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第13回市長と大盛トークを実施しました

[2014年12月22日]

ID:2457

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市長と大盛トークの様子

開催日:平成26年12月18日(木曜日)
開催場所:岡山市役所第3会議室

市民の皆様とふれあい、市民の皆様のご意見を直接お聴きすることは大森市長の最も大切とするところです。
市民の皆様と市長が輪になって、自由に語り合う「市長と大盛トーク」。
第13回は消防団員、クリエイター、学生、会社代表、ボランティア活動をされている方など11人の女性にお集まりいただき、女性の視点からのご意見をお聴きしました。

大森市長のあいさつ

大森市長のあいさつの様子

私は去年の10月に岡山市長になりました。鹿田小学校を卒業しまして桑田中学、操山高校を経て、大学からはずっと岡山を離れていました。昨年の6月にふるさとへ戻ってきて、皆様からいろいろな話を聴いていますと、私が持っていた岡山像と少し違ってきていると感じました。
昔、私が居た頃とは岡山も変化しています。いろいろな方と直接お話しをすると、「こういう岡山なんだ。こういうことをやっていかないといけないんだ。」という思いを持つことが多々ありました。
市長になりましても、市民の皆様から直接お話をうかがう場をいただきたいと思い、「市長と大盛トーク」を始めさせていただきました。今日は特に女性の視点から、様々なお話を気楽にお話しいただければと思います。

参加者と市長の主な発言

ボランティア活動

ボランティア活動について話をする様子

(参加者)私は会社員ですが、ボランティアで岡山市消防団の一員として活動させていただいております。消防団といったら男性のイメージがありますが、女性が108名入団しています。女性の活動は救命講習がメインで、AEDの普及とかをしています。火災現場では後方支援、交通整理をしています。

(参加者)私はアート関係の会社代表をしています。女性社長の会というのを9年ぐらい続けております。情報誌「しあわせ」をつくり、岡山で活躍している方々にコラムなどを書いていただいて無料配布しています。

(参加者)私はボランティアで聴覚障がい者の支援をしております。障がい者のことを勉強して自分の目線が変わりました。子どもたちに、人としてのあり方を学ばせるには、社会のなかでの弱者に対するかかわり方を教えていくとよいと思います。目線が変わって優しいこどもたちがいっぱい育つのではないかと思います。

(参加者)私は「MACHI FES(マチフェス)」という学生グループに所属していて、石山公園でのイベントとか、岡山を中心に市街地でのロックフェスとかをしています。

(市長)これからの岡山はこういうふうになったほうがいいんじゃないかとか、いろいろな思いが皆さんあると思います。そのあたりを率直にお話していただければと思っています。

女性が働きやすい環境づくり

女性が働きやすい環境づくりについて話をする様子

(参加者)女性が働くためには、責任のある仕事をさせていただくことで、自信となって輝けると思うんですが、お子さんがいらっしゃったらやりづらいと思うんですね。子どもが病気になったから帰らせてくださいとかね。そういうときに病児保育がしっかりしていたらいいんじゃないかなと思います。

(市長)政令指定都市では横浜市長と仙台市長が女性なんです。政令市市長の会議で、仙台市長を中心に、女性が輝くまちをつくっていこうというメンバーが4~5人集まりました。そこで、私が、岡山市役所では男性職員全員に育児休暇をとってもらうという話をしたんですよ。そしたら、皆が「いいこと言うね」と言って、政令指定都市20市の目標になったんです。
まずは隗より始めよで、小さな岡山市役所の男性の育児ということに関しての空気づくりをしたんです。それが広がっていくとともに深堀りをしていく。この両方が必要なんだと思うんです。市役所は、ある程度、音頭をとっていくから、できるところってあるんですけど、企業がどうしたらそうなっていくかというのが重要ですよね。

(参加者)女性が働きやすい環境づくりをしているかと言われると、私の職場ではそうではない雰囲気があります。年配の男性は理解があるようなんですけど、根っこのところでは、お子さんが寝込んで休んだりすると仕事に影響が出てくるというような感覚を持っています。そういうときはお互いに助け合っていけばいいなと思うんです。学校行事とかに男性が出ているというのはあまり見ません。企業側にもそんなことで仕事を休むのかというような雰囲気もあると思いますので、後押しする制度がないと企業がそれを推進していくことはあまりないように思います。例えばポイント制とか。

(市長)ポイント制というのは?

(参加者)社員が学校行事に出ていくとかしたら、企業にポイントがついて、それがたまったら、行政が表彰するとか、そういう仕組みがないことには企業側は進まないと思います。

(市長)イクボスポイントですね。面白いかもしれない。

(参加者)「女性とこども」というくくりが常識のなかにまずあります。イベントにしても、女性とこどもはセットされて表記されていることが多いんです。「こどもと大人」「こどもと家族」というくくりが標準的になるような表現を岡山市が取り組んだらいいのではないかと思います。こどもといえば女性という感じのところを変えていくと、男性の意識も変わっていくんじゃないかと考えています。

(市長)今おっしゃられたことは重要ですね。ちょっとした言葉が意識を変えていくことになるんだろうと思います。市の組織で「男女共同参画課」を「女性が輝くまちづくり課」に変えました。それは、いきいきと女性が頑張っているまちは、まち自身が良くなるのではないかという考えで、市民の意識も変えていこうじゃないかという意味合いもあったんです。

(参加者)最近、男の方も変わってきて、若い世代はほとんどの方が育児も家事も当たり前で、「女性の将来の夢をかなえるよ」という意識がすごく高いということを聞いてます。まだたくさんいる上の世代の方の意識を少しずつ変えていかなければいけないと思います。

まちの魅力づくり

まちの魅力づくりについて話をする様子

(参加者)西川緑道公園でキャンドルナイトやマーケットの活動しているタブララサというグループは女性が9割ぐらいなんですけど、皆さん本業を持っていて、NPOとして活動しているんです。自分が好きなことを活動して、それがまちづくりにつながっているというのがすごくかっこいいなと思います。義務感とか使命感とかじゃなくて、楽しいからやっているんだよというので10年も続いている団体というのはすごいです。

(市長)岡山市もいろいろまちづくりをしています。イマジニアリングでは現代アートとか新しいことをやっています。医療分野では政令指定都市のなかでもトップクラスだと思います。岡山のことで何か気が付くことがあったら教えていただければと思います。

(参加者)岡山は食材も本当に素晴らしいし、料理される方も超一流だと思うんです。出張して東京に行ったりしても、岡山の方がだんぜん美味しい。北海道にも負けないぐらいな、日本一といっていいぐらいの食材がいっぱいあります。それを調理する技術のある方がたくさんいらっしゃるので、どんどん見つけては全国にPRしていただきたいなと思います。

(市長)私も東京での生活が長いのですが、岡山の野菜の味は違う。ほうれん草ひとつにしても、岡山のは味が濃いですね。

(参加者)よその県とかに行ったら駅前とかのメインストリートにマルシェ的な店が並んで、地産地消のものが味わえて感動したりします。桃太郎大通りもそういうストリートになれば、アピールできるかなと思います。

(参加者)イオンモール岡山に行ってみて、車椅子に乗っている人をほとんど見なかったんですよ。まちが輝くということは障がい者にどれだけ優しいかということが、ひとつの要因になると思えるので、もっとまちの中に障がいを持った方も高齢の方もみんなが集って、楽しんでいけるようなにぎわいのあるまちになってくれたらいいのになと思っています。

(参加者)市はイオンモールを中心に回遊性を持たせたまちづくりというけど、回っていないですね。イオンモールでもうみんなくたびれて帰っていきますよね。

(市長)今はイオンモールの吸引力が大きいでしょうから、やむを得ないところがあるんですが、手をこまねいているというわけにはいかないので、回ってもらうためにどうするかですね。まちに魅力がないと回らないですよね。魅力というのはやっぱり岡山市民みんなで考えていかないと。買いたいものがなければ、そこの店には入らないのと同じで、魅力がなければそこの場所には行かないし、ものは買わない。官民とよく言うけれども、やっぱり民間の方が魅力づくりという面でウエイトは大きいと思いますよ。行政はどちらかというと、そこに行きやすくする。たとえば、ももちゃりや路面電車を乗りやすくするとか、そうしたことしかできないところがあるんですね。

ももちゃり 交通ルール

ももちゃり 交通ルールについて話をする様子

(市長)ももちゃり、乗ってますか。

(参加者)友だちが来た時とか乗っています。でも大人しか乗れないですね。こどもがいる人は使えない。

(参加者)乗っていないです。ももちゃりはどこまでの距離を乗れるのかがわからなくて。最終地がわからないので少し使いづらいかなと私は思うんですよ。

(市長)最終地はないんだけれども、要するにシステムがちょっとよくわからないということですね。まだ置いて間がないから、徐々にわかってくるだろうけどね。でも一日1台あたり3人は乗っています。

(参加者)この近くの道路ですけど、歩行者と自転車で分けています。自転車専用のところを走っていて、向こうから来たときにどうしようかなって思います。結構ぶつかるのを見たことがあるんです。北行きと南行きとで分けてほしいなと思っています。

(参加者)小さいころに自転車ルールの教育がなってないんじゃないかと思います。歩道を当たり前みたいに走っていて、交通ルールを守っている人の方が少ない。小学校、中学校で自転車の乗り方を教えないといけない。

(市長)人口10万人以上の都市は日本に289あるんです。そのなかで自転車の事故の比率が岡山市はワースト6です。たぶん自転車だけでなくて自動車の方もウインカーを出さずに曲がるとかあってマナーが良くない。どうするか、たとえば自転車の免許証のようなものを出したらどうか。ペナルティーで学校に乗ってきてはだめだとかね。

(参加者)岡山県民は交通ルールを基本的に守っていないのかもしれないですね。

あいさつ おもいやり

あいさつ おもいやりについて話をする様子

(参加者)あいさつも大切ですね。大人が範を示さないといけないですね。

(参加者)こどもは意外とあいさつしていますよね。大人同士はしていないかもしれないですね。

(市長)この前、ある検事さんが異動されるので挨拶に来られて、少年犯罪の話をしました。「岡山は少年犯罪が多いので、具体的にどうすればいいと思いますか」と訊きましたら、彼が少し考えて言ったのですね。「やはり、思いやりをもってもらうことが重要です。」と。「思いやりはどうやったら出てくるようになるんですかね」と訊ねると、「一概には言えないけど、大分のほうが挨拶をしている。」と言っていました。その方は岡山に来る前は大分にいたのです。私が住んでいるマンションでは、東京と比べてはるかにあいさつをしていますが、その検事さんはそう話されていました。

(市長)教育の話で何かありますか。学力はともかく、非行が目立つところもあるので。

(参加者)さっき市長さんがおっしゃったように、やっぱり思いやりを持つような教育をしていただきたいですね。

(参加者)若い子たちに話を聞くと、動物とか昆虫とか飼ったことがないという声をよく聞くんです。誰かが何かのために一生懸命、自分が世話をするとか、優しさを出すとか、また、何かを育てるということは大変なんだという経験をしていないから、なかなか思いやりの気持ちがわかないのかなと思います。

(参加者)こどもは自然体験で生き物の命の大切さを知るのだと思います。飼っている生き物はいいけど、自然の生き物には触らないようにとか大人から言われます。やはり自然をよく感じて体験することです。そういう場所に行くのもこれならいいんじゃないかというように、大人が寛容になる必要があるかもしれません。

(市長)生き物係ですね。皆さんありがとうございました。

第13回大盛トーク参加者の皆様との集合写真

第13回大盛トーク参加者の皆様と

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