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第7回市長と大盛トークを実施しました。

[2014年5月2日]

ID:2405

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会場の南区役所の写真

会場の南区役所

開催日:平成26年4月30日(水曜日)
開催場所:南区役所 中会議室
テーマ:地域の振興について

市長が地域に出向いて、市民の皆様と膝を交えて語り合う「市長と大盛トーク」。
第7回は芳泉・芳田中学校区の皆さん13人が大森市長と意見交換しました。
今後も参加者を公募して、各地域で順次開催していきますので、皆様の応募をお待ちしています。

第7回参加者の皆さん

第7回「市長と大盛トーク」参加者の皆さんと

第7回市長と大盛トークの様子

大盛トークの様子

参加者の主な発言

参加者の主な発言の様子1
  • 私は1歳半の子どもがおります。妻も働いておりまして、昨年11月に保育園に入れなくてはならない時期がきましたが、南区のこのあたりは保育園に空きががなくて入れませんでした。灘崎や御津の方に行ってくれれば入れますよと言われました。このあたりにもう少し保育園ができないのかなという思いがあります。
  • 平成27年から放課後児童クラブは小学校3年生までを6年生までにしなさいと国から下りてきていますが、あと11ヶ月ほどしかございません。進みようが遅いという感じがしております。いいかたちで前に進めていただきたいと思っています。
  • 芳田学区は一番高い所で海抜1.9m、低い所で海抜0.1mです。心配しているのは南海トラフ巨大地震が発生したときの津波の問題です。もうひとつは液状化現象です。道路が寸断されたり家が傾くかもしれません。南海トラフ巨大地震がもし発生した場合に備えて、何かしておかないといけないという思いがあります。高台をつくって、そこへ一時避難するという方法はとれないのかなと思います。
  • 芳泉学区では避難所は小中学校の体育館と南ふれあいセンターです。南ふれあいセンターは海抜がものすごく低いのです。平成23年の台風12号のときに避難勧告が出て、行こうと思って私も出てみたのですが、水が多くて行けませんでした。それから、市の広報車がまわっていましたが、水のない通行しやすい幹線道路を行くので、町の中の方ではよく聞こえず何を言われているのかわかりませんでした。
参加者の主な発言の様子2
  • 芳泉学区の福田地区は人口が6000人です。若い世代も小さいお子さんを連れて入ってきています。用水路と道路の境にフェンスがないところがあったり、危険箇所がいっぱいあるのです。また、福田地区には公園がないので、コミュニティーをつくっていくうえでも、ふれあう場や緊急避難場所として公園が必要と思います。
  • 私は愛育委員を11年やっています。愛育委員として「保健所からのお知らせ」を地域に配布していますが、福田地区は2230世帯あるので、配布量が多く110キロぐらいになります。お願いして公会堂に直接配送していただくようになりましたが、5月に配布する「けんしんガイド」は南ふれあいセンターの保健センターに取りに行っています。毎年お願いしているのですが、これも公会堂に直接配送してほしいのです。それから、芳泉学区には「愛育委員とすこやかなこどもを育てる会」があり、健康づくりのため「こつこつ体操」というのを広めています。
  • 私は後楽園のボランティアガイドをして6年になります。岡山の知名度が非常に低いということを身をもって感じています。このあいだ、NHKの番組でやっていたのですけど、47都道府県のうち41番目でした。今度、ESDのユネスコ世界会議があります。ESDは直訳すると「持続可能な開発のための教育」ですが、意味が全くわからないのです。世界中から岡山へ来られるのだから、この人たちをもてなし、気持ち良く帰っていただくようにするためには、まず市民に、どういうことをするのか教えることが必要と思います。市民の盛り上がりを期待しています。
参加者の主な発言の様子3
  • 私は0歳児においしいものを食べさせたいという思いがあります。お米で1時間かけてお粥を炊くと甘みがでてとてもおいしいのです。これは離乳食にも介護食にもなります。運動と食事は健康にとって大事なことですので、食の大切さを広めていきたいと思います。
  • 市政だよりを配る広報活動のことですが、配布する役員が高齢化してきてます。コーポやマンションが建ち、2階3階へと階段を上がって配ることが非常に困難なのです。ごみステーション設置の場合のように、コーポやマンションには1階に郵便受けを設置することを義務づけていただきたいと思います。
  • 私は芳田学区の消防分団の団員です。大雨のときは出動して水位をみるのですが、米倉、泉田、当新田地区は土地が低いので、大雨で笹ヶ瀬川が溢れたら何mか浸かります。根本をいえば、淡水湖に溜まる水を海に出すことを考えていただきたい。満潮時に淡水湖をせき止めたら溜まる一方なのです。
  • 防災についてですが、南区全体に避難箇所がいろいろありますが、避難経路の問題があります。平成23年の台風12号のとき、避難勧告が出た時点ではすでに冠水して通れない道路がたくさんありました。南区に関しては早めな処置を考えてもらいたいと思います。
  • 大雨で、淡水湖の水がいっぱいになり、防災活動の現場では水が溜まってきているという時は、笹ヶ瀬川の水位管理を大局的にみて危機管理をしてほしいのです。

市長の主な発言

市長の主な発言の様子1
  • 3.11東日本大震災が起きる半年前まで、私は国の防災担当の局長をしていました。3.11のちょうど1年前、チリの地震で、津波がこっちにも来るという話がありましてね。それ以前の1960年チリ地震での津波は大きなもので、相当の方が亡くなっています。よくわからなかったのですが、とにかく太平洋沿岸地域に各警報、注意報を出しました。そのとき皆さん避難しないのです。ある人は磯釣りをしているのです。沿岸をずっと写しておりますからよくわかるんです。結局、大きな津波は来ませんでしたが、宮城の牡蠣や三重の阿古屋貝(真珠貝)などの養殖施設はずいぶん被害を受けました。
  • やはりお願いしたいのは、防災訓練、避難訓練です。これは体でやってないとそのように動かない。体で覚えていないと本当に災害が起こった時に動けない。具体的にどう逃げるのかということを地域でぜひやっておいていただきたいなと思います。
  • 実際に災害が起こった時に訓練どおりやっていいかどうかということもあるのです。以前、兵庫県の豊岡で災害が起きて、訓練どおり逃げてうまくいった。ところが再び災害が起きて同じように避難をしたら、途中で激流に足をすくわれて家族が亡くなられた。そのときは自宅にいたほうが安全だったのですが、これも裏山が崩れないかという話があって、比較したらどっちがいいのか結構きわどいところがあったんです。本当に臨機応変にやらないと危ないのです。
市長の主な発言の様子2
  • 私も芳泉学区の福田地区をまわっていて、これは大雨の時危いなと思いました。地球温暖化と大雨は因果関係があると気象庁は言ってますから、必ず大雨が増えます。地球温暖化で飽和水蒸気が増え、上昇気流に乗って大雨になります。それで福田地区のように用水路の蓋がないところは、どうやって避難するのかということを、よく話をしていただかないといけないのです。避難したらかえって危ないので家の2階にいくとかですね。どの程度の災害なら自分はどうするかといった、きめ細かな対処が必要になってくるような気がします。
  • 女性が働けるように環境を整えることは必要不可欠だと思います。局の担当に聞いたら、待機児童がゼロと言うんですね。岡山のどこかに行けば保育施設はあると。その保育施設へ行ける、岡山における常識的な範囲はどの程度のものなのかが重要です。待機児童ゼロの定義は2~30分で子どもをあずけられる保育施設に子どもを必ず入れられるということにはなっています。その2~30分というのが、どれくらいの距離を指して、いったいどうなっているのかということを調べて、常識的な範囲での岡山らしい定義をして、その定義の中での保育施設の充実というものが必要でないかと考えております。
市長の主な発言の様子3
  • 今秋開催の「ESDに関するユネスコ世界会議」には延べ3000人、外国からは1000人ぐらいの方が来られます。国連のユネスコが日本で会議を開催することがあまりなく、国連の会議も東京・横浜の首都圏以外で開催することが滅多にないのです。首都圏以外での開催は広島、長崎での核軍縮の会議とか、水俣での公害関係の会議とか、要するに何かがあるからです。岡山市もESD活動なるものが結構盛んだったから、ESDの会議を開催することになったのです。
  • ESDを一言で言うと「地球を長持ちさせよう」という活動です。省エネ、防災、環境保全の活動もそうですし、戦争しないように国際交流をして、国際平和をやっていきましょうというのもそうです。「ESDに関するユネスコ世界会議」はそういった活動を世代を超えてやっていきましょうという会議です。ぜひ皆さんもESDを広げてください。
  • 岡山の情報発信度ですが、ある民間コンサルタントの調査によると47都道府県のうち46位というのがあります。それは行政とかなんとかいうよりも、岡山県民ひとりひとりの問題だと思います。我々が地元に愛着を持ってやっていくことが多分必要だと思います。僕はそのためにいろんなことをやっていきたいなと思います。まずは我々の祖先をどれだけ敬っていくのか、吉備豪族から始まり、桃太郎伝説も多分そのときにできて、そこから宇喜多家や池田藩、そして明治も結構なかなかの方が出ています。犬養毅が岡山の人間だと知らない人がいっぱいいますよ。高知に行かれたことがあると思いますが、高知城あたりは明治維新のときの人たちの兜が出ています。今までの歴史を大切にしている。全体の集合体の情報発信というのはそういうことだと思うんです。一人でやれることは小さいかもしれませんが、私はふるさとが好きで戻ってきたので、これから少なくとも1期3年半はあるわけで、3年半は全力を尽くしたいと思います。皆様方にもよろしくお願いしたいと思います。

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市長公室 広報広聴課 広聴担当

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