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第18回市長と大盛トークを実施しました

[2015年7月13日]

ID:2424

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

開催日:平成27年7月6日(月曜日)
開催場所:ノートルダム清心女子大学
テーマ:いつまでも住みたい町岡山を目指して~ノートルダム清心女子大学生からの提案~

市長が地域に出向いて、市民の皆様と直接対話する「市長と大盛トーク」。
第18回はノートルダム清心女子大学学生14名と意見交換しました。

大盛トーク参加者との写真

大盛トーク参加者

大森市長あいさつ

大森市長あいさつの様子

大盛トークの様子

今日は大盛トークにこのように大勢の方に集まっていただきまして、本当にありがとうございます。
なぜ私がこの大盛トークを始めたのかというのを少しお話をしたいと思います。
私は、皆さんぐらいの歳のとき、18歳のときに岡山を離れました。そして、東京を中心に大阪とか熊本とか幾つかの都市で過ごしました。そして、2年前、59歳のときにこのふるさと岡山に帰ってきて市長選に出ました。岡山に帰っていろんな人の話を聞いてみると、自分の思ってた岡山と少し違うなっていうような感じがしました。市長になって、直接市民の方とお話をするというのを継続したほうがいいだろうということでこの会を設けることになって、もう20回ぐらいになります。
この大盛トークを続けていて、どちらかというと年配の方と話をすることが多いです。若い人たちとの話が少ない。選挙でも今、18歳の選挙というのが話題になってます。例えば、この前衆議院の選挙があったんですが、20代の人たちの投票率は岡山では20%台です。60代の人の投票率というのは60%台、倍以上違う。これはある面、よく言われる話ですが、行政とか政治っていうとどちらかというと弱者、お年寄りとか障害者とか、また小さいお子さん、貧困、そういったものをどういうふうにレベルアップしていくかということが話題の中心になってくるんで、ある面やむを得ないところもあると思うんですけれども、しかしながら今まで我々の先祖がたしか普通選挙を行ったのが1925年、大正の終わり、ずうっと明治からこういうものを獲得するのにすごい労力を経てるというようなこともありますし、それから例えば皆さん方はこれから就職をする。就職をするときに、今日のテーマも岡山をいい町にしようっていう、そんな意識でやってると思うんですけれども、その就職のときにいろんな選択肢があったほうがいいと思うんです。だから、そういう選択肢を大きくするために産業をどうやって伸ばしていこうかというようなことを考えたり、また結婚して子供が生まれたときに、じゃあ保育園、岡山はまだ保育園に入れない子供たち、そしてお母さんたちも困っている。これをどういうふうに解決するんだとか、それで少し経つと、親の介護どうするんだというようなことが出てきます。ちょっと振り返ってみると、世界の情勢ってどんどん変わってる。こういったところを一つ一つやっぱり考えていただきたいなっていうような気もします。
ちょっとかたい話になったんですけれども、私は今日、すごく楽しみにしてきました。皆さん方が何を考えてるのか、どうしたいのかというようなことが聞けるいうことで非常に楽しみにしてまいりました。是非、思ったことをそのまま言っていただいて、充実した1時間半にしたいと思います。よろしくお願いいたします。

参加者と市長の主な発言

ゆるキャラについて

ゆるキャラについて話をする様子

大盛トークの様子

私が提案したいことは、ゆるキャラについてです。
ESD活動を通して岡山のゆるキャラについてみんなで考えました。私がゆるキャラについて提案したいことは2点あります。まず第1に、岡山のゆるキャラを新しくつくるということです。そのゆるキャラをつくる際になんですけど、岡山市の市民の方からゆるキャラについて募集をしてつくるという方法、また岡山市の地元のデザイナーの方、例えば漫画「NARUTO-ナルト-」の作者の岸本斉史さんのような方につくってもらうという方法を上げます。こうすることで、より親しみやすく完成度の高いゆるキャラをつくることができると考えました。また、完成度が高いということなんですけど、住民の方に長く愛されることで、ゆるキャラを何度もつくり直したりとかゆるキャラが増え過ぎてしまうという現状を防ぐこともできると考えて、このような案を提案しました。
私たち学生でもこのようにママカリをモチーフにした「ままかりさん」というキャラクターや、地元の岡山の特産品や食育についてPRできる「おかっぱ坊や」というキャラクター、岡山は晴れの国なので「サニーちゃん」という太陽をモチーフにしたキャラクターや、岡山の方言のえーもんをモチーフにした「えーもん」というキャラクター、特産品であるマスカット・オブ・アレキサンドリアをテーマにしたゆるキャラなどを提案してみました。
第2に、もう一つ提案したいことがあるのですが、ゆるキャラの活動を増やすということです。例えば、一日市長をさせてみることや商店街やイオンモールなどの大型商業施設での広報活動を行うということをあげます。これは、先ほど上げたような新しいゆるキャラに対してもミコロとハコロっていう既存の岡山市のゆるキャラに対しても言えることだと思います。このような活動を通して、まずゆるキャラの知名度を上げることで岡山市の知名度も上がると考えました。
ゆるキャラについて考えたものをまとめてみたので、また読んでください。

岡山の特産品を身近に感じてもらえる工夫について

私は、岡山の特産品であるフルーツや野菜などをより多くの市内の人にもっと身近に感じてもらえる工夫をすることを提案します。
特産品を多くの市内の人に身近に感じてもらうために、学生主体の活動ができるかと思います。例えば、特産品を使った料理やデザートを提供するお店を学生が中心となって運営をしたり企画をしたりすること。また特産品を使った商品を学生が考え、それを駅前などで販売することがあげられると思います。これらのことについて、何か市のほうからサポートをいただければと思います。どうぞご検討のほどよろしくお願いします。

ふるさと納税について

私は、岡山はとてもいい地域だと思っています。その理由としては、多くの人が災害が少ないことなどをあげると思いますが、私は人の温かさが感じられることもその一つだと思っています。このようにいい地域なので、ほかの地域の方々も岡山に移住したいと口々に言います。この町をより豊かにするためには、ふるさと納税が有効だと考えています。ふるさと納税は、ただ地域の魅力を伝えるためというだけのものではないと思っていまして、例えば自分が支援したいと感じたことに対する寄附の策でもあると思っています。岡山のホームページを拝見したところ、寄附の目的が少し曖昧だと感じました。特産物などの特典は非常に魅力を感じたのに、少し残念に思いました。ですので、この土地で起こっている問題など、どうしたら改善できるかということをより明確に示していただければ、よりよい町にできるのではないかと私は考えました。

(市長)皆さん、ミコロ、ハコロっていうのを前から知ってた人、手挙げてみてください。半分弱ですね。ももっち、うらっちって知ってる人、今、手挙げてください。そっちのほうが多いんですね。わかりました。くまモン知ってる人。これはやっぱり全員ですね。このゆるキャラというのは一つ情報発信というか、岡山ってこうなんですよっていうことを発信する手段なんだろうと思います。だから、もっと活動をということもそのとおりですし、新しいキャラクターをというのもあるかもしれないです。先ほど言われた中に公募っていう言葉がありましたけど、みんなで何かをする、そして決まったらみんなでそのゆるキャラを生かしていく、こういったことが必要なんじゃないかなと思います。私もある市議会でミコロ、ハコロをどうするんだっていう話をしたときに、これは例えば岡山の町をこういうふうにしていきたいとか、こういうふうになりつつあるっていうことがわかってくればそれにあわせて、そしてみんなでつくって、それを一つのPRの材料にしていくというのはこれからあるんだろうというように思っております。これから1年ぐらいかけてどんな岡山像にするのかっていう整理をしたいんで、それにあわせて考えさせていただきたいなと思います。
次に、フルーツを身近に、学生が主体となってやるということで市からのサポートをということですが、実際、偉そうなこと言っても市役所だけでできることってほとんどないんですよ。だから、みんなと一緒になってやっていく、こういうことが必要だなというように思ってるんです。学生もそうだけど、企業の中もそうです。それから、NPOのような、みんなも例えばそういう活動されてる方もいるんじゃないかなと思うんですけど、そういった方からいろいろな提案をもらってみんなで議論して、これがいいじゃないかっていうようなものにサポートしていく、私はそういうシステムをとるのがいいんじゃないかなと思ってまして、それを平成26年度ぐらいから始めたんだけど、正確な数字は忘れましたけども、提案が2、30あって、そのうち10ぐらいに絞ったんです。その10ぐらいをどれをどういうふうにサポートしていくのか、別に市からお金を出す場合もあるだろうし、企業からお金が来てもいいよね。そういうサポートをどうやってやっていくかっていうことを決めて、じゃあ場合によっては今年、来年から、再来年から、物によって違うでしょうけども、そういったことを実現に向けていくっていうことが必要かなっていうように今思ってます。是非、皆さんも具体案を持ってそこにチャレンジしてください。お願いします。
ふるさと納税については、返礼品っていうんですけど、それは去年の10月から始めました。それまでは、岡山の人がほかの都市に寄附をする、その額のほうが入ってくる額より多かったんです。それで、岡山の人間が多く東京へ行ったり大阪へ行ったりして、そういった人がやっぱり岡山に寄附したいと思ってる人は多分多いだろうと思って、かつ今おっしゃったようにふるさとの品の宣伝にもなるんでやってみたら、急に何十倍もの、年間でいくと7,000万円ぐらいのものが岡山に寄附をされるような、そんなことになってます。それ自身、非常によいことですが、今おっしゃったのは、それが何に使われるのか、何のために納税してもらうのか、寄附してもらうのかがちょっとはっきりわからないということだと思います。ちょっと記憶が正しいかどうかはわからないけれども、それはたしか制度上できない。でも、寄附するのに一体このお金はどういったところに使われるのかわかっていたほうがいいじゃないかという気持ちもよくわかるので、今度新しくどういったところに興味を持ってあなたはこの寄附をしていただくんですかということをアンケートするようにしました。

地域とかかわりを持つ

高齢者、子供、障害者などを対象としたボランティアを行うサークル、シグマソサエティに所属しています。このサークルを通して京山ESDフェスティバルに参加させていただきました。私は香川県善通寺市出身で、現在、岡山でひとり暮らしをしています。岡山で生活するようになって気づいたことは、近隣やマンション内での住民とのかかわりの薄さです。このことから、大学生がもっと地域の住民と話す機会を持ち、地域の活動に参加することで、いつまでも住み続けたい町、岡山を実現できるのではないかと考えます。私が以前、京山ESDフェスティバルに参加させていただいたとき、外国から移住してこられた方が自転車のマナーについて指摘したことにより、地区の中で自転車用のステッカーがつくられました。住民同士が意見を交換し合うことで、誰もが住みやすい町、岡山をつくっていこうとする姿に感銘を受けました。岡山市は大学も多く、県外から来ている住民も多いと思います。県外から来た人が岡山で住み続けたいと思ってもらうためにも、岡山出身の人と県外や海外から来た人々が話し合って住みやすい町をつくっていくことが重要であると考えます。
そこで、私は大学生が地域と密接にかかわりを持ち、大学生の意見や地域住民の意見を言い合える場をつくることを提案します。

サークルから学ぶこと(観光・歴史)

私は大学1年生のときにサークルを立ち上げました。歴史のサークルで、歴史広報部ヒストリアーノといいます。まだまだ活動の幅は広くはないのですが、歴史好きな人が集まり、毎月、歴史新聞や漫画、定期的に雑誌を大学内で発行しています。また、長期休暇のときは、岡山県や隣県へ史跡めぐりをしたり博物館や美術館へ行って知識を深めています。新聞をつくるときにはなるべく時事問題を取り上げ、そのときには岡山県の歴史についてなるべく取り上げるようにしています。今まで取り上げたものとしては、去年の大河ドラマ「軍師官兵衛」で有名な黒田官兵衛です。備中高松攻めでの清水宗治や中国大返しを取り上げました。
5月号の新聞を持ってきましたので、よければ見てください。先ほど市長のご挨拶の中であった参政権について取り上げている内容です。やはり歴史を取り上げるということの魅力は、今まで参政権がなかった女性の進出をどれだけの偉人の人がやってきたかを伝えるのが歴史だと思っています。そして、岡山には何があるのと聞かれたときに、実は岡山にはこんな歴史もあるよ、こんな歴史の舞台にもなっているよっていう会話をし、県内県外問わずコミュニケーションをすることができると思います。そして、改めて自分が住んでいる町、岡山の魅力に気づくと思います。

岡山駅西口(奉還町商店街等)について-Nanairoでの広報活動-

岡山駅西口(奉還町商店街等)について話をする様子

大盛トークの様子

今、商店街の活性化について研究しています。今回、私が通学路として利用している岡山駅西口エリアを中心に意見を述べたいと思います。
西口エリアは、イオンモール岡山の開業後、人の流れが低迷してる印象があります。ですが、女子大学生の視点から見ると、雑貨店やカフェなど地域生活に密着した店舗が多く、身近な空間を提供していると感じています。つまり、東口は若者向け、岡山市の玄関口というイメージですが、西口は下町的な風情のあるよさを持っていると思います。
そこで、西口エリアについて2点提案します。
1点目は、誰でもいつでも訪れやすい空間をつくることです。女性はサンダルを履く機会が多く、今の梅雨の時期ですと足元はぬれ、不快な気持ちになってしまいます。もし岡山駅から直結したアーケードがあれば、雨のことも気にせずに歩け、西口エリアの魅力をより感じることができると思います。
2点目は、西口の魅力発信のきっかけとなる広報活動です。私はnanairo paletteという大学内外を紹介する小冊子の編集部に所属しています。このナンバー9では、このように奉還町商店街のカフェなどを取り上げています。この冊子を見たときに、私自身、カフェや雑貨などがとても大好きなので、この掲載されているところがどんなふうなのか行ってみたいなというふうに関心を持つことができました。
そこで、岡山市と学生が連携して、女子大学生の目線から見た西口エリアなどのような広報活動を企画してみてはいかがでしょうか。
最後に、以前、映画「でーれーガールズ」を拝見させていただきました。その際に、奉還町商店街の店主として大森市長さんが出演されていましたが、撮影を通じて市長さんご自身が感じた商店街の魅力があれば教えていただきたいと思います。

(市長)人間関係が希薄になってるということでは、町内会が成り立たなくなるとか、町内会長に誰も手を挙げないとか、いろんな話を聞きます。家の中も3世代が住んでないから、お母さんが子供を産んでも誰にも相談する人もいないっていうようなこととか、高齢者の方がずっと1人だとかいうこともあります。こういうのは多分、一朝一夕には変わらないんじゃないかなと思います。今、言われたように若者が地域とかかわりを持っていく、こういうことを言っていただける若者がおられるっていうのはすごくうれしいことで、多分そういうボランティアの仲間も何人かおられるんだと思うんですが、そういう方や、多分その中に入ってない人も同じような気持ちになってる人もいるんじゃないかなとも思うんですよ。だから、我々も先ほどお話をしたようにそういう人の出現をどんどん待ってて、そういう仕掛けをしたいなっていうことを今やってます。是非、個別の動きもそうですが、それをこのシステムを広げていく、こういう動き、市も一生懸命やっていきたいと思うんで、例えばうちの中にもNPOと一緒にやっていこうというセンターつくってますからそういうところに相談していただければ、すごくみんな喜ぶと思いますよ。是非お願いしたいと思います。
それから歴史について、必ず私が録画をするのが、BSを中心に「英雄たちの選択」、「歴史列伝」、それから「歴史捜査」だっけ、それとあと「歴史ヒストリア」、NHKの、これを必ず録画してるんですよ。また、「歴史街道」という本を10年ぐらいずっととってます、あれ大好きなんで。何で好きかというのは、多分、感覚的なものだから好きだから好きというところでしか本当はないんだけど、最終的におっしゃられるのと共感するのは、やっぱり岡山の人のことを自分たちも勉強し、そしてそれがアイデンティティーになってくるっていう、すごい重要だと思います。
私は、高知と東京、この2つの都市でよく感じたんですけど、町を歩いてると、ここには昔こんなことがあった、こんな人が出てるんですっていうことを教えてくれるんです。岡山は余りないですねえ。例えば、岡山出身の犬養毅なんていうのはみんな知ってると思うんですけれども、岡山にかかわりのある人というのは私もちょっと前まで知らなかった。例えば、小西行長って有名なキリシタン大名いますよね。小西行長が岡山と関係してるっていうのを知ってる人いますか。そもそもは堺の商人の息子なんだけど、そこから岡山へ来て城下町に住んでたとか、夏目漱石が岡山に来て大きな水害に遭ったっていうのを知ってる人いますか。今のは若干オタクのところがあるけど、でもそういう一つ一つ知っていくと結構おもしろい。初めて飛行機をつくって飛んだ人とか、いろいろいるんですよ。こういうのをおもしろがってやるっていうのが重要かなというように思います。
最後の西口の話、昨日、奉還町を通ったら、シーガルズの今の得点状況っていうかな、ああいうのをきちっと張ってあったし、努力もされてるし、すばらしいなあと思います。多分、商店街っていうのは、我々はこれはちょっと市の立場だけども、若干のお金を出してこういうところを直してくださいとか、新しくするときの一定のお金を出しますよぐらいはできるかもしれないんだけど、やっぱりやるのはそれぞれの人たちだと思う。だから、それぞれの人がああいう動きをしてるっていうのはすごく立派なんじゃないかなというように思いました。
ちなみに、映画「でーれーガールズ」、おもしろかったですよねえ。ただ、出演している立場からいうと、あんな恥ずかしいものはないですよ、本当に。主役の子が自転車に乗ってくるんですよ。そこで、僕の一言、「でーれー刺激的じゃのう」って、山口百恵の歌を歌いながら。こういう場面って、演劇部とかそういうことやってる人ならいいけど、恥ずかしくて、それで脚本に書いてないことで怒られたりして、「あんた果物屋の店主だからしゃべるときはスイカぐらい持ってなさいよ」とかって言われて、そんなこと脚本に書いてないじゃないのとかいうんだけど、それで今度はスイカ持って動かしてたらタイミングがうまく合わなくて、自転車は速いから。一応さんざんな目に遭いましたが、でも終わって映画を見ると、恥ずかしさもあったけど、何か楽しさが残って、それから時々こういう場で話をするときに、「岡山市長、そして俳優の大森です」と。これちょっとだけ受けたね。そういうことをやらせてもらってます。でも、楽しいひとときでした。

交通について(女子大生のマナー、信号機の長さ)

交通について話をする様子

大盛トークの様子

私は電車通学で、駅から大学までは徒歩で通っているのですが、済生会病院の前と岡山トヨペットの前にある信号機が赤よりも青がかなり時間が短く、学生が通学しているときにやはり青で渡り切りたいという学生が多く、青信号が変わって点滅しているときや赤になっているときでも渡ってしまう生徒が多く見られています。もちろん、私たちが日ごろから交通マナーを守って通学するのが一番の改善なのですが、朝は学生の通学の多い時間の午前中だけでももう少し青信号である時間を延ばしていただければ、もう少し改善できるのではないかと考えました。
次に、岡山駅の西口にある自転車道路と歩行者のができてとても交通が円滑になったのですが、私が学校に通っているときや帰るときに、まだ自転車道路ではなく歩行者のほうを通っている自転車もたまに見られます。でも、歩行者は老人の方もいるので危なくて、境界線のところに石が立っているのですが、そこにさらに鎖とかをつなげて自転車が入りにくくしたら、もう少し自転車が歩行者側に入ることはなくなるのかなと思いました。
最後に、東口なのですが、一部、自転車道路があるのですが、ドレミの街の歩行者道路やその反対側にあるところには自転車道路がなくて、歩道が大きいにもかかわらず自転車と歩行者が交錯して、ちょっと危険なところがあるなと思いました。
そこで、自転車道路、大きい歩道の中に色で識別して、青色はとても視覚に入りやすく注意できるので、境界線を青にして、岡山県の桃から桃色で道の色を塗ってもおもしろいかなと思いました。

岡山市内の自転車交通について

私は交通の面に関して続けて少し意見を述べさせていただきますが、まずももちゃりについて少し話させていただきます。
ももちゃりは、観光客の方や一般の市民の方もたくさん使われていて、駐輪スペースがからになってるのをよく見るんですが、そういった面で岡山県の交通の便に関してよりいい面を出していると思うのですが、生徒の方からいただいた意見から市長様に少し改善してほしいなあというところを申させていただきますと、西口に少しももちゃりのステーションが少ないのではないかなあという意見がありました。東口にはたくさん見られて、後楽園に行く方とか観光客の方メインですか、多く使われていていいと思うんですが、大学生の目線からしましたら、駅から例えば岡山大学のほうへ少し行くとか、どこどこへランチ行きたいなっていうときに自転車を使いたいので、そういうときに西口にありましたら、すぐちょっと学校帰りに行こうかなって使うようになると思いますので、西口にももう少し設置数増やしていただきたいなと思いました。
また、60分たったら追加料金が発生するという形ですよね。そういった面に関しても利用時間でしたり、料金が60分過ぎたら30分ごとに100円、そのところが学生からしたら、30分でその分の追加料金は、長く乗りたいときなどに少し不便かなあという意見が出ましたので、そういった面の改善に関してと、あと借りるときの説明が少し難しかったという意見がございましたので、そこを簡単にしていただければなと思いました。また、よく使う方に関してはポイント制などを導入されましたら、例えば10回使って次1回は何時間まで無料という形にしたら、どんどんいっぱい使っていただけるんではないのかなと思いました。
それでは次に、ライブ会場の設置について提案させていただきます。
多分、清心の学生の皆さんも好きなアーティストがいてライブとかたくさん行くと思うのですが、岡山には大きなライブ会場がなくて、広島でしたり大阪などの大きいライブ会場へ遠征という形になって、お金などもかかりますし、日程の都合で行けれないことも多いと思いますので、岡山にライブ会場欲しいなと思っている学生などはたくさんいると思います。そうしたことに関して、岡山にライブ会場をつくることで多くの人、特に若い世代ですね、来ていただいてお金を流通させることで経済も発展しますし、岡山はせっかく広島でしたり大阪や四国とも交通の便がいいので、そういった利点をもっと出して利用して主張していくべきではないかなと思います。できれば、駅の近くで徒歩10分とか、そういった所がいいかなっていう意見もございますので、もしよろしければご検討ください。

防災意識と規模の大きな避難訓練について

防災意識と規模の大きな避難訓練について話をする様子

大盛トークの様子

私は防災について話させていただきます。
岡山市民は、岡山県民もそうですけど、やはり台風とかも余り来ないし、地震も余りないので、やはり防災意識がどうしても薄れてしまうと思うんです。それで、学校の避難訓練もありますけど、学校の避難訓練ではなくて、地域主体で町内会が主導して町内の人全員の大規模な避難訓練をすれば、大人がしっかりやってるのを見て子供も、ちゃんとやらなきゃなと思うと思うし、大人も子供に格好悪い姿は見せられないと思ってちゃんとやると思うんです。その際に、子供が楽しんでやれるようにこういう防災カードをつくっていけばいいんじゃないかと思います。避難訓練に1回参加するごとに例えばスタンプを1個押したりすることで、例えば4ポイントたまったら非常食がもらえたり、全部コンプリートすると「がんばりシール」とかちょっとしたご褒美のようなものがあれば、子供は喜んでするのではないかと思います。その防災カードの上のほうの絵も小・中学校、高校から公募で募集すれば、こんなのがあるんだと学校でも思うようになるのではないかと思います。
それで、岡山市のホームページを見たところ、防災キャンプというのがあるんですよ。
その内容がすごく良くて、被災した人の講話だったり段ボールでベッドをつくってみようとか、災害時の訓練みたいな感じだったんです。それのPRももっとすればいいんじゃないかと思ったし、その際にもそれに参加したらちょっとスタンプもらえるよとかだったら積極的に参加するんじゃないかと思います。
それから、兵庫県などでは実施しているところが多いと聞いたんですけど、下水道に直結している災害用トイレの設置が岡山は少ないように思うんです。それで、東日本大震災の際にも、避難場所に集まった人からトイレの水が流れなくなって不衛生だという話をよく聞いたので、災害用トイレの設置をできるだけ増やしたほうがいいのではないかと思います。岡山は災害が少ないからそれに安住しているのではなく、災害が少ない、でも万が一のときにどうするんだ、万が一のときも大丈夫な岡山、これはすごく魅力的な市だと思っております。

児童が学習できる場を広げる

今、教師を目指して児童学科で学んでいます。
近年、児童・生徒の学力低下が問題となっていることに注目して、どうすればよりよい方向に進んでいけるのかを考えてみました。
私は、大学生や地域の人などのボランティアを活用して、子供たちの学習する機会を広げられる場を設けてはどうかなと考えています。
そこで、一番取り組みやすいと思ったのが放課後の時間を活用することです。わからないところを質問したい、宿題を済ませて帰りたいと思う子供がいるならば、それを私たち学生や地域の人が見るような仕組みをつくれないでしょうか。日本の先生は、世界的に見ても労働時間が長くて働き過ぎだと言われているように聞いています。なので、放課後まで学校の先生に任せるのではなくて、学校という場をかりてボランティアが面倒を見られるという点もメリットになると思います。しかし、最近は登下校の安全をとても重視していると思います。放課後に残って勉強することで、帰りがばらばらになって集団で一斉下校ができないというのは心配される面もあると考えました。ならば、家の近くまでボランティアメンバーが送っていくようにしてはどうかなと思います。岡山市は早い時期から学校支援ボランティアの仕組みをつくっておられるので、それを活用して私たちは学校現場で学ばせていただいています。その仕組みを活用して、学校の先生の力を借りないでの放課後学習とその後の下校指導にも対応できるようにすることを提案したいと思います。
子供が自分からやりたいと思うことが大切だと思います。子供に放課後の過ごし方の選択肢を増やしてあげたいなと考えました。

学習効率を上げるための睡眠について

学習効率を上げるための睡眠について話をする様子

大盛トークの様子

私は岡山市の小・中学校の時間割りの中にリフレッシュタイムを導入することを提案します。
リフレッシュタイムは、その名のとおり心と体をしばらく休ませ、みずからをリフレッシュすることを目的としています。
まず、実施時間です。小・中学生を対象に考え、給食、清掃後の15分間に行うことを提案します。基本的にこの15分間は教室のカーテンを閉め、机に伏せて寝ます。眠くない場合も目をつむるようにし、15分間はできるだけ何もせず静かに過ごすようにします。小さい音で自然の音、例えば川のせせらぎや小鳥のさえずりなどをかけておくのもいいと思います。
リフレッシュタイムを実施することのメリットは2つあると考えました。1つ目に、仮眠をとることで午後の授業での集中力アップが見込まれます。昼食後は眠気に負けてしまいがちですが、仮眠をとることでその眠気も軽減できると思います。インターンシップで学校に入らせていただいていますが、5校時目が一番効率がよくないように感じます。ここへ大切な授業が来たら大変だなあと思っています。2つ目に、生活時間の中にゆとりを持つことができると思います。生活時間の中で何もしない時間を持つことができると、心の安定にもつながると思います。漢字や計算ドリル、読書などをすき間時間に繰り返し学習に取り組んでいる学校は多いですが、すき間時間までばっちり頑張っていると能率が悪くなってしまうのではないでしょうか。リフレッシュタイムを導入して心と体のリフレッシュ化を図ることでオンとオフがはっきりして、かえって効率がよくなり、学習効果も上がるのではないでしょうか。
問題点は、そんな時間がとれるのかということだと思うんですけれども、午後のことなので下校が15分遅くなることはできない話ではないと思います。一見無駄なようで本当は大切な時間として岡山市で導入してみてはどうかと思い、提案します。

不登校児を減らすためのFamily Dayの設立

私は家族で過ごす時間を増やすために、週に1日、ファミリーデーを岡山市に導入することを提案いたします。
ファミリーデーとは週に1日、親である大人が仕事を定時で上がることによって、夕方からは家族でゆったりと過ごすことができることを目的としています。
まず、実施方法についてです。
働く人のことを考え、週の真ん中である水曜日に取り入れることを提案いたします。その日だけは残業は一切してはいけないことにし、ほとんどのお店も早くに閉め、夕方から家族で確実に過ごすことができるようにします。学校や教育産業もこの日は子供が確実に帰宅できるように協力します。こうして親子の触れ合いが起こり、家族で過ごす時間を増やそうという取り組みです。
ファミリーデーを提案する最大の理由は、岡山市の児童・生徒の不登校率の高さや荒れる中学校の問題などが気になるからです。これらの原因の一つとして、最近の子供たちは習い事を多くしているなど帰宅が遅くて、家族と接する機会が減少していることがあると思います。一方、親の側も仕事に追われ、忙しさの中で我が子の小さな変化を見逃しているのではないでしょうか。家族とゆったり触れ合う時間が増えることで愛情の心地よさを知り、安定した情緒で過ごせると考えました。特に、不登校率の高さや教室の荒れが顕著である中学生の子供を持つ家庭は、これらの時間が必要であると考えます。また、子供たちにとってだけでなく、働く大人の人たち自身にとっても週に1日はノー残業デーとなり、ゆっくりリフレッシュして心にゆとりを持たせることが大切なことだと思います。フランスのように残業してはならないという法律までつくることを言っているのではありませんが、岡山市としてファミリーデーが成立するように企業や学校、教育産業などに働きかけていくことはできるのではないかと思っています。親子でゆっくり心触れ合うファミリーデー実施の岡山市となり、家族とゆっくり過ごす時間を確保することが当たり前のようになっていく中で、現在抱えている問題も軽減していくのではないでしょうか。

国際交流について

国際交流について話をする様子

大盛トークの様子

岡山東国際レオクラブは、岡山東ライオンズクラブさんに支援をいただいて、岡山に来ている留学生や勉強しに来ている若者と一緒に交流をする活動をしているクラブです。今年度からこのノートルダム清心女子大学の正式なクラブとなりまして、現在、部員は48人います。今年の予定としては、岡山市も協賛されているネパール大地震の募金に参加したり、11月にありますおかやまマラソンのボランティアもさせていただく予定です。
私、今、2年生で今年初めて会長になったんですけど、会長になって思ったことが、岡山市で若者たちが触れ合う国際の機会が少ないなということです。ノートルダム清心女子大学では夏休みなどに海外研修に行って若者と触れ合う機会とかはあるんですけど、例えば岡山大学や就実大学などに来られている留学生とかかわる機会が少ないなと思っています。例えば、岡山市の桃太郎アリーナでスポーツ大会をしたりとか、あと留学に来られている方と一緒に郷土料理をつくってみたりとかたくさんできることはあると思うんですけど、なかなかその機会がなくて、先日、岡山外語学院にレオクラブとしてお邪魔させていただきました。そのときに学生さんと一緒にフリートークをしたんですけど、岡山外語学院さんの学生さんも岡山には若者たちと交流する機会が少ないっておっしゃっていて、せっかく岡山に来たから岡山大学とか清心女子大学とかじゃなくて、私たちのような岡山外語学院に来ている人たちでも同世代の友達をつくりたいという意見が出ていました。
是非、国際交流の場をつくっていただきたいと思うのと、あと若者たちに対する国際交流について市長さんがどのようにお考えか教えていただきたいと思います。

ESDかるたについて

私はESDかるたというものを提案したいです。
かるたっていうのは授業の一環でみんなでつくったかるたです。かるたを使ったらESDのことについても学べるし、岡山についても学べると思うんです。学生からは、かるたを小・中学校とかの教育機関に無料で提供して遊んでもらったらいいんじゃないかという意見と、そのかるたを新聞に載せてもらう、数年に一度、かるたを市民の中から募集してESDに関心を持ってもらう、かるた大会の開催で交流の輪を広げることもできる、岡山の町写真かるたもおもしろいかもしれないというような意見もありました。

ESDかるたについて話をする様子

大盛トークの様子

(市長)信号は警察がやってるんだけども、いわゆる交通量を全部計算して、通常の交差点でいくと、例えば右から左、東西と南北、この交通量をそれぞれ比較して大体信号の長さを合わせてる。時間帯をどこまで細かくやられてるのかっていうのは私はよく承知してないんだけども、支障があるところというのは一部修正というのはあり得ると思うんです。だから、警察のほうも理由がないわけじゃないと思いますが、市から警察に伝えてみたいと思います。
自転車道については、もっと走りやすくするように頑張っていきます。
ももちゃりは、今年西口にもつくるし、それからあと岡山大学、それから運動公園にもつくりますから、随分よくなると思います。皆さん使ってください。
それから、料金は、どちらかというと外から来た人用の料金なんです。だから、どこかAからBの地点に行くっていうことを前提にしてるから、60分あれば岡山の市街だったら大体大丈夫だろうと。100円なんだけども、あれはたしか5回使える回数券で300円だから1回60円かな。そんなに高くはないし、このシステム、私も自分でマイちゃりがわりに使ってるから変えてくれって言ったんだけど、それできませんって言われちゃったから、なかなか難しいかもしれません。
防災については、以前、政府の防災の責任者をやっていたから、私の一番得意なところです。岡山は揺れませんね、東京にいると本当に揺れます。だから、どうしても意識が変わってしまう。向こうで緊張感持ってたのが、私がこっちへ来るとやっぱりだめになってしまう。揺れても、ああ、これトラック走ってるんだろうぐらいな感じになってしまいます。でも、おっしゃるとおりやっていかなきゃいけない。そのためには、私も訓練しかないと思う。だから、訓練はやっていくんですが、どうしても強制的にはできません。だから、今おっしゃったような方法も一つあるだろうと思います。
トイレは、今は非常にいいものができていて、災害があった後に下水道につないでいくとかそういうものもあるから、随分よくなってます。
放課後ボランティアを活用していこうっていうのはそのとおり、今もそういう動きになってきてます。具体的にどうやって動いていくか、昔のじいちゃん、ばあちゃんのかわりを誰かがやらないといかんということはそのとおりだと思うんで、具体のシステムを考えていきます。
リフレッシュタイムについては、全く考えたこともなかったので、なかなか新鮮でした。ファミリーデーはおもしろいですね。ノー残業デーっていうのはよく言うんだけど、それはよく考えたら会社だったりそういう組織の論理なんですね。私は、今、政令指定市の中で、ワーク・ライフ・バランスの座長をやってるんです。今度東京でやるんで、そのアイデアちょっと拝借するかもしれません。ノー残業デーって何に使うのかっていう視点はすばらしい発想だと思います。
国際交流については、全体的に言えるのは、皆さん方もそうだけど、年寄りも海外とのつき合いっていうのは苦手ですね。去年、ESDの世界会議をやったんですが、何となく市役所の職員も逡巡してる。もっともっと近づいていかなきゃいけないんだと思います。だから、来年は日本と中国と韓国の地方政府の集まりを岡山でやることにしたんです。こういうことをどんどんどんどん繰り返していくしかない。だから、若い人たちも同じようにどんどん接触をし、例えば学生の皆さんが仕掛けたっていいんです。あまり市なんか待たないほうがいいかもしれない。税金使うって案外難しい、公平感みたいなのもあるから。それはそれでチャレンジしてもらって、私は大賛成だから。だけど、そういうのも待つとともに、もう動けばいい。動くと何かが生まれてきますから、是非動いてください。
ESDかるたについては、ESDって余り知られてないし、どんどんそういうことをやっていただくといいと思います。
今日は本当にありがとうございました。斬新なアイデア、また心のこもったアイデア、いろいろいただきました。私としても、もちろん市の運営をやっていく上でアイデアとしていただきたいものもございますが、やはり皆さんが考えてることっていうのは、すばらしいことを考えておられるんで、それを実行してもらいたいな。具体的に動かないとやっぱり物は始まらないわけであります。是非、一歩前に出ていただければありがたいなというように思います。本当に今日はありがとうございました。

ノートルダム清心女子大学の皆さんとの写真

ノートルダム清心女子大学の皆さんと

お問い合わせ

市長公室 広報広聴課 広聴担当

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

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