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第28回市長と大盛トークを実施しました

[2016年11月25日]

ID:2426

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開催日:平成28年10月27日(木曜日)
開催場所:岡山市役所第3会議室
テーマ:地域の振興について ~地域の特性を踏まえ、5年後10年後を見据えた中・長期的なまちづくり~

市長が地域に出向いて、市民の皆様と膝を交えて語り合い、市民の皆様の思いをしっかりと受け止める「市長と大盛トーク」。
第28回は石井・桑田中学校区の皆さん13人と意見交換しました。

参加者と市長の主な発言

自転車について

自転車について話をする様子

(参加者)この間、市長がももちゃりを通勤で使われているという記事を新聞で見ました。
桃太郎大通りに、ももちゃりが置いてあるのは、本当にいいことだと思います。観光客が岡山へ来られた時に、ももちゃりがどこにあるかというのが分かりやすくなればいいなと思います。
(市長)ももちゃりは、今、全国で一番使われているのではないですかね。1日1台当たり、ももちゃりを使うのは3.3人になっています。他にこんなところはないです。やはり雨が少ないとか、平たんなところが多いとか、そういった理由もあります。
駅前にも駐輪場を増やしています。駐輪場を増やすと、自転車が乱雑にならないというのもありますが、自転車が乱雑になると、子ども達がたむろしたり自転車窃盗とか悪いことをする発端になってしまうので、駐輪場があればそれだけでも随分違うと警察の方から言われたことがあります。
(参加者) 私は、桃太郎大通りの駐輪場は非常にいいことだと思っています。自転車のほとんどは個人所有ですから、駐輪場をもっと広げたほうがいいのではないかと思います。ももちゃりは、確かに全国的に比較すれば利用回数は多いのかもしれませんが、使っている人は一般自転車に比べれば数が圧倒的に違うので、やはり一般の不法駐輪がなくなるように駐輪場をもっと整備したほうがいいんじゃないかと思います。
ももちゃりは、自転車の起点、終点とポートの配置が適正ではないので、軽トラを使って人が自転車を回しているという、ある種、本末転倒の状態になっていると思います。それでかなりのお金がつぎ込まれていると思うんですが、費用対効果の面からも、もっと優先順位の高いものがあるのではないかと思います。
(市長)いろいろな考えがあるので、そういう考え方もあると思います。私も一つ一つの事業を行う時は、やはりコストとその成果というのは、必ず見比べてやっていかなければいけないと思っています。

高齢化に伴う課題について

(参加者)新聞に、去年行った国勢調査の結果が出ていました。65歳以上が確実に4人に1人になったと。岡山はそれよりもうちょっと悪くなっていたと思います。高齢化率が早まっていると。
私の住んでいるところでも、高齢化率が高い地域があります。そして今、空き家がものすごく増えてきたので、どうにかして欲しいのですが、なかなかその持ち主と話ができない。やっと持ち主が分かったら、今、大阪にいる人が財産分与を受けて持っていますとかで、全然連絡がとれない。これが5年、6年と経ってくると、家の中に何が住んでいるかも分からないようになってくる。
やはり周りの者からすると、いい思いはしないんです。猫が家の中でふんをするし、多分中にはネズミやゴキブリもたくさんいるだろうから環境の面からも良くないと。
それと、ひとり暮らしの方が増えてきて、猫や犬を飼われる方が多くなってます。猫や犬よりも自分が先に逝ってしまうという問題があります。
それから花をプランターにいっぱい植えられるのですが、最初は自分の敷地内だったのが、だんだんプランターが塀の外に出て、側溝の上に置いたり、公道の方へ出てくるんです。苦情が出て、市へもかけ合い、市に指導に来てもらいましたが、頑として言うことを聞かないんです。強力に指導する方法はと聞いたら何にもないんですと。ただただお願いするだけで、罰則があるわけでもないんで、向こうが聞いてくれなかったらどうしようもないんですと。もう少し市のほうに権限を作れないのかと。
それと、高齢化になって休耕田が増えてきて、放っておくと、草が生え、そのうち木が生え出します。それもどうにかしてほしいということで、連合町内会長にお願いしたのですが、家主が頑として言うことを聞かない。実際に住民が困っているんで、もう少し市のほうで権限をもって、もっと強力に指導をお願いしたいなと。
(市長)法に基づいてやらないとこれは大変なことになります。空き家もその人の財産なので、勝手に壊して、というのは憲法29条(財産権)違反となってしまいます。
ただ、崩れかけたとか、本当にこれは人に危害を及ぼすという時は、治安上の問題からも市でできるようにしたらいいのではないかと考えます。だから本当に危ないものがあったら言っていただけたらと思います。

岡山駅西口について

岡山駅西口について話をする様子

(参加者)イオンができて、人の回遊とかそういったこともいろいろ話題になりましたけれども、西口のほうには余りまだそれほどではないかなというふうに感じています。
高架になって便利は良くはなっていますけど、そのせいで人の流れというのががらっと変わってきています。例えば、おかやまマラソンの時には何千人もの人が西口の高架を通り、左の階段を降りて、途中の島を通って運動公園の方に行っていました。やはりもう少し分かりやすく、タクシー乗り場の所の広場をちょっと拡大したり、できれば雨が降っても済生会の外来センターまでは傘を差さずに行けるような、そういうふうになっていけばと思っています。
西口界隈は今、奉還町商店街と岡山国際交流センター、岡山コンベンションセンター、リットシティと山陽SC開発の5団体と岡山県医師会等も一緒になり、朝日医療大学校も含めて活性化協議会を作って、毎月定期的に西口の活性化についてお話をしています。「心安らぐオフの町」という、スイッチを切ってゆったりとした気持ちで西口界隈を回遊して欲しいという思いでやっていますので、是非西の方に目を向けてよろしくお願いをしたいと思います。
(市長)私は、スポーツコンベンションというのはすごく増えていると思うんです。例えば、知事と合意しておかやまマラソンもしていますし、ファジアーノもそうですけど、シーガルズも、市が本格的に応援をするようになり、観客数もすごく増えています。だから、それなりに大きな人の流れができている。コンベンションセンターも多くのコンベンションの場になっていると思います。
運動公園口(西口)に関して言えば、目に見える形で結構やっていて、奉還町商店街も今、他の商店街から見ると、割とうらやましがられる存在になりつつあると私は思っています。この前もオカヤマアワードで奉還町のバックパッカーの人達を泊める宿泊施設が選ばれていましたが、おもしろいものがどんどんできている、そういう雰囲気をすごく感じます。
(参加者)西口のことが出たので話をさせていただきますと、以前は東口と西口を比べた場合に、西口は遅れているということで役所にも働きかけをしました。とにかく東口に追いつけ、そして追い越せという精神でもって今まで取り組んできました。ただ、取り組んできたといっても、役所に対する働きかけで、大部分は役所にしてもらいました。その結果、今の姿になったんですが、まだまだ私たちは不満で、良くしていかないといけないと思っています。
役所が建てたハード面の建物とか道路は、今、もう最終局面になってきたんですが、これからは私達がソフト面のものを取り組まなければいけないと思っています。
今、私が一番力を入れているのは、岡山市の名誉市民である石井学区出身の坪田譲治を使った「坪田譲治の生家への道と童話を生んだ能登川を整備する会」です。北区の区づくり推進事業として、取り組んでいます。

町内会の課題について

町内会の課題について話をする様子

(参加者)私は大元学区なんですが、大元学区の場合は今、マンションが50棟近くできています。現在建築中のものが3棟ありますし、計画はまだいっぱいあります。私は連合町内会の事務局をやっていますが、いろいろお知らせをする時に、マンションの方が町内会組織を持っていないと、お知らせをしようと思ってもなかなか届かないんです。最近、鳥取でも地震がありましたが、防災の面につきましても、お知らせをしようと思ってもなかなか届かず非常に苦労しております。
去年、大元小学校の運動場と体育館で県・市合同の総合防災訓練をやりましたが、そのお知らせも町内会へ入っていないところについては連絡が届きにくいんです。
(市長)でも今おっしゃったのは、結構由々しき問題ですよね。
(参加者)マンションの町内会加入は岡山市全体のテーマだと思います。
(参加者)私は、分譲マンションなんですけど、買うときに、このマンションは町内会に入る約束をしていますということで、管理費を毎月払っているんですけど、その中からまとめて町内会に会費を払っています。
(参加者)建てる前に、そこの町内会長なりへ情報が入ったら一番良いんです。それが一番いい解決方法なんですが、全部そのようにいくばかりとは限らないので、どこでも永遠のテーマです。
(市長)でも、これは常に研究しておかないといけないですね。

地域の課題について

地域の課題について話をする様子

(参加者)私は大野学区に住んでいますが、大安寺東町は町内全部が市街化区域、大安寺中町と大安寺南町は一部が市街化区域で残りは調整区域です。今、大野学区では家が2,800戸に届こうとしていますが、もう市街化区域の田畑はなくなって、家を建てるような土地はありません。大野学区の発展のためにも、調整区域から市街化区域への変更をお願いします。
(市長)これからの岡山の人口の推移、他には例えば公共交通の人の動きやすさ、そういうのを見ながら市街化区域の設定というのは考えていかないといけないと思います。

(参加者)何とかならないのかということで皆さん方から相談を受けるのが、180号線の混雑の件です。朝は、関西高校の前から一宮の辺まで混みます。
(参加者)島田の地下道を上がった交差点の北ぐらいから渋滞しますからね。
(参加者)それから、踏切がある。
(参加者)渋滞するたびに一番危惧するのが、迂回路として生活道に、団地の人がおりてきて通ることです。混雑する道を避けて。生活している方々が危ないということで、今でもこの辺何とかならないかという相談を受けたりしています。巌井保育園等もあって、そこの信号の見直しはこの間してもらったんですが、本当に危ないんです。

(参加者)私は防災についてですが、ゲリラ豪雨で島田の地下道がすぐ水没します。それと、市内の中心部の公園ですが、きれいに整備されていますが要らない設備がいっぱいあります。そういのを撤廃して、水が出た時に土のうをつくるための土を公園に盛り土をするとか。
岡山のような災害が少ないところでも、地震と水害が一番考えられるので、そういう設備とか施設の整備をお願いしたいと思います。島田の地下道なんかだとポンプが老朽化して排水が間に合ってないとか。
(市長)ポンプアップの施設をつくったほうがいいんじゃないかということですね。
(参加者)地下道が氾濫するのが、結構岡山市内の中心部で多いので。野田、島田辺りを整備していただきたいと。
(市長)おっしゃることはそのとおりで、整備のための予算は毎年結構増やしています。

子ども達の環境について

(参加者)私がお伝えしたいのは、今の子ども達の現状です。今、子ども達がおとなしくなって、問題がありませんと言われる方が結構おられます。子ども達はすごくいわゆるいい子で、真面目にしています。
でも、実際は、不登校傾向という子が桑田中学校にはいて、岡山市全体も不登校傾向の子がすごく多いんです。学校に来なくなってしまうと、私たちにはどういうことが起こっているのか全然わからないんです。私達も、保護者も、先生達も一生懸命やっているんですが、これからどうやってやっていったらいいのかという話にいつもなります。
(市長)不登校は桑田中だけじゃなくて、岡山全体ですごく多いんです。あとは暴力行為、これも倍ぐらい。
(参加者)学力低下もですよね。学力低下、暴力事件の発生率、不登校、これが確かワーストに入っていた。
(市長)ワーストですね。私は、そういうのをきちっと本当に分析できているのかということから入っていかないといけないと思っています。懺悔ではないですが、そういうことをさらけ出すことがまず必要なのではと思っています。だから、私は、今年度中にはそういうさらけ出す行為を全部終えていこうと個人的には思っています。そういうことをやりながら、何がいけなかったのかを考えていかないといけない。
(参加者)それと一つお願いがあります。中学校の耐震化工事が終わり、すごく桑田中学校はきれいになりました。ただ、今年の夏はとても暑く、扇風機は回っているんですけど、なるべく早くエアコンを入れていただきたいなというのが、私たちの希望です。やはり本校舎で快適に、集中して勉強ができるような環境づくりのためにも是非とも、早くクーラーを入れて欲しいというのがお願いです。
(市長)私が市長になった時には、岡山市は耐震改修というのは日本一悪かった。岡山には活断層はないとは言いながらも、南海トラフで震度6近くなるとも言われていますし、小学校は子どもが学ぶところというのが一つはあるんですが、それだけじゃなくてみんなが避難するところなんで、それにとりあえず力を入れさせてもらいたいと思い、耐震改修をまずやりました。これがようやく来年度終わります。耐震が終わったら、これからはやっぱり、子供たちの学校での生活環境をどうするかということを真面目に考えていかなければいけないと思います。

(参加者)子どもにどういったものを食べさせるかということは、学力の面であるとか、精神面であるとか、そういったところにも非常につながってくると思いますし、非常に大切だと思います。また、食育というのは、子供にするよりも親にしなきゃいけないものでもあると思っています。
認定こども園についても、保育園と幼稚園が一緒になるということで保護者はいろいろと不安があるので、そういったのも是非いろいろなところからの話を吸い上げて、よりいいものをつくっていってもらいたいというのが希望です。

(参加者)私は共働きなんですが、やはり子供と関わりがどうしても少ないんです。僕ら自身が仕事のワークバランスを変えないといけないんだと思いますが、なかなか難しい状況です。今一番困っているのは、小学校で帰ってきた後です。学童保育がありますが、施設が狭くて人数からすると広さが足りないので、もっと学童保育の質が向上すればいいと思います。

参加者との集合写真

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