ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

第23回市長と大盛トークを実施しました

[2016年4月11日]

ID:2455

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

会場の北公民館の写真

会場の北公民館

開催日:平成28年3月18日(金曜日)
開催場所:北公民館
テーマ:地域の振興について
~地域の特性を踏まえ、5年後10年後を見据えた中・長期的なまちづくり~

市長が地域に出向いて、市民の皆様と膝を交えて語り合い、市民の皆様の思いをしっかりと受け止める「市長と大盛トーク」
第23回は京山・岡北中学校区の皆さん20人と意見交換しました。

参加者と市長の主な発言

地域のまちづくりについて

地域のまちづくりについて話をする様子

(参加者)路面電車について、岡山駅乗り入れ等の話があるが、早く決着をつけてほしい。また、これから高齢で車を運転しない人も増えていくので、5年・10年先のことを考えて、路面電車で市役所、大学病院、新市民会館の方へ行けるようにしてほしい。
(参加者)柳川から法界院へ行く道にぜひ路面電車を伸ばしてほしい。または津山線について沿線人口は多いのでLRT化を行うなどしてほしい。
(参加者)牧山は高齢化が非常に進んだ地域です。津山線という交通機関はあるが、牧山駅まで約4キロあるなど、高齢者が生活するのに非常に苦労しています。最近ニュースで、交通不便箇所対策で市の補助が出て、地域と一体になって運営をしていくというものも聞いています。私たちの地区でも何かいい対策があるのではないかと思っています。
(参加者)高齢者が増えているが、地域のコミュニティとしていろいろ助けていかないといけないなと思う。岡山市でも市民後見人というのが去年ぐらいからか動きだしましたが、そういう市民後見人で近所の人を助けていくようになれば高齢化はしますが、すごくいい状況に変わっていくんじゃないかなというふうに思っています。そういう面で、積極的にそういう人をつくっていく活動を市にお願いしたい。
(参加者)このごろは認知症の人が大変多くなって、一人暮らしの方も多くて、介護や施設の問題などがあります。成年後見人の制度を使っていったらいいなと思っても、まだまだ知識がないし、これからも勉強していかないといけないことだと思います。

(市長)岡山は割と若い人が多いですが、それでもやはり高齢化していき、車に乗れない人も増えていく。そういう面で、公共交通というのは本当に重要なツールだと思っています。路面電車については、岡山に住んでいる人もですが、岡山に来たことのない人はどこから路面電車が出ているのかすぐわからない。だから、駅に乗り入れると私は便利になると思います。ただ、当然ながらそれで影響を受ける人たちもいるわけなので、これから十分話をしながら、いいものをつくっていかなければならないと思っています。またバスについても、今の岡山のバスはステップが高いものがあって乗りづらいと思う。電車のLRT化の話もありますが、1つの対策だけでなく、いろんなところに目配り、気配りをしながらやっていきたいと思っています。
また、市民後見人も、たしかにこれから動かしていかなければいけないシステムだと思います。

観光、魅力発信などについて

観光、魅力発信などについて話をする様子

(参加者)岡山市や岡山県の認知度や好感度が低いと言われているため、観光振興ということに力をいれてほしい。観光ガイドをやっていましたが、岡山市のボランティアガイドは良く言えば自主運営ということで市からの対応のようなものが少ない。松山市や備前市は観光ガイドと行政が一体化してやっているところもある。行政も市民も観光について力を入れていかないといけない。
ふるさと納税があるが、もう少し力を入れてもらいたい。数年前から返礼品を出しているが、返礼率も高くなくて、これではなかなか集まらないと思う。市の経費が足らず保険料が高くなったりするのであれば、ふるさと納税の返礼品を増やすことも考えたらと思います。
(参加者)おかやまマラソンについて、私も参加して完走して、非常によかったなと思いました。ただ、岡山にしかないところをマラソンという形でもっとアピールしてほしかったという気持ちはありました。おかやまマラソンを応援しますが、これから先マラソンブームが下火になったときに、安易に乗って安易にやめたということだけはやめてほしいなと思います。これからも岡山の魅力、伝統や岡山にしかないものに目を向けて、そこを粘り強く発信していくような施策をやっていただきたい。

(市長)観光について、もっと丁寧にしていかないといけないということはそのとおりだと思います。これをやったからといって、岡山がばっと魅力的なところになるということはないと思う。例えば世界会議をやったり、瀬戸内芸術祭と一緒にやっていったり、来られる方へのおもてなしをしたり、それをずっと続けていくことが重要だと思います。
ふるさと納税について、政令市というのはお金が出ていくことだってあり得て、岡山市も一昨年くらいまでは出ていく方が多かったんです。なんで入ってくる方が多くなったかというと、返礼品のなかに桃やマスカットなどを多くいれたんですね。やっぱり岡山のイメージは果物なんです。返礼品をどうしていくかは意見を聞きながらやっていきたいと思います。

子育て、教育などについて

子育て、教育などについて話をする様子その1

(参加者)子供を取り巻く社会環境は、地域の連帯感の希薄とかネットなどの普及によるコミュニケーション不足とか、非行やいじめなどさまざま問題が注目されています。このような悪環境から子どもたちを守らないといけないと思いますし、子どもたちが外で活動や遊べる環境を提供していくことで、仲間と共に汗をかいたり、転んだりすり傷を負いながら成長してもらいたいと思っています。なので外で遊べる場所を各学区、校区に作ってほしいと思いますし、特に津島学区は公園も1か所かと思うので是非お願いしたい。
(参加者)保育園について、長男が3月で乳児保育園を卒園することになり、4月から保育園へ申し込みをしたが落ちました。保育園について、子どもが出来たときに1歳になるまで上の子を預けられるようにしてくれたことは非常にありがたいと思っていますが、継続して入れるぶん残りのパイは減っていって、新しく入るのが難しくなるのかなと思う。実際に施設も保育士さんの数も限られているので出来ることを考えたら、小規模なところや乳児保育園などが増えるということなのかと思います。そうした時に、大きなところで3歳児以上を預けられるようなフォローを市にしてもらえば、大分変わってくるのではないかと思います。
(参加者)待機児童の問題では小規模保育を増やすことも必要と思いますし、そこの質の担保ということについても、既存のものも新しいものに対しても、すごく問題なことだと思います。今保育園の民営化の話がありますが、そうすると質がどうなるのかというのは不安があります。幼いころからの保育や幼稚園での教育はすごく大事なところだと思っているので、そのあたりも丁寧に見ていただきたいと思います。また保育士不足も言われていますが、賃金アップや増員などの支援も考えていってほしいです。
(参加者)認定こども園について、岡北学区にはなくなって南方に吸収されると発表されています。しかし、我々地域の者には一切何も言われたことがない。なんとか是非この岡北学区に1つはこども園を残してほしいと願っています。

子育て、教育などについて話をする様子その2

(市長)保育環境というのはまだまだ整備していかないといけない。今、非正規職員が男女とも非常に増えています。非正規職員全体を見ると、正規職員の給与の6割から7割で、やはり働かざるをえない状況になっていることは事実です。そういう面で、潜在需要もあるし、顕在需要もどんどん増えてきている。だから、事業所保育、小規模といろんな議論はあるにせよ、やはり需要に合わせて増やしていかないといけない。
また保育環境を整備するというときの私立か公立かというところですが、岡山のように公立保育園が多いところは政令市ではどこもないんです。今、総理たちが頑張るぞと言って文科省からサポートが出てくるのは私立だけで、公立は全て自分の持ち出しとなる。民営化になると悪くなるというのは、そうだったら民にお願いするときの基準を変えればよく、民間がやったらおかしくなるというシステムがおかしい。ただなぜ公立の認定こども園をつくるかっていうのは、やはりセーフティーネットみたいなもので一定の人口の割に1つはつくる必要があるということでやっています。また地元にはこれからもどんどん話をしていかないといけないし、保育士の処遇についても変えていかないといけないと思っています。

(参加者)子どもたちについて、学力低下の問題もありますが、格差の問題、子どもを取り巻く貧困の問題についても市で考えていっていただきたいと思います。子ども食堂であるとかいろんな取り組みがされていますが、市の施設を開放して遊び場にしたり勉強を出来る環境を整えたりできたらいいなと思いました。すべての子どもたちが平等な環境で平等に教育に関わっていけるというのを是非とも考えていただければなと思います。
(参加者)問題行動などについて根本から直していくには何が一番なのかというと、やっぱり家庭教育かなと思うが、家庭が出来なくてそういう現状になっているので、非常に難しいなと感じる。別段市にお願いすることじゃなくて、みんなで考えてやっていくことかと思います。
(参加者)親も格差や貧困の問題を抱えている。地域の人たちの力が必要であり、「何でもするよ」と学校や皆さんが声を掛けていくのが、一番いいのかなと思います。

農業について

農業について話をする様子

(参加者)牧石で農業をやっていますが、農業も高齢化で少なくなってきており、後継者をつくっていかないといけない。今、カラフルレンジャー隊ですかね、平均年齢25才、30前くらいではないかと思うんですが、一生懸命頑張っている。若者はほ場が足りないし、資金にしても、やる体力はあっても、ゼロからのスタートでやっている。枯草状態のものが玉柏にもいっぱいあるし、どこの地域でもあると思うんですが、それを若者の為になんとかできないかと思う。いい知恵を若者に与えてやってほしい。
(参加者)黄ニラは、岡山の食材として、岡山県、岡山市からブランドという話をいただき、非常にありがたく思っています。今、若者が少しは育っていますが、市としても、皆さんに盛り上げていただき、岡山にこういう地域があり農業を頑張っているというところを、支援していただければと思っています。

(市長)農業も岡山の全体で従業している方の平均年齢が高齢になっていることは事実ですね。これはもうからないからというのがある。なぜかというと海外からのものと対抗してなかなかうまくいかなかった。だから今度は戦うにはどうするかっていうと、よく今言っているのが大規模化と、中山間地へいくと兼業的なものを両方でいって、できれば農業経営のあり方を変えていく、例えば株式会社化みたいな話とか、こういうことが大きく出てきていることだと思います。そこには一定のサポートはしていくにしても、バランスをとっていく必要がある。そういうなかでどうするか、ブランド化して海外に売るなど、そういうのをうまくやっていくしかないと思います。

第23回大盛トーク参加者の皆さんとの写真

第23回大盛トーク参加者の皆さんと

お問い合わせ

市長公室 広報広聴課 広聴担当

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1025 ファクス: 086-803-1731

お問い合わせフォーム