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第24回市長と大盛トークを実施しました

[2016年5月18日]

ID:2456

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開催日:平成28年4月19日(火曜日)
開催場所:岡山市役所第3会議室
テーマ:街なかのにぎわい創出

市民の皆様と市長が自由に語り合い、市民の皆様の思いと知恵を引き出す「市長と大盛トーク」。
第24回目は、街なかのにぎわい創出に関わる活動をしている方11名と意見交換しました。

大森市長のあいさつ

今日は、街なかのにぎわいというテーマです。岡山の市民の方は、全体として、余り歩かないというか、楽しまないというか、そういう要素が少しあるのではないかと思います。車の所有率も多いです。もちろん、車が有用なことは間違いないですが、街の中を歩きながら楽しんでいく、こういった要素は重要じゃないかと思います。社会実験等々、また魅力ある事業を展開していきながら、これからも継続的にそういうことをやっていかなければならないのではないかと思っています。今日は、皆さん方からのご意見を非常に楽しみにしていますので、よろしくお願い申し上げます。

参加者と市長の主な発言

公共交通機関について

公共交通機関について話をする様子

(参加者)私は、環境問題に関心があり、自分の生活自体は、環境汚染や地球温暖化に加担しない生活を目指しています。その中で、公共交通機関を充実したらいいなと常々思っています。今回、岡山駅前に路面電車乗り入れというのもありますが、是非実現をしていただきたいと思っています。そういった公共交通機関を充実させることが街なかのにぎわいにつながっていくのではないかと思っています。
今、西川や岡山城とか、岡山市内のいろいろなところでイベントが行われていますが、どうしてもそれが今は点としてやっているような感じで、それを1つの線に伸ばし、それがまた面に展開していくと、よりいいのではと思っています。そして、岡山市には芸術祭とか音楽祭とか、いろいろな行事もありますが、そういったものと連携をして相乗効果が発揮できたらいいなと。その中に、今の公共交通機関の分も絡めていけたらいいのではないかと思っています。
(市長)私は、この意見に非常に賛同するところがありますし、そういう政策をとろうとしているつもりです。昨年、ポートランドというアメリカの西部の街に行ったのですが、路面電車が街の中を縦横に走り、バリアフリーになっていて、お年寄りも非常に乗りやすいです。そして、自然発生的にイベントが行われていて、街が生きている、そんな感じがしました。
一定の年齢になると、なかなか車も使いづらくなり、やはり、公共交通機関が本当に必要になってくると思います。今の路面電車の乗り入れは、その一つのきっかけみたいな形にして、これから充実を図っていかなければならないと思っています。
まだ若い人には分からないかもしれませんが、これから公共交通の話が本当に重要になってくるということは間違いないので、その視点を忘れずに、市民みんなで考えていけば前に進んでいくのではないでしょうか。路面電車の問題も、特に障害者の方や肢体不自由児の方から、是非やって欲しいという話も多いです。
(参加者)僕たちは、若手の社会人や学生さんとも一緒にやっているので、公共交通機関ということまで、思いをはせる人はまだ少ないです。僕たちにできることは何だろうかというと、人がたくさん循環するようなものを作り、自分たちも、なおかつ楽しんでいこうというのがこれから生まれてくると、必然的に公共交通機関を含め、住みやすい街になれば良いと思います。そこの一個でも、歯車の一つになればいいなと思います。

おかやまマラソンについて

おかやまマラソンについて話をする様子

(参加者)去年のおかやまマラソンは、金沢のマラソンなどいろいろなものと同じ月に競合しました。特に北陸新幹線効果で、金沢にランナーが行ってしまうのではと思ったのですが、意外と岡山も健闘して、すごくにぎやかでした。
そこで私は、マラソンも岡山のにぎわいにつながる一つになるのではと思います。
(参加者)私はマラソンをしないのですが、やはりおかやまマラソンはものすごい盛り上がりだったと思います。お店には、マラソンの前日から県外からのお客さんがご飯を食べに来られて、岡山のものを食べたいと言われました。当日は、マラソンのチームなどに打ち上げで使ってもらいました。うちのお店だけでなく、そういうお店が多分たくさんあったと思います。そういう意味では、ものすごく岡山に経済的な効果になったのではないかなと感じました。
(市長)走り終えたランナーを競技場で迎えたのですが、「市長さん、岡山の街、良かったよ」と言ってくれる人が非常に多くて、感激しました。
(参加者)私たちも、友人をどこで応援し、どのようにもてなすかを5月ぐらいからずっと準備をして、最後は西川沿いのお店で打ち上げをしました。ランナーを見ていると、応援しているほうも一生懸命になって応援して、最後は運動公園で、誰も私のこと知らないと思いながら「お帰りなさい」と言っていました。そう言っている自分もすごく元気をもらい、マラソンとはこういうものなんだと思いました。

回遊性について

回遊性について話をする様子

市長:ストライプインターナショナルは県庁通りを少し変えようかという動きをしていますよね。
(参加者)私は2月から新部署の岡山の地域活性化や地域創生をするための本社企画部におり、様々なイベントやおかやまマラソンに携わっています。岡山県庁通りに会社があるので、この企画部に入って通ることも多くなったんですが、やはり岡山駅周辺だけが盛り上がっているというのを感じます。文化ゾーンや表町商店街なども、もっと活性化というか、盛り上げていきたいと思います。
具体的には、今、西川で、いろいろなイベントがあると思いますが、そこだけでなく、もっとみんなが協力して岡山エリアが盛り上がるようになっていったら、岡山がもっといい街になるのではないかと思います。
(参加者)今の活動にかかわり始めてから、西川を歩くようになり、いろいろな岡山の街の魅力を知るようになりました。多分、車だったら商業施設で降りて歩くぐらいで、街の中は歩かないので、もうちょっと交通機関を充実させて、日頃から街を歩くという流れをつくっていくのが大事なのかなと思いました。
(参加者)あちこちでいろいろなことが同時多発的に起こっているというのが、今の岡山だと少ないのかなと思います。いろいろなところで、同時多発的にいろいろなことをしたら、すごく回遊性も生まれ、楽しい街になるかなと思います。
(参加者)西川、駅前、表町の回遊性いうのは、すごく難しいような感じがします。いろいろなことをやってはみるけども、なかなかそういう流れにはなっていかないということで。今度の市民会館の千日前の移転が一つの起爆剤になって、それをきっかけにうまく回遊性のほうにもプラス効果が出たらいいなと思います。

西川について

西川について話をする様子

(参加者)夜は西川緑道公園沿いは、私が8年前出店したころと比べると、感覚では2倍から3倍ぐらい人通りが多くなったと思います。それは、街が歩きやすく整備されたというのもあると思います。より西川緑道公園が歩きやすくなると、まだまだ人が寄ってくるのではないかと思います。その取り組みの一つとして、社会実験とかあると思います。
西川は良いのですが、それによって街と公園の一体感がまだ持ててないので、何らかの工夫によって一体感が持てたら、まだまだ人が歩いて昼間の人口が増えてくるのではないかと思っています。
(参加者)西川緑道公園沿いが中心にあるということは、岡山が他の地域とは違う点だと感じます。もっといろいろなところに欲張って取り組めたらと思います。そのためには、一人の人が頑張るのではなく、大森市長が言われたようにそれぞれの人たちが取り組めることからにぎわいをつくれたらと常々思います。
(参加者)私は西川の歩行者天国に行きましたが、普段は車が通っているところを歩けるというのは、なかなか体験できないことで、開放感があって良かったと思います。
(参加者)私も、ずっと歩行者天国をしたいと思い、数年間言い続けており、大森市長が実現してくれたので本当にありがたく感謝しております。
そして、これは継続的にしていただきたいです。大がかりなことをするのではなく、毎週日曜日は歩行者天国ですよということになれば、警備員も要らなくなると思います。この時間は車を止めますということが周知されていけば、当たり前になってくると思います。そういう流れをつくると、商売を始める人は勝手に始めると思います。これだけ人がいるのであれば、商売始めても採算が合うよねって話になってくると思います。
(市長)そこは日曜になると歩行者天国になるんだということになると、またちょっと違った空気が生まれてくるのではないかと思われているんですね。
そのためにどうするかというのは、この交通面では、ある面我々の責任もあるんでしょうが、やはり運営を市民の皆さん方がしていくシステムを皆でつくっていかないと長続きしないのではないかと思い、今度タブララサに4月のイベントの企画をお願いしています。
「にぎわい」というのは、一つの客観的な風景を捉えた言葉だと思ますが、そのにぎわいの中に、それぞれの人の楽しみっていうものが大きくなっていくということなのではないかと思います。
(参加者)私は、西川パフォーマーとしてフォーク、アコースティック音楽を中心に西川の野殿橋のステージで演奏しています。本当に小さなことなのですが継続してやっていくと、ちょっと時間がある時に私たちの演奏を聞いてくださるとか、たまたま通りかかった人たちやおばあちゃんが、ふっと座って聞いてくださるのを見ると、何か意味もあるのかなと思ったりします。
(参加者)私も西川パフォーマーとして、下石井公園で、ジャズ・イン・西川という春と秋のイベントで演奏しており、マンスリー版として、今は毎月第2日曜日の午後、野殿橋のステージで演奏しています。少しずつですが続けていき、西川に行けば、毎週日曜日、何かやっているということができたらいいなと思っています。
(参加者)私は西川に出店した時、飲食店の横のつながりをつくろうということで、ハレノミーノというイベントを開催して、飲食店の横のつながりが少しはできたと思っていますが、イベントとかやっていくにつれて、問題があるなと思いました。
地域の方が関わるようなイベント、地域のためのイベントが少ないなと思って始めたのが、1回しかできなかったですが、隣人祭りというものを開催しました。
なぜしたいかというと、地域の方に参加してもらうことと、地域住民同士がお互いに興味を持つために、商店主と住民が触れ合うような場所を作りたいのと、防災のことも考えていきたいと思ったからです。飲食店で食を作ることはできるので、例えば災害が起こったときでも、炊き出しなんかはすぐできると思うんです。あのエリアならではのことがあると思うのです。
なので、街づくりを考える時に、防災も意識した西川緑道公園というような発想というか、発信ができたらいいのではないかなと思います。
(市長)横の連絡は重要だし、その中に、ちょっと今までとは一味違った視点を入れていくということですね。いつ何があるかわかりませんですしね。でも、岡山でそういう対象となる場所は、商店街を除けばこの西川か石山公園の辺りしかないですよね。でも、西川がこれだけ活気を帯びているのは、本当に皆さん方のおかげだと思っています。

芸術交流について

(参加者)今年は、アートサミットという大きな岡山芸術交流があります。今、岡山の文化ゾーンや岡山城とかは、前よりいろいろな人が来られると思うのですが、今回の岡山芸術交流で、もっといろいろな観光客の方や海外の方が来てくださったらうれしいです。表町商店街や西川緑道公園などたくさんの岡山の人の協力を得ながら、盛り上げていきたいなと強く思います。
(市長)アートサミットというか、現代アートの祭典をやるというのは、皆さん、ご存じですか。瀬戸内国際芸術祭に本当にいろいろなところから来られるようになったのですが、岡山は素通りになってしまっており、ちょっと岡山に寄るだけでも随分と変わるのではないかと思います。レストランにしろ、宿泊にしろ、いろいろなものの経済効果も大きく出てくるではないかと思い、瀬戸芸と同じ時期に合わせて、今年アートサミットを行います。
よく皆さんが使う言葉に、観光があります。観光は「光を観る」と書きます。私は、時々言っていますが、「光とは何か」。光というのは、そこの街の文化であり、人の活動であり、決して景色ではない。だから、「観光」を「サイトシーイング」と訳すのは、私は間違いではないかと思います。観光というのは、その街の本質というか、住んでる人々の勢いであったり、文化であったり、歴史であったり、伝統であったり、それを感じるというのが、多分、「観光」なのではないかと思いです。
回遊性の話もありましたが、必ずしも人がぐるぐると回らなくても、いろいろと個人個人が活動的に動いていく、これが回遊なのではないかと思います。
今日集まったメンバーは、何となくみんな1つの方向性を持っているような気がします。みんなで一緒になって、人生を楽しみ、かつ楽しむサポートをしていくということで、能動的にこれからも一緒になって、やらせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

第24回大盛トーク参加者の皆さんとの写真

第24回大盛トーク参加者の皆さんと

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