嫌がる行動は慎もう、熱中できるものを見つけよう、周りの人に感謝する気持ちを持とう、郷土を愛そう、という5つです。人もやはり基礎をしっかりしておかないと立派な人間にはなれないというので、こういう寺子屋の活動を続けています。
(参加者)女性が輝くまちづくり推進課ができていますが、出生率とか待機児童とか、女性が社会に進出するということに対して、具体的にどのような方針であるとか方向性とかを聞けれたらと思います。

教育などについて話をする様子その2

(市長)学校給食について、地産地消は重要だと思います。もちろんあまり狭い範囲で考える必要はないと思いますが、地産地消をこれからも推進していかないといけないと思います。
学力と問題行動というのは、今の岡山の重要な問題だと思います。改善していかなければいけないことであり、そのために何をするかというのを一生懸命議論しています。試験問題だけをずっとやらせて点数だけ上げるのもよくないと思いますし、本当の力をあげていかないといけないと思っています。
女性の社会進出率について、例えば岡山市役所で見ると管理職の女性の割合は8.4%で、横浜市やさいたま市はその2倍でまだ岡山市は遅れている状況。女性が活躍するような場づくりを今一生懸命しているのは、単純に経済ということを考えても、女性の力があれば男性と合わさって、いろいろと経済のパイは増えて質も変化していく。そういうことが重要ではないかと思っています。したがって、今、例えば市役所は男性の育児休暇を100%にするといって、人事課が全体をチェックして取らせていくような、そんな仕組みも考えています。今後は企業にどうやってしてもらおうかということをどんどんやらせていただきたいなと思っています。

第20回大盛トーク参加者の皆さんとの写真

第20回大盛トーク参加者の皆さんと

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